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my website (03/08)
今こそ、基礎自治体、そして、地域・市民・団体の力、協調が問われる@―日米基礎自治体の基礎比較 [2020年06月19日(Fri)]

nichibeikisojichitai 0 .jpg

コロナ禍は、世界人口が戦後3倍75億人に増すに至って、現代人類社会の能力が、「国際」レベルはもとより、「国家」レベルすら、諸国家・政権が自ら分断したり、ガバナンスを州・県・首長に投げ出し、放棄する等、最早「国家」レベルでのガバナンスが及ばないことを明示しているようだ。


経済維持保健維持かが天秤にかけられ、「王政」「帝政」から共和制、市民の誕生から始まった近代も、第二次大戦後世界から、東側陣営の崩壊を経て、統治機構自身が、賭博を愉しみ、票も金で買うことが言われるようになって、金優位の、結果的には「政府」セクターから「市場」セクターにガバナンスの担い手を徐々に譲っていくことを目の当たりにしている。

「市場」セクターがどこまで引き受け得るか不明の中、国家レベルから基礎自治体レベルへのこの歴史的大転換期に「非政府セクター」「非市場セクター」「市民セクター」「地域コミュニティ」の、或いは「基礎自治体」との協調、責任が問われていると思う。


現代の「平均国家」は3,750万人75万㎢、人口密度50/だ。


日本1.26億人38万㎢332/


米国3.15憶人963万㎢33/


(約75億人(国連推計中位値近似)を約200ヶ国(国連加盟国193ヶ国)で割ると3,750万人。世界の国土総面積を1.5億㎢(領有権主張が複雑で、実効支配は及ばず、極端に定住人口が少ない南極、凡そ1/10である0.144㎢、を含まない面積。CIAファクトブックでは148,940,000 ㎢)とすると75万㎢)


いずれも「平均国家」「世界標準」から外れる日米両国で、「政府」はもとより「市場」も「非政府・非営利」のセクターも近い日米において、ともすれば、「非営利セクター論」を筆頭に両国の自国中心の視座から始まり、「国家」レベルでの世界の中での特異性、基礎的な人口や面積という世界・両国違い無視して、「内容的」「概念的」「思想的」に比較されがちだ。


先ずは、そうした与件の違いと、現代ガバナンスの最後の砦基礎自治体」の外枠の違いをみていきたい。


因みに、上記のように世界の国家の形態が千差万別のように、地方自治地方行政体基礎自治体万差億別である。とりわけ、連邦国家である米国では「法的」に州別は勿論のこと、実態として地域別異同が激しい。対する日本は、世界に類例をみないほど律儀に地方自治体は徹底して金太郎飴の輪切りだ。


ここでは、とりあえず、世界各地に自治体職員を駐在させ、世界的に「地方自治」を唯一現場的・専門的にみている、かつての自治省国際派の大きな成果、CLAIR、自治体国際化協会の諸資料を主たる依拠、参考にして、粗く、概観を描きたい。


アメリカ連邦国家にあって州(邦)state は「国家」のようなものであり、その意味でも、「county カウンティ」は「郡」と訳されるものの、ガバナンスは「」に近いと思われる。数も50州(邦)で3030日本の都道府県で計算すると50×47=2350と「桁」としても県と数的にも近い。

実際は、世界がそうであるように「州」によって「自治体」がない地域も少なくはなく、学校区をはじめ「特別自治体」の在り方も多様で形態も無数の米国との違いは論点によって、様々だ。

ここでは先ず、概観するため「township」と「municipality」の合計(CLAIRの『アメリカの州・地方政府の概要』2016/05)をもって基礎自治体として記したい。


備忘録「コロナ」という単語の源流を求めて、、、中途で今一度整理する [2020年04月02日(Thu)]

前回、追記したものと、度々ですが、若干説明を加えたものですが杭異本的に同じものです。注、注の注まで7回にわたる記事を途中で整理したおきます。
各、青字下線部をクリックすると、各記事に繋がります。

以下が今回の記事の元々の記事たちです。2020/04/02 現在、7つの記事です。

この枠組みを確認した後、これから、コロナという単語の源流を求めながら、元祖日本のボランティア、ゲットー、難民、グローバリズムとローカリズム、人為と無為等々に振れはがら、触れていきたいと思っています。

全文をセンテンス毎の単純な対(拙)訳にしています。
凡そ半世紀前の1968年、激動の年といわれ、今日につながる多くのものが激しく変わり始めた次代でした。
ベトナムでは旧正月にまさしくテト攻勢、米国ではキング牧師が殺され「いちご白書」が語られ、フランスではカルチェ・ラタンで舗石が剥がされ、ビアフラでの飢餓は世界に募金箱をもたらし、チェコスロバキアでは春が終わりキャタピラが石畳を踏み、メキシコでは黒い拳が挙がった年です。

上記の「コロナウィルス」(新型ではありません。その元です)が世界で使われ始めた記事を解説するにあたって、あまりに参照・引用すべきサイトが多いため、独立して投稿した記事です。
基本的には「ある程度の専門性や信用度が確保されているようにみえ、門外漢(筆者)にも、ある程度理解し得る情報が公開されているもの」、「公的な」行政、研究所、学会、メディアのものを選びました。
また、「以上」のあと「続きを読む…」というところをクリックすると、現在の「追記」のように追記したものが表示されます。
「補遺」の1には中央官庁のもの
「補遺」の2には多言語(日本語以外)表記のもの、その後気づいたもの、を中心に
いずれも「組織」という信用性と一般性がある程度担保可能なものです。

上記に続く「補遺」で基本的には感染症(学)、ウィルス(学)の包括的解説や歴史について解説してあるものを中心にまとめました。製薬会社・生命保険等の関連の「会社」「研究所」や研究者「組織」よりは研究者「個人」とによって掲載されたものが多く、それぞれの考え方に留意が必要です。
それぞれの立ち位置を良くも悪くも分かったうえで様々な視点がわかるかと思います。

4.「新型コロナウイルス」という名称の背景――その1−1 命名の手順・権威 @
大元の記事です。WHOがパンデミック宣言を出す前に、「COVID-19」というウィルスの命名宣言に対し、世界で多用され、語源が曖昧になったり、多義になる前に、命名手順、経緯、歴史的背景を整理しておこうと始めた記事です。この回ではWHOの「命名宣言」そのものの手順を中心に紹介しました。
名前というものは、自称しても、皆から支持され、皆から理解されて、皆に利用され、他称となってはじめて成り立つもの。国際的な命名は簡単なものではありませんし、国際的な必要性がある限られた名前。無形世界遺産のように世界史に遺るものです。

上記記事をさらに遡り、こうしたウィルスや感染症というものを(新型コロナやコロナに限らず)一般に関しての「命名手順」の発達経緯や背景を紹介しようとしました。


6. 「コロナウィルス」という名前の誕生
上記4.や5.を経て、それらを具体的にみるものとして、元々の「コロナウィルス」という名前の初出について紹介したものです。ブログにおいて「容量」と使えるフォントを気にしつつ。出来る限り文中の解説や抄訳、文末の解説を試みましたが、HTML等言語まで遡るなど手間暇が膨大でその後、上記1. の記事以下に整理することになりました。
まだまだ、世間、世界に知られていないモノに関して、受け入れられていない視点や概念を、文字言葉で書かれたもの。遺ったものを誕生史として顧みることが肝要だと思います。

