神田エリアの”道の駅”的な存在として、月1回の定期開催されている「ちよだ青空市」。
今週の水曜日7月4日でなんと、記念すべき20回目を迎えることができました!
そんなお祝いムード(?)を反映してか、梅雨の間の一休みの青空
のもとにスタート。
出店者さまは
・静岡県:水内様
・複数県:べジフルタウン様
・東京都:チョウタリの家様
・南魚沼市:南魚沼大久保農園様
・青森県:インナップ様
・山形県南陽市:南陽市商工観光ブランド課様
・茨城県つくば市:つくばアグリサイエンス様
・香川県三豊市:大地と語り合う会
・千葉県:あいよ農場様
・栃木県:ビジネスアルファ総合研究所様
・神奈川県:アースワークルーム様
・東京都青梅市:小山製菓様
・東京都千代田区:あつんこパン様
↑ランチタイム前後がピーク。デッキいっぱいにお客さんが来てくださり、すれ違うのもやっと。
朝からぐんぐん気温が上がって、お昼には30度に届こうという陽気に
。
梅雨時特有のムシ暑さながら、出展者の熱意も負けていません!
建物寄りのデッキサイドには、旬の野菜を中心に、合間に並ぶ雑貨類も魅力的。
広場スペースには、前回同様、美味しそうな香りを漂わせるデリ製品のブースも登場しました。
そんな中、目に飛び込んで来たのが、色とりどりのさまざまなフルーツたち。
山形からは、ブランドさくらんぼの「佐藤錦」と「紅秀峰」が宝石のようにきらめいて
。
懐かしのメロン「クイーンエリザベス」は、カナリアイエローの美しい色合い。
西表島から届いた小型のパイナップル「ピーチパイン」は、その名の通り、ももさながらの香りを漂わせます。
ジャムにしても美味しいブルーベリー、希少で栄養価の高いボイセンベリーなどもラインナップ。
また、その糖度の高さから名づけられた「フルーツアスパラガス」は、柔らかくて甘いため生でもおいしくいただけます。
中には、「その桃、ここでおやつに食べるから切ってね」なんてオーダーする人も…。なるほど、今度マネしてみようかな。
↑おやつに買われていった桃。瑞々しさと甘い芳香に、ついその場で食べたくなるのもナットク。
↑昭和40年代に一世を風靡したという「クイーンエリザベスメロン」。これを知っていると年がバレる?
↑これはフルーツ? いえいえ、すべてズッキーニです。細長タイプから丸型からUFOタイプまで、色も形もさまざま。
もうひとつ興味を惹かれたのが、充実した雑貨類。
青空市の主役である野菜がモチーフとなった、キッチングッズやステーショナリー、アクセサリーなどが並ぶお店は、品物の愛らしさと豊富さでつい夢中になってしまいます。
青梅市郊外で工房を持つ女性ガラス作家の作品は、夏らしくて涼やか。風鈴の音にしばし暑さを忘れます。
ネパールのフェアトレード商品を扱うお店もあり、カレーミックスやストールなど、その土地らしい商品の魅力に加えて、現地の生活向上を支援できる仕組みに共感して買い求める人も。
そう、日本国内だけでなく、グローバルな製品を扱うお店も「ちよだ青空市」にはしばしば登場しているのです。
また、製品をめぐる面白いお話を聞けるのも「ちよだ青空市」の魅力。
米作りを極める魚沼の農園のブースでは、鯉を水田に放つことで、自然に近い米作りを実践しているとか。
苗の間を鯉が泳ぎまわっている風景、いつか見てみたくなりませんか?
また、普通のティーバッグかと思いきや、特許により栄養素を壊さずに緑茶を製品化したという、伝説のお茶名人の製品も。
サンゲタン用漢方ミックスを売るお店では、「韓国では、土用の丑のウナギのように、熱々のサムゲタンを夏バテ防止に食べる」という豆知識を教えてくれました。
さて、個人的なMVPは……
香川県で採れたフルーツを使った「ボイセンベリー&豆乳のジュース」
ボイセンベリーは果実が柔らかく傷みやすいため、
オーダーごとに冷凍で配送される仕組みになっていましたが、
この日は特別に豆乳で割ったジュースが店頭に登場
甘みと酸味の強いボイセンベリーに豆乳のまろやかさがベストマッチ。
理屈はさておき、暑い最中に飲む、冷た〜いジュースの美味しさにヤラレました
↑写真右下のミキサーに入っているのがジュース(わかりにくくてスミマセン)。甘酸っぱさがヤミツキに。
午後には、我が大塚さんが売り切れのたびに鳴らす鐘の音も増え、閉店時間に。
気温に負けない盛り上がりを見せた一日でした。
次回の青空市は、8月は9日(木)に15時〜21時、夕方市として開催します!ビアガーデン風な夕方市として開催します。
そして、翌日10日(金)は場所をホテルグランドパレス(九段下)に変えて、
「第2回ホテ市」(産直市)を開催します!!北海道十勝のウマイものが大集合します!お楽しみに!!
取材・文/鈴木糸子