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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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春の海月は西方(にしかた)日は東     村夏至かく

[2014年05月16日(Fri)]
140516日の出と16夜03 縮小.JPG

江戸時代中期の俳人 与謝蕪村の有名な句に「菜の花や月は東に日は西に」というのがあります。

日の長くなってきた夕暮れ時、菜の花の広がる野の東側から満月間近の月が昇りつつある。そして西には沈み行く日が。

この光景を写真におさめることができるといいな、とずっと昔から思っていましたが、現実的にはなかなか難しい。何しろ、このとき月と太陽はほとんど真逆(180度)の位置にあるわけですから。

それでも、菜の花を見るたびに、この場所だったらどうだろう、といつも気になっていました。

最近、三日月の月の出や、満月の月の出を撮ったりして、その写真を知り合いに見せたりしていると、冒頭の句を知っている人が、あの光景を写真に撮れたらいいのに、とあらためて言うので、私も一応、「魚眼レンズなら、ぎりぎり月と太陽を端と端におさめて撮ることはできるはずだけど、相当小さくなってしまいますからね」と答えて、「実際には、やってみたことがないので、今度機会があったらやってみましょう」と言ってしまいました。

魚眼レンズというのは、360度全体を写すことのできるレンズを、魚が水面下から上空を見るとそういう感じになるのに見立てたネーミングで、大雑把に2種類あります。

文字通り、360度全域の全てが写るようになったもので、これは空の雲の占有率を測定したり、監視カメラ的なものに使われたりして、写真にすると円になります。

もう一つは、対角魚眼といって、その円を、その円に接する長方形で切り取った画面になるものです。対角線がちょうど180度になるので、対角魚眼というわけです。

私が持っているレンズは対角魚眼レンズなので、理論上はその対角線上の両端に太陽と月がぎりぎり入るわけです。

もう一つ別問題として、冒頭の写真を実現しようとすると、菜の花の咲いている時期に、360度が見渡せる場所で満月の前の日かその前の日(14夜か13夜)に日没直前にその場所に行かないといけません。最大でみても、年4回(3月か4月の13夜と14夜)しかチャンスがなく、今年に関してはすでに終わっています。

それとは別問題として、日が沈む西側に山がある私の住んでいる岩国では、日が沈むときは、まだ太陽がとても明るく、写真にその形が写るのは難しい。日の沈むあたりに薄い靄がかかっていて、太陽の形が写真に撮ってもわかるような気象条件でないといけません。

ということで、逆の状態、日が東から昇って、月が西に沈む時を狙ってみることにしました。それは、満月の次の日かその次の日(16夜と17夜)の日の出の時間帯ということになります。

それが、今日、5月16日の日の出時間である朝5時12分からの十数分ということになります。

どんだけ、前振りが長いのでしょう。

ということで、表題の写真句ができあがりました。

思った以上に、太陽と月がはっきり見えます。端っこのほうなので長細くゆがんでいますが、それはいかんともしがたい。

備考:撮影機材、ボディ=オリンパスOM-D EM-5、レンズ=LUMIX G FISHEYE 8o F3.5

追記:かなりゆがんでいるので、海が宇宙で、空が地球にも見えますね。写真にカーソルを当ててクリックすると、写真が大きくなるはずですので、両端にある太陽と月が見えると思います。

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