404_はたけの花たち08(裏白父子草)
裏白父子草(ウラジロチチコグサ)。
こちらは1970年以降の外来種で、父子草というのもあってそちらは在来種のよう。
この花はちょっと変わっています。蕾の状態から、いきなりたんぽぽのような綿毛になってしまうのですから。
まず、これが多分、花の状態。
そして、いきなり綿毛のようなものがのぞいてきて、
開き、
飛んでいきます。
タネが富んでしまった状態。
ちなみに、タネを指先にとってみるとこんな感じ(とても小さな綿毛状のタネだとわかってもらえると思います)。
調べてみると、どうも花の頭の部分が少しだけのぞいていているような状態が花で、外見上は花にならずに、開いた時にはすでに種になっているようなのです。それで、花を経ずにいきなりタネに(親から子に)なるという意味で、父子草という変わった名前になったのではないかと思うのです。
しかし、そういう語源であるということは、インターネットで少し調べただけでは出てきません。同じキク科で似た草に母子草(ハハコグサ)というのがあり、それよりも地味なので父子草と名付けられた、とあるくらいです。
そして、母子草の由来は、「葉や茎が白い綿毛に覆われている姿を、母親が子を包み込む様子に例えた」という説や、『白い綿毛に覆われている葉を「乳児の舌」に見立てた』という説、『葉も茎も白い綿毛に覆われて、ほうけたような状態に見えることから「ホウコグサ」が転訛した』という説などいろいろあって定説はないようです。
しかし、調べてみると、母子草の花は、すべて管状花(細長い花)で、中心には両性花があり、周囲には雌性花がたくさんある。と書いてあり、父子草の花は、同じように中心に両性花があり、その周囲に雄性花がたくさんある、と書いてあるのです。
雄性花と雌性花の区別は私にはつきませんが、昔の人はちゃんと区別できていて、雌性花なので母子草、雄性花なので父子草としたのではないかと思います。
ちなみに、母子草は写真に撮れてないのでわかりにくいのですが、花の先の部分が黄色くなっていて結構目立って出ているので、見た目は花らしいものの、やはり父子草のようにいきなり綿毛状のタネになります。
真偽のほどは、とりあえず確かめられませんが、私の説の方が正しいような気がします。
長くなりすぎたので、今回は一つの花だけにして、別の花は別の記事に譲ります。
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こちらは1970年以降の外来種で、父子草というのもあってそちらは在来種のよう。
この花はちょっと変わっています。蕾の状態から、いきなりたんぽぽのような綿毛になってしまうのですから。
まず、これが多分、花の状態。
そして、いきなり綿毛のようなものがのぞいてきて、
開き、
飛んでいきます。
タネが富んでしまった状態。
ちなみに、タネを指先にとってみるとこんな感じ(とても小さな綿毛状のタネだとわかってもらえると思います)。
調べてみると、どうも花の頭の部分が少しだけのぞいていているような状態が花で、外見上は花にならずに、開いた時にはすでに種になっているようなのです。それで、花を経ずにいきなりタネに(親から子に)なるという意味で、父子草という変わった名前になったのではないかと思うのです。
しかし、そういう語源であるということは、インターネットで少し調べただけでは出てきません。同じキク科で似た草に母子草(ハハコグサ)というのがあり、それよりも地味なので父子草と名付けられた、とあるくらいです。
そして、母子草の由来は、「葉や茎が白い綿毛に覆われている姿を、母親が子を包み込む様子に例えた」という説や、『白い綿毛に覆われている葉を「乳児の舌」に見立てた』という説、『葉も茎も白い綿毛に覆われて、ほうけたような状態に見えることから「ホウコグサ」が転訛した』という説などいろいろあって定説はないようです。
しかし、調べてみると、母子草の花は、すべて管状花(細長い花)で、中心には両性花があり、周囲には雌性花がたくさんある。と書いてあり、父子草の花は、同じように中心に両性花があり、その周囲に雄性花がたくさんある、と書いてあるのです。
雄性花と雌性花の区別は私にはつきませんが、昔の人はちゃんと区別できていて、雌性花なので母子草、雄性花なので父子草としたのではないかと思います。
ちなみに、母子草は写真に撮れてないのでわかりにくいのですが、花の先の部分が黄色くなっていて結構目立って出ているので、見た目は花らしいものの、やはり父子草のようにいきなり綿毛状のタネになります。
真偽のほどは、とりあえず確かめられませんが、私の説の方が正しいような気がします。
長くなりすぎたので、今回は一つの花だけにして、別の花は別の記事に譲ります。
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