こうした、命名物語に解説が幾重にも重なり遡らくなる必要があるのは、ウィルス、感染症、という「学問」、すなわち近代世界とこれらとの出会い、さらには近代世界自体が短いことが、垣間見えるのことを理解するに恰好の論文を差しはさみました、ピサからベニスという本ブログが探ってきた諸テーマと近づきました。
近現代史ほど、利害関係者・利害関係がそれぞれ「活きている」からこそ、忖度され、喪われやすく、埋もれやすいか、祭り上げれられ、声高に語られやすいものです。その混乱、いわば覇権争い、を辛口に整理したものです。

以上
元々の「コロナウィルス」初出を考えるための日本のウィルスや感染症関連サイトのリンク集 補遺 3 (感染症・感染症の歴史) [2020年03月28日(Sat)]

承前

今回は、前回、『元々の「コロナウィルス」初出を考えるための日本のウィルスや感染症関連サイトのリンク集』の補遺の3にあたります。単純にリストが長くなってしまい、許容限度を越えそうなことと見にくくなるために、回を改めました。

今回は感染症(学)、ウィルス(学)の包括的解説や歴史について解説してあるものを中心にまとめました。事柄の性格からしても、製薬会社・生命保険等の関連の「会社」「研究所」や研究者「組織」よりは研究者「個人」とによって掲載されたものが多いです。

学界・研究所や政府・自治体のものと比べて、企業のものは、当然のことながら、「本業」の商売と、個人のものは研究者それぞれの考え方と、切り離せないものですので、留意して下さい。

まとめて、気づくのは、感染症もましてや、ウイルスも、それぞれ人類の歴史、「進歩」とともに文字通り、変化し、挑む形で歩んできていて、そういった意味でも感染症学もウイルス学そのものが優れて人類、そして感染症、ウイルスの歴史であることでした。

(順不同です)

◆感染症

◇感染症の基本<一般の方へ<国立国際医療研究センター病院 AMR《薬剤耐性》臨床リファレンスセンター

http://amr.ncgm.go.jp/general/1-1-1.html

◇感染症・予防接種ナビ<広島テレビ放送

https://kansensho.jp/pc/infections.html

◇感染症 HOW TO マニュアル<健康情報局<大幸薬品

https://www.seirogan.co.jp/fun/infection-control/

感染対策コンシェルジュ<丸石製薬株式会社

https://www.m-ipc.jp/

◇感染症<MSD ManualMSDMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/16-%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87

◇みんなでできる感染防止<日本BD

https://www.bdj.co.jp/articles/infectioncontrol/index.html

◇感染症の基礎知識<サラヤ福祉ナビ<サラヤ株式会社

https://pro.saraya.com/fukushi/kansen/kiso/

◇高齢者の感染症<株式会社LIFULL

https://kaigo.homes.co.jp/manual/healthcare/infection/

◇感染症<災害への対応<東京海上日動火災保険株式会社

https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/egao/taio/virus/

◇感染症について<慶應義塾大学保健管理センター

http://www.hcc.keio.ac.jp/ja/infection/index.html

◆感染症の歴史

◇感染症の歴史<食のリスクコミュニケーション講演会<意見交換等<内閣府食品安全委員会

https://www.fsc.go.jp/koukan/risk160313/issiki-siryou04.pdf

◇新型インフルエンザ 過去のパンデミックレビュー<内閣官房

https://www.cas.go.jp/jp/influenza/kako_index.html

◇知っておきたい感染症との闘いの歴史──次のパンデミックを防ぐために<ニューズウィーク 2020/03/05

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/post-92625.php

◇人獣共通感染症 連続講座(新規のものが上位)<日本獣医学会

<山内一也東京大学名誉教授により19952009年までの180回続けられた講座のインデックス。人獣共通感染はこれまでの「感染症」「感染症の歴史」にとって肝要と思われるので、インデックス中で確認できるものの、便宜のため「感染症の歴史」に関わるものも次に抜き出した>

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/ProfYamauchi.html

・サル由来ヒトウイルス感染症の歴史

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf179.html

・人獣共通感染症との40年のかかわりを振り返る

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf177.html

・自然界でのウイルスの生態

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf169.html

・中世の黒死病はペストではなくウイルス出血熱

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf159.html

・鳥インフルエンザ出現の背景

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf155.html

・ウイルスと現代社会

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf151.html

・ウイルス感染症:過去、現在、未来

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf147.html

・口蹄疫との共生

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf116.htm

・人獣共通感染症の制圧

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf100.htm

・プリオン病出現の背景

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf71.html

・1。ウイルス発見100年記念を目前に 2。「エマージングウイルスの世紀」

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf58.html

・牛海綿状脳症発生の背景

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf39.html

・種痘200年を迎えて

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf28.html

・エマージング・ウイルスと獣医学

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf24.html

・エマージング・ウイルス

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf21.html

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf09.html

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf08.html

◇生命科学の雑記帳<予防衛生協会

上記に同じ「(社)予防衛生協会元理事・東京大学名誉教授・山内一也先生による生命科学の最新情報」

20002019年の時々の「雑記」ではあるが、「ウィルス学」はまさしく現代史の同時代史であることを改めて理解できる。殆ど全ての「雑記」がウィルス学(と同時にウィルスの「進化」)の時々の振り返りの歴史を教えるかのとうだ。主なものをURLなしでここに紹介したい。下記URLから過去のインデックスに遡れる)

https://www.primate.or.jp/category/zakki/

122.イノシシ用の豚コレラワクチンのルーツは日中戦争時代に日本が設立した華北産業研究所

121.大腸菌より大きな巨大ウイルス(クロソウイルス)が40年前に観察されていた

120.奉天獣疫研究所の遺産:ヒツジ順化牛疫ワクチンと豚コレラC株ワクチン

117.地球深部に潜む膨大な生命体

105.天然痘ウイルスは16世紀終わりに出現した:ミイラから分離した天然痘ウイルスのゲノムの解読

94. ウイルスの間に会話システムが存在

71.皮膚に常在するウイルス(ヴァイローム)

