子どもに見せたくないTV番組 [2013年06月30日(Sun)]
日本PTA全国協議会が実施しているアンケートで、 「子どもに見せたくないTV番組」の項目が、 今年から廃止されるそうです。 このニュースを見て、 「まだやっていたんだ」、 というのが率直な感想です。 どんなものか見てみたら、協議会のホームページにありました、 「子どもとメディアに関する意識調査」 という立派な報告書です。 テレビや、ゲーム、携帯電話、パソコンについて、 様々な調査が行われていました。 全体に関して問題となっているのは、いつの時代も同じ、 性的なもの、暴力的なもの、が問題になっているように 感じられました。 そのような媒体が、子供の目に触れる場所にあることが問題、 確かにその通りだと思います。 ただ、今後もっと重要視してもらいたい、 もっと深く調査してもらいたいと思うのは、 携帯電話経由の、メールやSNSに関しての実態です。 書店やコンビニでなくても、有罪とされている情報は、 ネット上に溢れています。 ただ、それらの情報が可愛いと感じられるほど、 子供社会のネットワークは、危険をはらんでいると思います。 平成23年度の結果では、小学校5年生の保護者の約24%が、 中学2年生保護者の約36%が、携帯電話の心配点として、 「メール機能の悪用、掲示板等によるいじめや恐喝」をあげています。 中学生の親の3人に1人は、2年前から、 この問題に対して心配を持っています。 親が心配するほどですから、実態はどこまで広がっているか、 全く想像もつきません。 この問題は、親が子供に聞くのはとても難しいので、 学校での匿名アンケートで、現状を把握するべき問題だと、 思っています。 携帯電話の急激な進化により、スマホを持っていないのが 仲間はずれの原因になったり、電話機能でのグループ化による、 いじめの問題も報告されています。 ただ、子供の世界のことは事件として表面化するまで、 大人の世界には見えてこない問題です。 生の声として、便利になりすぎた携帯電話の悪影響を、 数値化して捉えてほしいと思います。 |