『オロ』
『オロ』(ドキュメンタリー映画、監督:岩佐寿弥、2012年)

「6歳のときにヒマラヤを越えて、チベットから亡命した少年の物語」。
このドキュメンタリーは、ちょっと変わった作り。途中で、主人公オロの語りが入るのですが、語りを拾うマイクが画面の中に入っていたり、後半、別の難民の村を訪れるシーンでは、監督と通訳とオロが一緒に写っていて、オロがカメラを構えて監督に演技指導のまねっこをするシーンがはさまれていたり、メイキングも含めたような感じになっていて、それがまた、いやらしくなかったりするのです。
6歳で親から離れて、仕送りを受けながらインドのチベット子ども村での教育を受けるオロは、日本にいる私たちからすれば悲惨な状況にありながら、あくまでお茶目で、魅力的。全体を通して、希望を感じさせてくれるあたたかい映画です。
旅先など、食事時などで何気に即興ででてくる歌がきれいで、そういった文化を感じさせる描写も個人的に好きです。
9月21日まで、広島の横川シネマで。
久々に横川シネマに行って、欲張って一度に3本も観てしまったのですが、さすがつらかったです。1本1本じっくり観たかった(でも、何度も行くのもこれまた時間的に、金銭的につらい)。
「6歳のときにヒマラヤを越えて、チベットから亡命した少年の物語」。
このドキュメンタリーは、ちょっと変わった作り。途中で、主人公オロの語りが入るのですが、語りを拾うマイクが画面の中に入っていたり、後半、別の難民の村を訪れるシーンでは、監督と通訳とオロが一緒に写っていて、オロがカメラを構えて監督に演技指導のまねっこをするシーンがはさまれていたり、メイキングも含めたような感じになっていて、それがまた、いやらしくなかったりするのです。
6歳で親から離れて、仕送りを受けながらインドのチベット子ども村での教育を受けるオロは、日本にいる私たちからすれば悲惨な状況にありながら、あくまでお茶目で、魅力的。全体を通して、希望を感じさせてくれるあたたかい映画です。
旅先など、食事時などで何気に即興ででてくる歌がきれいで、そういった文化を感じさせる描写も個人的に好きです。
9月21日まで、広島の横川シネマで。
久々に横川シネマに行って、欲張って一度に3本も観てしまったのですが、さすがつらかったです。1本1本じっくり観たかった(でも、何度も行くのもこれまた時間的に、金銭的につらい)。

タグ:チベット
3本とも、あとでじんわりくるような作品です。
私の感想はあくまで参考として、楽しんでください。