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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学』についての追記。「清潔」とは?

[2014年02月05日(Wed)]
前の記事で紹介した『傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学』について、長くなりすぎたので別記事にして少し追記を。

皮膚常在菌が外部からの細菌の進入を一次的に防いでくれているわけですから、石けんなどを使いすぎて皮膚常在菌まで洗い流してしまっては意味がない(というより、よくない)わけで、実際、皮膚から出る皮脂や老廃物は水溶性のものがほとんどなので水だけでもいい、ということで、著者も石けんをあまり使わなくなった(焼肉やタバコのにおいは石けんでないととれないらしい)という話が出てきます。

私も、以前から知り合いで、石けんは使う必要なんてないから使わないという人を知っていて、それもそうかもしれないと思っていたものの、踏み切れずにいたのですが、本を読んで一気に試してみようという気になって、試しています(実は本を読んだのは年末なのでかれこれ1ヶ月以上)。

おじさんですから、比較的あぶらっぽいのですけど、結構お湯だけでも汚れは取れるもんだなあというのは実感しています。

ついでの効用というか、石けんをあまり使わないようにして、手指で直接肌を洗うようにすると、(今まで洗い布で洗っていたのに比べて)体の隅々まで丁寧に触るようになり、「ああ、このあたりはガサガサになっているなあ」、とかよくわかるのです。自分の体の状況を知るという意味で、いいことなのかもと思ったりします。

おまけに書くと、以前、はたけ通信の部分で、ナスやトマトなどの芽欠きは鋏(ハサミ)などの器具をつかうより手でやったほうがいいのは、生物の表面というのは、微生物のバランスがうまく取れているので、細菌がないという意味での清潔ではないかもしれないけれど、無生物の表面よりきれいなのだと思う、というような意味のことを書いたのですが、この本を読んでより詳しいことがわかって心強い思いをしたと同時に、やはり、自然界のバランスというのは本当に緻密で素晴しいということに感心するばかりです。

どんどん広がりをみせている「除菌○○」。いわゆる清潔神話については、害のほうが大きいと感じているので、折に触れて取り上げたい話題ではあります。


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