二週間目のKさん [2007年09月18日(Tue)]
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ニート等の若者の就労支援をしている友人から、やる気はあるのだけれど機会に恵まれなかった為、ニートをしているKさんの話を聞いたのは、二ヶ月ほど前のことでした。
よかったら一度会って、と言っているうち、どちらも忙しくてチャンスがないまま9月になっていました。先々週の土曜日、飲み会をしている場に、友人と一緒に現れたKさんは、とてもピュアな感じで、ガラス細工のように思えました。 高校卒業後、専門学校に行き、中退されたそうです。 以来、アルバイトを数年されていたものの、この6年ほどは、全く職についていないという31歳。物静かで、ほとんど話されないものの、受け答えはきちんとしていて、礼儀正しく、職に就けないのが、不思議な気がしました。 聞けば、企業が求める能力を自分は持ってないからと思い込み、引いてしまわれているようです。 実際、年齢は30歳を超えていても、社会での経験がないと、今のノルマが多かったり、競争の激しい中で、彼のような、静かな人が仕事を見つけるのはかなり難しいかもしれません。 ちょうど、半月ほど前、事務の女性が結婚退社されるので、正社員で求人したところ、すぐ10名ほど申込みがあり、取り敢えずその方たちの面接をしました。 30代半ばか50歳まで、全員シングルで、直前は、派遣社員という人ばかりでした。 シングルの女性が、派遣社員で暮らす厳しさを思うと、胸が痛みました。 お断りしなくてはいけないことに、社長は、罪の意識を覚えると辛そうでした。 皆さん、望んで派遣社員になったというよりは、体制がそうなってしまって、という感じの方が多かったです。 Kさんは、「もしよかったら会社を見に来て、よかったら最初アルバイトでもしますか?」とお話したところ「行きます」との事で、先週月曜日に会社見学に、四日市から、名古屋の西の外れのわが社まで、1時間半かけて来られました。 見学だけのつもりでしたが、そのまま仕事をしていくとのことで、5時半迄おられました。 翌日からも毎日元気に通ってこられ、今日から二週目に入りました。 少しづつ、慣れて、顔つきも明るくなってこられました。 会社のお母さん、保井さんにどう?と聞いたところ、「マジメだし、仕事も丁寧で、大丈夫じゃない」とのこと。 今井田さんは、彼は、何か分かったなと思われる時、目が輝くから、大丈夫じゃないかなぁとのことでした。 みんなが、さりげなく気を配り、見守っている様子を見ていると嬉しくなります。 昔は、新人が入れば、長い目でみて、育てる気風が社会全体にあったのが、どんどん労働力とみなされるようになり、見守って育てる余裕がなくなっていることが大きな問題のように思えます。 Kさんが、明るい表情になって、仕事に向かっている様子を見ていると、何だか嬉しい今日この頃です。 |
Posted by
eco-branch
at 21:20