63. エマージング感染症の歴史を繰り返すジステンパー

51. エボラウイルス分離と命名の経緯

50.デングウイルス分離から半世紀以上いまだに開発が続くデングワクチン

48.エボラ出血熱に医学はどのように対応してきたか:治療薬、ワクチン、患者輸送

44.永久凍土内での3万年の眠りからさめた巨大ウイルス:ピソウイルス

36.科学者は生命を3つの単語で定義できるか

34.インフルエンザウイルスを最初に発見した日本人科学者

32.ワクチンによる感染症の根絶(5):麻疹

31.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(4):ポリオ

29.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(2):天然痘の根絶 追加

30.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(3):牛疫の根絶

29.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(2):天然痘の根絶

28.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(1):はじめに

18.「口蹄疫の正しい知識 4.殺処分方式の歴史」

16.「口蹄疫の正しい知識 2.ウイルス学の出発点になった口蹄疫」

15.「口蹄疫の正しい知識 1.はじめに」

14.「予防衛生協会の30年を振り返る」

13.「ワクチン開発の歴史に学ぶ」

11.「史上最大の疫病・牛疫」世界史への影響と獣医学のルネッサンス

10.「 細菌培養のための寒天培地開発に秘められた物語」

・7.「実験用霊長類の歴史」

◇ウイルス・プラネット(カール・ジンマー)1737夜 2020/03/27<松岡正剛の千夜千冊
《昨日のもので、書評ではあるが、松岡正剛の千夜千冊だけあって、詳しい》

https://1000ya.isis.ne.jp/

上記の外に感染症、感染症をめぐる人間の考察についてイメージを伸ばすには以下が刺激的かもしれない。

・石弘之 感染症の世界史

・畑中正一 エイズ

・ロビン・マランツ・ヘニッグ ウイルスの反乱

・ジャレド・ダイアモンド 銃・病原菌・鉄

・ポール・G・フォーコウスキー 微生物が地球をつくった

・別府輝彦 見えない巨人―微生物

・丸山茂徳・磯崎行雄 生命と地球の歴史

・木下晋 祈りの心

・デイヴィッド・ホロビン 天才と分裂病の進化論

・木田厚瑞 肺の話

・多田富雄 免疫の意味論

・小林章夫 コーヒー・ハウス

・デイビッド・ウォルトナー=テーブズ 排泄物と文明

・国立遺伝学研究所 遺伝子図鑑

◇感染症学<Kyoto-U Open Universe Course<京都大学

《英語による講義の動画ではあるが、充実した内容》

1  感染症と人間の歴史      Teeranee Techasrivichien
2  世界の感染症流行の現状          Pilar Suguimoto
3  エイズと社会      木原 正博
5  感染症疫学の基礎        Patou Musumari
6  フィールドエピデミオロジー(1)        大山 卓昭
7  フィールドエピデミオロジー(2)        大山 卓昭
8  日本の感染症対策について

https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/graduate-school-of-medicine-jp/16-h070000/video

◇感染症とその予防<公衆衛生学 2019 年度第 11 (2019.12.26)<中澤港 神戸大学大学院保健学研究科・教授

http://minato.sip21c.org/publichealth/2019-11-text.pdf

◇感染症疫学 (2014/05/19)<環境・食品・産業衛生学<中澤港

http://minato.sip21c.org/envhlth/2014-06.pdf

◇文明と伝染病:その関連の歴史 (大谷明:国立感染症研究所名誉所員)<北里柴三郎博士生誕150周年記念特別企画講演会<日本細菌学雑誌58 (4): 657-662, 2003

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsb1944/58/4/58_4_657/_pdf

◇病気の文明史(第III部 第1章 病気の文明史 池田光穂 初稿入稿原稿)<『生活の地域史』(地域の世界史シリーズ,第7巻)

https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/020501civil.html

◇歴史統計を利用した天然痘伝播の定量的分析:統計疫学モデルを動機とするデータベース構築について 西浦博<統計数理(2008)第 56 巻 第 2 235252<統計数理研究所

https://www.ism.ac.jp/editsec/toukei/pdf/56-2-235.pdf

◇次々と現れる新ウイルス…なぜ21世紀に感染症が大流行するのか 2015/01/15(岡田晴恵(白鴎大学教授))<PHPOnline衆知

https://shuchi.php.co.jp/article/2163

◇「疫病の流行は政治が悪いから」感染症に苦しめられた日本人の古代史 2020/03/16(奥田昌子(内科医・著述家))<PHPOnline衆知

https://shuchi.php.co.jp/article/7443

◇医療保険制度<ニッセイ基礎研究所

https://www.nli-research.co.jp/company/?site=nli

◇感染症の現状 (後編)−感染症は人類の歴史をどう変えたか? <医療保険制度<医療保障制度<ニッセイ基礎研究所

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=62301&pno=1?site=nli

◇感染症と人類の闘い―国際協力の発展― /詫摩佳代(首都大学東京)《2018/06/07》<医学史と社会の対話

https://igakushitosyakai.jp/article/post-960/

◇見えない侵略者《東北大学名誉教授 磯貝惠美子》<コラム<東北大学ポケットガイド テクルペ<東北大学×仙台放送

https://tohoku-univ.ox-tv.co.jp/article/infection20180827/

https://tohoku-univ.ox-tv.co.jp/article/infection20181016/

https://tohoku-univ.ox-tv.co.jp/article/infection20181226/

https://tohoku-univ.ox-tv.co.jp/article/infection20190226/

◇次々と現れる新ウイルス…なぜ21世紀に感染症が大流行するのか 2015/01/15(岡田晴恵(白鴎大学教授))<PHPOnline衆知

https://shuchi.php.co.jp/article/2163

◇「疫病の流行は政治が悪いから」感染症に苦しめられた日本人の古代史 2020/03/16(奥田昌子(内科医・著述家))<PHPOnline衆知

https://shuchi.php.co.jp/article/7443

◇歴史統計を利用した天然痘伝播の定量的分析:統計疫学モデルを動機とするデータベース構築について 西浦博<統計数理(2008)第 56 巻 第 2 235252<統計数理研究所

https://www.ism.ac.jp/editsec/toukei/pdf/56-2-235.pdf

◇人類の天敵「ウイルス」《斉藤勝久》<ニッポンドットコム

https://www.nippon.com/ja/in-depth/a06601/

https://www.nippon.com/ja/in-depth/a06602/

◇人類を脅かせてきた感染症<大幸薬品

https://www.seirogan.co.jp/fun/infection-control/infection/pandemic.html

◇人と薬のあゆみ<内藤記念くすりの博物館<エーザイ株式会社

http://www.eisai.co.jp/museum/history/index.html

◇くすり博物館だより<内藤記念くすりの博物館<エーザイ株式会社

《残念ながら目次や索引がみつからないが、65号の日本での感染症の特集号など、興味深いものが数あるようだ》

http://www.eisai.co.jp/museum/information/topics/backnumber.html

◇感染症COM<株式会社アトラス

http://www.kansenshou.com/

◇薬学用語解説<日本薬学会

https://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi

以上

続きを読む・・・
元々の「コロナウィルス」初出を考えるための日本のウィルスや感染症関連サイトのリンク集 [2020年03月26日(Thu)]

承前

本論に進む前に、参照・引用するインターネット上のサイトが数多あることもあり、今回はそれの日本のサイトのURLだけを独立して掲載します。

厳密な基準はありませんが、ある程度の専門性や信用度が確保されているようにみえ、門外漢(筆者)にも、ある程度理解し得る情報が公開されているものを一覧しました。本稿の注記としてだけでなく、より広く使えるよう、現下のCOVID-19パンデミック宣言下でもある程度参考になり得るサイトも加えています。

(会員・専門家に向けて限定的したもの、最近のパンデミック下の現在、あまり更新されていないものは除きました)

