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リストラは景気回復の副作用? [2013年07月03日(Wed)]
リストラは景気回復の副作用である、という
怖いニュースを見つけました。

徐々にではありますが、業績が良くなっている企業が、
増え始めているのに、相変わらず減らないリストラのニュース。

リストラが減らない理由は、業績が回復しつつある企業が、
リストラに着手し始めた、という話題です。

まとめると、業績が好転し始め余裕が出始めた企業が、
さらに業績を安定させるため、最初に着手することがリストラ、
ということです。

リストラをするにもお金がかかり、業績が悪化状態では、
やりたくても、できないのがリストラだそうです。

確かにリストラするにも、相当な金額が必要ですし、
その資金を用意するにも、業績が悪ければ、
手当てをする算段すら無いのかもしれません。

離婚するのにも、時間とパワーが必要、ということと
なんとなく似ている気がします。


業績が少し良くなったが、まだこの先どうなるかわからない、
こんな状況は、企業にとって、リストラに着手するには、
もってこいのタイミングだそうです。

ダイエットと同じで、余裕のある時に、
どれだけぜい肉を落とし、からだをスリムにしておくか、
そんな考え方でしょうか。

これまでの状態だと、収入は減る一方で、
会社が倒産するのでは、と言う心配ばかりの毎日。

ちょっと良くなってきたか、と感じれば、今度はリストラの心配、
まったく何もいいことないですね。

どっちに転んでも、お先真っ暗の状態は、
まだまだ当分変わらないようです。


思えば、少し前から、年金支給年齢が引き上げられたことから、
60歳を超えても企業は出来る限り雇用を続ければならない、
定年後の第二の就職、などと甘い言葉ばかりが目立ちます。

しかし現状は、目に見えるほど景気は良くならず、
物価の上昇だけは誰の目にも明らかになり、企業が良くなれば、
大静粛、リストラの話題。

建前と現実が、はっきりとわかるように
なってきてしまいました。

文句を言っていてもしょうがないので、
自分の身は、自分で守っていくことが、
本当に必要になる時代に差し掛かっています。

子どもに見せたくないTV番組 [2013年06月30日(Sun)]

日本PTA全国協議会が実施しているアンケートで、
「子どもに見せたくないTV番組」の項目が、
今年から廃止されるそうです。

このニュースを見て、
「まだやっていたんだ」、
というのが率直な感想です。

どんなものか見てみたら、協議会のホームページにありました、
「子どもとメディアに関する意識調査」
という立派な報告書です。

テレビや、ゲーム、携帯電話、パソコンについて、
様々な調査が行われていました。


全体に関して問題となっているのは、いつの時代も同じ、
性的なもの、暴力的なもの、が問題になっているように
感じられました。

そのような媒体が、子供の目に触れる場所にあることが問題、
確かにその通りだと思います。

ただ、今後もっと重要視してもらいたい、
もっと深く調査してもらいたいと思うのは、
携帯電話経由の、メールやSNSに関しての実態です。

書店やコンビニでなくても、有罪とされている情報は、
ネット上に溢れています。

ただ、それらの情報が可愛いと感じられるほど、
子供社会のネットワークは、危険をはらんでいると思います。


平成23年度の結果では、小学校5年生の保護者の約24%が、
中学2年生保護者の約36%が、携帯電話の心配点として、
「メール機能の悪用、掲示板等によるいじめや恐喝」をあげています。

中学生の親の3人に1人は、2年前から、
この問題に対して心配を持っています。

親が心配するほどですから、実態はどこまで広がっているか、
全く想像もつきません。

この問題は、親が子供に聞くのはとても難しいので、
学校での匿名アンケートで、現状を把握するべき問題だと、
思っています。

携帯電話の急激な進化により、スマホを持っていないのが
仲間はずれの原因になったり、電話機能でのグループ化による、
いじめの問題も報告されています。

ただ、子供の世界のことは事件として表面化するまで、
大人の世界には見えてこない問題です。

生の声として、便利になりすぎた携帯電話の悪影響を、
数値化して捉えてほしいと思います。



コスパ至上主義 [2013年06月24日(Mon)]
何かの雑誌で読んだ、
コストパフォーマンスにうるさい人は仕事ができない、
という記事。

コスパの追求が悪いということではなく、
コスパだけを考えることが悪いという記事でした。


読んでみてなるほどと、思ったのですが、
仕事をする時の実行予算、その実行予算に対してできた成果が、
コストパフォーマンスにつながることが薄れています。

私の知っている会社では、実行予算をどれだけ安くできるか、
に必死になっています。

実行予算で物を作ったら、クライアントが予想もなかった、
いい物ができれば、クライアントにとっては、
コストパフォーマンスが良いということになります。

それを無視して、実行予算を減らすことばかり考え、
それがコストパフォーマンスだと勘違いしている人間が、
割と多いことに気がつきました。

実際にやる側も、予算が少なくなれば、
増えるのはリスクばかり、パフォーマンスの高い成果物が
できる可能性すらもなくしてしまいます。

これを、さらに追い詰めてしまえば、
安かろう悪かろうの商品が、大量生産されてしまいます。


予算がない、厳しい状態は分かるのですが、
考え方を変えれば、利益がほとんどない仕事で納めたものが、
評判がよくて、次の仕事につながった。

厳しい予算の中でやりくりをして、なんとか仕上げる、
それが結果として、高評価につながり、
次の仕事、新規の仕事に発展する。

これも立派なコストパフォーマンスだと思います。

労力にしろ商品にしろ、物の値段は必ずあります。
その値段を、安くするということは、何かがなくなる、
何かが低下することになります。

人件費を安くする、予算を減らす、必ずどこかに影響が出て、
結果として、満足してもらえない成果物が出てきます。

その仕事だけを考えれば、利益率が高く、
成功ということになりますが、単発勝負で、
次にはつながっていきません。

そんな事をやってしまっている、経営者や上司、
本当に多いです。

人間のモチベーションを下げてしまえば、
すべてのパフォーマンスが低下する、
コスト削減もやりすぎは、逆効果になってしまいます。