過不足があるかもしれません。皆様からの情報をいただき加除したいと思っています。


JP1. 日本の政府・地方自治体等行政関係諸組織


JP 1-00-010 厚生労働省検疫所FORTH
https://www.forth.go.jp/index.html

JP 1-01-000 国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/

JP 1-01-010 感染症疫学センター(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html

JP 1-02-000 国立国際医療研究センター
http://www.ncgm.go.jp/

JP 1-02-010 国際感染症センター(国立国際医療研究センター)
http://dcc.ncgm.go.jp/index.html

JP 1-03-010 国立健康・栄養研究所
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/corona/

JP 1-04 動物衛生研究所
http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niah/

JP 1-05 理化学研究所(国立研究開発法人)
https://www.riken.jp/


JP 1-07.地方自治体等組織

JP 1-07-01-010 札幌市衛生研究所
https://www.city.sapporo.jp/eiken/index.html

JP 1-07-01-020 札幌市保健所・【医療機関の皆様へ】新型コロナウイルス感染症について
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/020106_muhan_pneumonia.html

JP 1-07-13-010 東京都健康安全センター
http://www.tokyo-eiken.go.jp/

JP 1-07-13-010-010 東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/

JP 1-07-14-010 神奈川県新型コロナウイルス感染症対策サイト
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/1369/

JP 1-07-14-020 神奈川県衛生研究所
http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/

JP 1-07-23-010 愛知県新型コロナウイルス感染症対策サイト
https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

JP 1-07-30-010 【県内医療機関の皆様へ】 新型コロナウイルスに関連した肺炎について
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/050100/d00203267.html

JP 1-07-30-020 和歌山県感染症情報センター(感染症情報宅配便)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031801/idsw/d00153659.html

JP 1-07-30-030 和歌山市感染情報センター
http://www.kansen-wakayama.jp/

JP 1-07-40-010 福岡県保健環境研究所
http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/


JP 2. 日本の医師会等医療従事者組織・組織間組織

JP 2-01.医師会等医療従事者組織

JP 2-01-01 日本医師会
http://www.med.or.jp/

JP 2-01-02 日本臨床検査医学会
https://www.jslm.org/

JP 2-01-03 日本臨床衛生検査技師会
http://www.jrcla.or.jp/

JP 2-01-04 日本看護協会
https://www.nurse.or.jp/

JP 2-01-05 日本救急医学会
http://www.jamt.or.jp/]

JP 2-01-06 日本臨床検査同学院
http://clmj.umin.jp/

JP 2-01-07 日本薬剤師会
https://www.nichiyaku.or.jp/

JP 2-01-08 日本病院薬剤師会
http://www.jshp.or.jp/extra.html

JP 2-01-09 日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/dentist/

JP 2-01-10 日本小児科学会
https://www.jpeds.or.jp/


JP 2-04.病院等医療組織等間組織

JP 2-04-01 日本病院会
http://www.hospital.or.jp/

JP 2-04-02 日本医療法人協会
https://ajhc.or.jp/

JP 2-04-03 全国自治体病院協議会
https://www.jmha.or.jp/jmha/

JP 2-04-04 日本衛生検査所協会
https://www.jaam.jp/


JP 3. 日本の学会等学界研究者組織

JP 3-01. ウィルス関係

JP 3-01-010 日本ウイルス学会 HP
http://jsv.umin.jp/

JP 3-01-020 日本臨床ウイルス学会
http://clvirol.org/

JP 3-01-030 ウイルス性下痢症研究会
https://web.sapmed.ac.jp/viralge/

JP 3-01-040 日本抗ウイルス療法学会
http://jaat.kenkyuukai.jp/about/


JP 3-02. 細菌・微生物関係

JP 3-02-010 日本細菌学会
http://jsbac.org/

JP 3-02-020 日本微生物生態学会
http://www.microbial-ecology.jp/

JP 3-02-030 日本臨床微生物学会
http://www.jscm.org/

JP 3-02-040 腸内細菌学会(旧日本ビフィズス菌センター)
https://bifidus-fund.jp/index.shtml

JP 3-02-050 原生生物情報サーバ
http://protist.i.hosei.ac.jp/index-J.html


JP 3-03. 感染症関係

JP 3-03-010 日本感染症学会
http://www.kansensho.or.jp/

JP 3-03-020 日本環境感染学会
http://www.kankyokansen.org/

JP 3-03-030 日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会
http://www.jsiao.umin.jp/

JP 3-03-040 日本エイズ学会
https://jaids.jp/

JP 3-03-050 日本疫学会
https://jeaweb.jp/

JP 3-03-060 日本免疫学会
https://www.jsi-men-eki.org/

JP 3-03-070本ワクチン学会

http://www.jsvac.jp/

JP 3-03-080 日本化学療法学会
http://www.chemotherapy.or.jp/


JP 3-09. その他関連

JP 3-09-010 日本カテキン学会
http://www.catechin-society.com/index.html

JP 3-09-020 日本産業衛生学会
https://www.sanei.or.jp/


JP 4. 電子顕微鏡・観測・検査・分析等関連

JP 4-010 日本顕微鏡学会
http://microscopy.or.jp/

JP 4-020医学生物学電子顕微鏡技術学会
http://emtech.jp/

JP 4-030 日本顕微鏡工業会
http://www.microscope.jp/index.html

JP 4-040 顕微鏡:走査電子顕微鏡(東京都立産業技術研究センター)
https://www.iri-tokyo.jp/setsubi/search/search.php?id=c

JP 4-050 日本試薬協会
https://www.j-shiyaku.or.jp/


JP 5. その他関係サイト

JP 5-010 M-hub(エムハブ)
https://m-hub.jp/


JP 7. メディア

JP 7-00-010 NHK・新型コロナウィルス特設サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/

JP 7-00-015 NHK・新型コロナウィルス・関西特設サイト
https://www.nhk.or.jp/osaka/coronavirus/?cid=bk-top

JP 7-00-040 日テレ・新型コロナウィルスと私たちの暮らし
https://www.ntv.co.jp/news_covid19/

JP 7-01-010 STV(札幌テレビ)新型コロナウイルス情報
https://www.stv.jp/news/virus/index.html

JP 7-46-010 南日本新聞・特設サイト 新型コロナウイルス
https://373news.com/_life/covid19/news.php?storyid=117402

JP 7-80-010 ファクトチェック・イニシアティフ・新型コロナウイルス特設サイト
https://fij.info/coronavirus-feature


JP8. 非政府組織等の特設・ポータル・サイト、Q&A、声明等

JP8-010-00 VS COVID-19 #民間支援情報ナビ(経産省)
https://vscovid19.code4japan.org/

JP8-010-22 VS COVID-19 #民間支援情報ナビ for 静岡県版
https://vs-covid19-shizuoka.netlify.com/

JP8-020 般社団法人日本アレルギー学会 「医療従事者向け」気管支喘息患者への対応Q&A
https://www.jaam.jp/info/2020/info-20200309.html

JP8-030 日本リウマチ学会 新型コロナウイルス(COVID-19)への対応について
https://www.ryumachi-jp.com/information/medical/covid-19/

JP8-040 <日本学術会議は新たな組織(PDF形式:118KB)を立ち上げ、感染症の予防等に関して長期的な視点から検討>
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/2bu/pdf/2kansensyou-setti24.pdf

JP8-050 心肺停止(CPA)症例(病院前診療を含む)に対する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策について(救急外来部門における感染対策検討委員会)
https://www.jaam.jp/info/2020/files/info-20200318.pdf

JP8-060COVID-19 急性呼吸不全への人工呼吸と ECMO  基本的注意事項
https://www.jaam.jp/info/2020/files/info-20200323.pdf

JP8-070 日本作業療法士協会 「新型コロナ」タグアーカイブ
http://www.jaot.or.jp/tag/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a

JP8-080 日本臨床獣医学フォーラム JBVPからのお知らせ 香港の犬からの新型コロナウイルス 検出に関する追加情報(2020/03/05更新)
http://www.jbvp.org/


JP9 リンク集

JP9-010 日本ウイルス学会 リンク集
http://jsv.umin.jp/link/link.html

JP 9-020 日本救急医学会 リンク集
https://www.jaam.jp/info/2020/info-20200309.html

JP 9-030 日本獣医学会 リンク集
https://www.jsvetsci.jp/link/index.php

JP 9-040 国立感染症研究所 リンク集
https://www.niid.go.jp/niid/ja/link.html

JP 9-050 全日本病院協会 新型コロナウイルスに関する情報
https://www.ajha.or.jp/topics/novel_coronavirus/

JP 9-060 日本精神病院協会 新型コロナウイルス感染症 関連情報
https://www.nisseikyo.or.jp/news/jimukyoku/jnews.php?id=20&bm=0

以上

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「ウィルス」という生物学での名前、派生語の誕生 [2020年03月22日(Sun)]

承前

前回、紹介した、コロナ・ウィルスという言葉の誕生した記事の投稿には納まりきらなかった、本文の後注、解説を今回一記事にするつもりでしたが、これすらも長くなり、とりあえず、幾つかに分解することにしました。

全ての前に、ウィルス学の根幹である、「ラテン語」に倣って、新たな意味を持たされ、今なお「展開」を続ける「 Virus ウィルス」から派生した膨大な諸語彙に今回は触れます。作業をしていて、どうしても、この根幹に戻ってしまうことも多いからです。ちょうど、それらをまとめ、13年前2007年に発表された論文から紹介します。(その後、現在は変化した点もあるかと思います)

(なお、ウィルスという片仮名表記については、昔は、小さい「ィ」と大きい「イ」、或いは「ヴィ」が乱立していましたが、学界関係者の間では大きい「イ」を使うことが一般化したようですが、本稿では、日本のテレビや国会等での一般に多く流通していると思われる発音に即し、小さい「ィ」を使うことにしました。一方、派生語の多くは「ビ」で記載しましたますが、多用されていると思われるものを使用しました。

もとより、このコロナ・ウィルスの「語源」を巡る稿は、疾病という命に関わることであり、細心の注意をっているつもりです。

前回のように、とりわけ、他所から分かり易くみえる命名「手順」等に比べて、「内容」に触れるものについては、困難を感じています。出来得る限りの多くの資料を探し、比較・検討、見当といった作業の按配つけているものの、注意深く紹介するのに時日を要しましたが、間違いや誤解をご指摘いただければ幸甚です。

筆者にとって、わずかの間、垣間経験した電気数学、応用数学のような「演繹的」「閉鎖的」で、なおかつ広範な共有を前提とするが領域での実感に比べ、今回の生物学のような帰納的」「開放的」な領域の、さらに専門化細分化され、それほど多い数ではない密集している人々の間で使われてた言語の中での、錯綜した、語源、語の系譜、語の使用法、等々への理解は困難を極めるものと、今更ながら、感じています。逆に言えば、それらが、人間味溢れ、魅力的になることもまゝあります。

しかしながら、今回は、書き進んでは関連付け、改めるという作業の連続で、一科事典になるかもしれないと思うほど、限りがみえません。理解していると思っていたとはいえ、嘆息せざるを得ません。

まだまだ、ウィルス自体が、人類が直面してから歴史が浅いながらも、専門的(因みに「専門家会議」を厚労省ではspecialist professionalではなくexpertを使用している)な、ときに不可侵のようなものであるといわれています。一方、今回のCOVID-19にいたって、それらの言語群が、個人や社会、生活に強く関わるものとして、筆者を含めて、多くの非「専門家」が参入し、さらには政治の世界にまで及んで、多用される「言語」になっています。突如巷に溢れ始めた、「集団的免疫」「クラスター」等をみるにつけ、多義性・異義性が整理されることなく、それぞれに勝手に理解されたまま進むことに、危うさをますます感じている次第です。

以下、この論文の一部について掲載し、拙訳・解説を施します。

(本稿では
@引用している原文をArial Unicode MS の太字黒色で
Aそれらの筆者の拙訳・抄訳は《》内の、HGP又はHGS教科書体の斜体濃紺色で、
B筆者の解説・感想等は《》内の、HGP又はHGS教科書体メディウム・濃紺()色で、
記載しました)

http://www.stsn.it/serB114/16_battaglia.pdf 《引用研究論文のURLです》

Atti Soc. tosc. Sci. nat., Mem., Serie B, 114 (2007) pagg. 141-153, tabb. 3

《「Atti della Societa Toscana di Scienze Naturali, Memorie Serie B トスカーナ自然科学会報、備忘録シリーズB」というイタリアの科学誌 (http://www.stsn.it/en/pubblicazioni.html)》

Virology: terms and etymologyウィルス学:述語と語源

E. Battaglia

Emilio Battaglia (19172011):植物細胞学、発生学、遺伝学、述語を専門、本稿引用にも彼の述語に関する論考が7件列挙されているhttps://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/11263504.2012.712553?needAccess=true&journalCode=tplb20

Department of Biology, Botanic Garden and Museum, Pisa, Italy

《イタリア、ピサ、(ピサ大学付属)ピサ植物園・博物館・生物学部》

《ピサ植物園メディチ家Cosimo I de' Mediciコジモ1世(1519/06/11 1574/04/21)、初代トスカーナ大公の後ろ盾で、最初のハーブの標本集を作ったLuca Ghiniルカ・ギーニ(1490 1556/05/04)によって1544年に開かれた世界最古にして名声のある大学/学術植物園。

ピサ大学はペストが全欧を覆う数年前の1343/09/03 に開かれ、トスカーナで文教都市として命脈を保ったピサの代表的施設。惣領冬実の未完の力作『チェーザレ 破壊の創造者』で描かれているように、だろうか、チェーザレ ボルジア(Cesare BorgiaCésar BorgiaCèsar Borja1475/09/13 1507/03/12)のような権力・権威の有力者の子弟が通い、将来の覇の競い合いを予行していたことを十二分に想像させる名門校。あのGalileo Galileiガリレオ・ガリレイ1564/02/15 1642/01/08)も、ピサに生まれ、1589年には数学の教授になった。伝説的な彼のピサの斜塔での実験はこの頃とされる》

《本論文は13頁、英伊両語によるアブストラクト・キーワードの後、以下の序章となっている》

Introduction《序章》

、、、I wish 、、、to point out the linguistic weakness and disharmony of the present virological terms、、、However, a few preliminary considerations should be advanced. First, I realize that scientists, fully engaged in the experimental research, do not have time for terminological questions nor can they be enthusiastic for a criticism which can be, at a first glance, defined only as a linguistic exercise. Moreover, if they do not have a wide humanistic background, they may disregard any terminological problem.

、、、現在のウィルス学用語の言語学的な弱さと不協和について指摘したい、、、と思う。しかしながら、いくつかのことを予め考慮に入れておかねばならないと思う。第一に、科学者は、実験研究に全面的に関わっているため述語問題に関わる時間がないし、第一印象では言語学的な演習にしか理解できないかもしれない批判にあまり夢中になれないであろうことだと思う。それよりも何よりも、彼らが人文的な背景を持たないろしたら、述語問題に気づかないかもしれない、、、》

Second, since often the scientific excellence of the authors covers instances of linguistic weakness, in such cases the criticism might also be misinterpreted or, at least, discouraged.

二つ目に、書き手の科学上の素晴らしさが、往々にして時に言語的弱さをカバーするため、批判は誤って解釈されるかもしれなくとも、抑え込まれるだろう

Third, since the modern scientific dictionaries usually do not quote obsolete or old terms, such a simplification, together with the lack of detailed and comprehensive terminological accounts in the current literature, may result in a bona fide reinvention of terms already proposed in the past. This is, for instance, the case with the terms centromere, chromatosome, dictyosome, karyosome, nucleosome, cryptopolyploidy, etc. (cf. Battaglia, 1993-2003).

第三に、現代の科学辞典では通常、廃れたり、昔使われていた述語については掲載しないし、そうした簡略化は、現代の最新文献での詳細と包括的な述語の説明が欠落したことと相俟って、過去に提案された用語を違った意味で朴訥に提案する事態を招来しているかもしれない、、、

Fourth, it should be firmly established that a simple variation of the spelling of a term does not justify any change of its definition or a reinterpretation. This is, for instance, the case of the couplet chromonema (Vejdovsky, 1912) and chromoneme (Whitehouse, 1969) quoted by the McGraw-Hill Dictionary of Scientific and Technical Terms (1994, p. 370) as follows: ≪chromonema (CYTOL). The coiled core of a chromatid, it is thought to contain the genes. chromoneme (GEN). The genetic material of a bacterium or virus, as distinguished from true chromosomes in plant or animal cells≫. Similarly, the dictionary of Genetics by King & Stansfield (1990, p. 60) records: ≪chromonema (plural chromonemata) the chromosome thread. chromoneme the DNA thread of bacteria and their viruses≫.

第四に、簡便・安易なスペルの変化でもって意味を変えることは、何ら正当化できないことを了知すべきである、、、

Fifth, to the terms should be given a definition in agreement with their literal meaning and etymology. For instance, nucleofilament is nothing else than the English translation of the German word Kernfaden, a classic cytological term used by authors of the last century and conveys the meaning of nuclear thread. By contrast, in relation to the structure of chromatin, Finch & Klug (1976, p. 1897) write: ≪a flexible chain of repeating structural units of about 100 Å diameter… We call this close-packed chain a nucleofilament≫. Consequently, and given that the above problems or questions cannot be solved by ignoring their existence, the author presents this account, which is, at the same time, complementary to other related papers already published (cf. Battaglia, 1993-2003).

第五に、(元々の)字義や語源と合意した上での述語でなければならない、、、

Historical background歴史的背景

、、、the Latin term virus covers different meanings, namely poison (Vergil, Celsus, Cicero), offensive odor (cf. ≪virus alarum sudorisque≫ of Pliny) etc. In the Middle Ages and in the Renaissance, the Medieval scholars adopted the term virus as a synonym of poison、、、,

《、、、ラテン語のvirusはいくつかの異なる意味を持っている。毒(ウェルギリウス、ケルスス、キケロ)、悪臭(参照:プリニウス「脇の下の汗の‘臭い’?《定訳が見つからなく全くの素人の推測した訳です》」)。中世とルネサンス時代、中世の学者はvirusを「毒」と同義語として採用、、、》《以降、この章では、仏、伊、独での使われた方での多様性を紹介している》

《以下、A.からT.まで各章、各テーマに沿って紹介している》

A. Virion: a preliminary comment 《Virion(日本語ではビロンウィルス粒子と訳したものが多い)とは何か》

B. virus (poison), vir (man) and vis (force)毒・人・力という言葉の格変化にみるラテン語の背景(混乱)》

C. Vir, virus, vires: their compound terms and the choice of the connecting vowel 《複合語と接続母音の使われ方》

D. The questions of  vĭrorum, vīrorum, vĭra and vīra 《類似単語混用・誤用》

E. The diminutive forms of vĭr 《指小辞の混用・誤用》

F. The diminutive forms of virus

 《第二格変化(O型)中性名詞であるべきvirus縮小語尾の誤用》

G. Virellus

 《縮小辞の誤造による新造語の混乱》

H. Virino

 《ビリノ。ニュートリノから「小さい」意味で発想したという、誤造による新造語が、確認さえ危く、間尺に合わない変種のウィルスと、羊のスクレイピーや牛のプリオンにと、多様に使われたことによる混乱》

I. Viricule and the neoterm virocule (virocle)

《ビリクルよりは言語的には正しい新造語のビロクル》

J. Virion(e) and the neoterm viron(e) 《新造語の混用・誤用》

《原義が関係のない正しい派生語のビリオンか、新造語ビロンか》

K. Provirion

《プロ・ビリオンよりは正しい派生語の新造語、プロ・ビロンであっても、学術世界を考えると、「pro-/祖」ウィルスの全く同じ意味で既に先行し使われているprovirus プロ・ウィルスの方が論者は支持している

L. Virocide, viricide, virucide and viruscide

《「」ウィルスを巡る、接尾辞-cide 殺人の使用》

M. Virulicidal & virulenticidal, viruliferus & virulentiferous

《「」ウィルスを巡る、-cidal 殺傷能力のある-ulental 充溢している-ferous ,ferrous 野蛮なの錯綜》

N. Virusoid, viroid, subvirus and semivirus

oid , -oeides 」ウィルスを巡る誤用、subvirus semivirus使用の提案》

O. Viromicrosome, virosome and viroliposome

The term viromicrosome, which literally means ≪viral small body≫, has been coined,、、、(1961) 、、、These cell homogenates, containing microsomal membranes, were visible at the electron microscope as amorphous masses without any indication of a virus-like particle、、、

after 1975, a linguistically simplified form of viromicrosome, that is virosome, became largely quoted in virological papers and shortly acquired an increasing medical relevance (vaccine immunogenicity and vaccine technology).、、、virosome, which only means ≪viral body≫, was, first, proposed、、、 (1970) 、、、in analogy with chromosomes, in order to avoid more restricted nomenclature、、、Surprisingly, all papers quoted above were so widely ignored 、、、that Almeida et al. (1975), in a paper published in the Lancet, reinvented the term virosome, as follows≪The surface haemagglutinin and neuraminidase projections of influenza virus were removed from the viral envelope, purified, and relocated on the surface of unilamellar liposomes. The resulting structures were examined in the electron microscope and found to resemble the original virus. Units of both the viral haemagglutinin and viral neuraminidase could be discerned. The name virosome is proposed for these new bodies ≫、、、Today, the term virosome is recorded by all main scientific dictionaries, and despite its literal meaning (≪viral body≫) it is always qualified as a modified liposome、、、

《以上、この章は、専門的な内容に多く触れるにもかかわらず、他の項目にも共通するこうした、ウィルス関連の述語の半世紀あまりの推移をみるには好例と思い、抜き出して、その一部を掲載しました。以下の拙抄訳も、内容が現在のウィルス学の到達点ではないことは明らかにであり、この論文も「昔」かかれたものとして、誤解も生じることが少ないと思い、細心を心がけ、素人ながらの訳や解説をしたものです。内容に、ではなく、具体的な紆余曲折の具合に、着目していただきたく、ご留意いただければ、幸甚です》
ミクソ・ウィルスの研究途上の viromicrosomeウィルス様の小物体である、正体不明のものとして発見命名(1961年)されたものの、あまり使われなかった。そうして、意味上は「ウィルス様の物体」にしかならない、その単純な短縮形 virosomeが造語(1970年)された。これは、厳密な命名を避けるためにもchromo-some染色体から発想されたという。ところが、明確に定義をされないままになっていたものが、1975以降、思わぬほど、ワクチン免疫原性やワクチン技術での多用・拡散によって、医学的定義が注目されるようになった、、、(その後少なからぬ論文での使用があげられている)、、、驚くことに、以上の全ての論文は無視された。その結果、アルメイダ他は1975年、Lancet出版による、論文に次のように virosome という述語を再定義した:インフルエンザ・ウィルスの表層のヘマグルチニンとノイラミニダーゼの突起がウィルスのエンベロープから取り除かれ、精製され単層リポソームの表面に再び置かれ、それらの結果その構造は電子顕微鏡によって調べられ、元々のウィルスと相似ていることが確認された。ウィルスのヘマグルチニンとノイラミニダーゼ両者とも確認された。「ビロソム」はこれらの新たな「組織」の名称として提案したい、、、今日、述語「ビロソム」は全ての主要な科学辞典において、言語上の意味が「ウィルス的組織」にもかかわらず、一様に「変性リポソーム」として認知されている、、、》

P. Provirus and integravirus 《「」「」ウィルス

Q. Capsid, nucleocapsid and procapsid 《「カプセル

R. Enveloped and naked viruses 《「エンベロープ・着装」「」という対義語

S. The present virological taxonomy: a few linguistic considerations 《現在のウィルス学の分類法についてのいくつかの言語学的考察》

T. The present viroterminological system 《現在のウィルス定義システム

《以上の後、短い結語、謝辞、引用文献で終わる》

《このように、欧州の様々な言語においてウィルス学者が、科学に忙しく、言葉を顧みる暇がないのだろうと、前置きしながらも、造語したり使用したりするウィルス関連の言葉が、余りに学術上の言語・述語としては無秩序であることを嘆き、上記のように幾つかの単語を軸に多数の引用を元に、微妙なずれ、あるいは、先例や、隣接領域で違った意味で使われていることに無頓着に造語し、使われていることをまとめた論文です。

ラテン語は少なからぬ欧州諸国の小中学生にとって、日本での「漢文」のようなもので、当然の身に着けるべき「常識」として、ときには「第一外国語」としても習わされるものの、多くの児童にとっては古臭く、敬遠や揶揄したいもの。そういった意味でも、どちらかというと「文系」が、コンプレックスも綯交ぜとなって、「理系」をディする恰好の話題の一つでもあります。

それこそどこにも「正語院」のない言語である上に、公用語としているバチカンでも今では書き言葉を中心に限られた使われ方をしている一方、歴史を遡ると様々なラテン語があったことも確かです。

長い共生の歴史の中で、ウィルスが自身の命名を寄生「主」の人類がどう捌けるか、ますます驕れる人類の権威や権威に挑む、恰好の材料だと思います》

続く

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「新型コロナウイルス」という名称の背景――その1−2 命名の手順・権威 A [2020年03月09日(Mon)]

承前


A-03-03-00WHOICDに関するページの日本語訳

さて、こうした厚労省から辿られるHPとは直接的なリンクが見つからないものの、深い部分では関係し、WHOの日本関係者が作成したとみられるHPもある。

トップ画面では上半分が

ICD-11

国際疾病分類 第11改訂

診断健康情報に関する新しい世界標準」

と大書され下部には、

WHOICDに関するページの日本語訳です」

という大書されており、真ん中に、タイトルリンク集のように並ぶ、いさか無骨なものだ。

https://icd.niph.go.jp/

A-03-03-01 ロックフェラー財団の公衆衛生戦略事業

このHPURLをみると、「.go.jp」であり「日本政府」関係だ。そして「niph.go.jp」は「国立保健医療科学院」だ。

この組織の面白いことは

「、、、国立保健医療科学院は、保健、医療、福祉に関係する職員などの教育訓練や、それらに関連する調査及び研究を行う機関として、、、、国立保健医療科学院は、国立公衆衛生院、国立医療・病院管理研究所及び国立感染症研究所・口腔科学部の一部を統合し、保健医療事業及び生活衛生に関係する職員並びに社会福祉事業に関係する職員等の養成及び訓練、並びにこれらに関係する調査及び研究を行う新たな機関として平成1441日、設置され、、、」

元々の組織として、他のものと違い戦前に遡り、そのトップに国立公衆衛生院は解説されている。

「国立公衆衛生院は、我が国の公衆衛生の改善向上を期するために、公衆衛生技術者の養成及び訓練並びに公衆衛生に関する調査研究機関として米国ロックフェラー財団の経済的援助により、昭和13329日公衆衛生院官制が公布され、厚生省所管として設立された。

昭和15年に、内務省所管の栄養研究所を併せ「厚生科学研究所」と改称、昭和16年に文部省所管の体育研究所の研究部門の一部がこれに併合された。昭和1711月戦時体制下の行政簡素化の方針により、厚生省所管の研究所は全て統合することとなり、人口問題研究所、産業安全研究所と共に「厚生省研究所」が創設され、その中で、厚生科学部及び養成訓練部の事業を行った。

昭和215月、終戦と共に、厚生省研究所官制は廃止され、再び「公衆衛生院」となった。

昭和228月、国立栄養研究所の設立に伴い国民栄養部が移管され、昭和235月には、機構の改組が行われた。

昭和2461日に、厚生省設置法(昭和24年法律第151号)の施行により、「国立公衆衛生院」と改称、、、」あの、ロックフェラー財団の名を世界に知らしめ、国際的助成財団の果たすべき役割の一つを示した、代表的、戦略的「公衆衛生」事業の痕跡が残っている。基本的には土壌作り、「世界の底上げ、人材育成」プログラムの一環だ。

https://www.niph.go.jp/information/

A-03-03-02 厚労省の一部となった「国立保健医療科学院」

この組織は、「イーガウ=電子政府の総合窓口」の「組織・制度の概要案内-府省一覧」の「厚労省」

https://search.e-gov.go.jp/servlet/Organization?class=1010

から案内される組織図をみると、「国立保健医療科学院」は独立した特定の法人格をもつ「法人」ではなく、本省のうち、各局、諸審議会の後の最後から二つ目に並ぶ、検疫所から国立障害者リハビリテーションセンターまで並ぶ8つの「施設等機関」の4つ目の「建制順」として記されている。「施設等機関」とは、いわゆる昔は「付属機関」とよばれたものが改正「国家行政組織法」によて3つに細分化されたものの一つだ。

なお、8つのうち「建制順」としては6つ目に話題になる「国立感染症研究所」がある、

https://search.e-gov.go.jp/servlet/Organization?class=1020&objcd=100495

因みに本図の本省最後には「特別の機関」である「中央駐留軍関係者離職者等対策協議会」という、占領下日本から講和条約、朝鮮戦争後の在日米軍に勤めていた人達の失職対策を目指して作られた旧・労働省系の組織だ。

「、、、朝鮮動乱が終わると、国連軍も本国へ引き揚げる。これらの軍関係の業務に従事していた労働者は、働く職場を失うことになる。かつては繁栄を極めた駐留軍の基地周辺も、一転して失業者が滞留し社会問題化するに至った。このような事態に対処して、昭和33年に駐留軍関係離職者等臨時措置法が制定された。駐留軍関係離職者等対策協議会の設置や再就職の促進を中心とする総合的な対策を盛り込んだもの、、、」

http://shokugyo-kyokai.or.jp/shiryou/gyouseishi/06-1.html

また、この厚労省の組織図には本省以外に、「地方」として、旧厚生省の7つの「地方厚生局」と、旧労働省の47の「都道府県労働局」の二つが記載されている、

A03-03-03 「国立保健医療科学院」の紀要――「保健医療科学」

さて、本稿の最後にようやくたどり着いた。

この「国立保健医療科学院」の「傘下」にある紀要「保健医療科学」でのICDに関する記事が多くが、ICDに関する記事で引用されている、

この保健医療科学は第512号より『公衆衛生研究』から改題し、国立保健医療科学院の紀要としての位置づけのみならず、保健医療科学分野のトピックをいち早く伝えるメディアと自ら解説している。

https://www.niph.go.jp/journal/

A04-00 「保健医療科学」のICD-11特集

このICDの「命名物語」の複雑を垣間見るものとして、

「第67巻第5号(201812月)」の「特集:WHO国際疾病分類第11回改訂(ICD-11)およびICFICHIの導入に向けて」からは、各領域での動き、水平の、同時代的な動きがみえてくる。

https://www.niph.go.jp/journal/data-67-5-j67-5/

この「総説:WHO国際統計分類の歴史とICD-11の国内適用に向けて」

ICD-11にかかる用語は仮訳である」と最後に記されていることをもって今回は擱筆したい。

https://www.niph.go.jp/journal/data/67-5/201867050002.pdf

次回は、この「COVID-19」という命名の縦横の、垂直、歴史的な、語源を辿っていきたい、

A-05 日本の保健医療の概観」

「日本の保健医療の概観」についてJICAが解説したものが分かり易いと思われるので、この機会に紹介しておきたい。

https://www.jica.go.jp/jica-ri/IFIC_and_JBICI-Studies/jica-ri/publication/archives/jica/field/pdf/200403_02_02.pdf


以上
つづく
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国コード 注記 010:IOC オリンピック憲章 前口上 英原文、日本語訳対訳表 [2019年01月20日(Sun)]

Introduction to the Olympic Charterオリンピック憲章への導入
The Olympic Charter (OC) is the codification of the Fundamental Principles of Olympism,Rules and Bye-laws adopted by the International Olympic Committee (IOC).オリンピック憲章 (OC) は、 国際オリンピック委員会 (IOC) により採択されたオリンピズムの根本原則、 規則および付属細則を成文化したものである。 
 It governs the organisation, action and operation of the Olympic Movement and sets forth the conditions for the celebration of the Olympic Games.憲章はオリンピック ・ ムーブメントの組織、 活動および作業の基準であり、 オリンピック競技大会の開催のための条件を定める。
In essence, the Olympic Charter serves three main purposes: オリンピック憲章は本質的に 3 つの主要な目的を持つ。
  
a) The Olympic Charter, as a basic instrument of a constitutional nature, sets forth and recalls the Fundamental Principles and essential values of Olympism.a) オリンピック憲章は、 憲法的な性格を持つ基本的な法律文書として、 オリンピズムの根本原則とその根源的な価値を定め、 想起させる。
b) The Olympic Charter also serves as statutes for the International Olympic Committee.b) オリンピック憲章はまた、 国際オリンピック委員会の定款である。
c) In addition, the Olympic Charter defines the main reciprocal rights and obligations of the three main constituents of the Olympic Movement, namely the International Olympic Committee, the International Federations and the National Olympic Committees, as well as the Organising Committees for the Olympic Games, all of which are required to comply with the Olympic Charter.c) オリンピック憲章はさらに、 オリンピック ・ ムーブメントの主要 3 構成要素である、 国際オリンピック委員会、 国際競技連盟、 国内オリンピック委員会と、 オリンピック競技大会の組織委員会の主な権利と義務を規定する。 これらの組織はオリンピック憲章を遵守する義務がある。
Note
In the Olympic Charter, the masculine gender used in relation to any physical person オリンピック憲章では、 実際の人物
(for example, names such as president, vice-president, chairman, member, leader, official, chef de mission, participant, competitor, athlete, judge, referee, member of a jury, attaché, candidate or personnel, or pronouns such as he, they or them)  (例えば会長、 副会長、 議長、 委員、 指導者、 役員、団長、 参加者、 競技者、 選手、 ジャッジ、 レフェリー、 ジュリー、 アタッシェ、 候補者、 要員などの名詞、 さらに彼、 彼らなどの代名詞) 
shall, unless there is a specific provision to the contrary, be understood as including the feminine gender.に関して使用される男性形には、 女性を含んでいると理解される。 ただし、 それに反する特定の規定がある場合はその限りではない。
Unless expressly provided otherwise in writing, for the purpose of the Olympic Charter, a year means a calendar year, beginning on 1 January and ending on 31 December.オリンピック憲章では 1 年とは暦年の 1 年のことであり、 1 月 1 日に始まり 12 月 31 日までを指す。 ただし、 書面による異なる定めがある場合はその限りではない。
  
Preamble前  文
Modern Olympism was conceived by Pierre de Coubertin, on whose initiative the International Athletic Congress of Paris was held in June 1894.近代オリンピズムの生みの親はピエール・ド・クーベルタンである。クーベルタンの主導により、パリ国際アスレチック・コングレスが 1894 年 6 月に開かれた。
The International Olympic Committee (IOC) constituted itself on 23 June 1894.国際オリンピック委員会(IOC)が設立されたのは 1894 年 6 月 23 日である。
The first Olympic Games (Games of the Olympiad) of modern times were celebrated in Athens, Greece, in 1896.近代の最初のオリンピック競技大会 (オリンピアード競技大会) は 1896 年、 ギリシャのアテネで開催された。
In 1914, the Olympic flag presented by Pierre de Coubertin at the Paris Congress was adopted.1914 年、 パリ ・ コングレスはピエール ・ ド ・ クーベルタンの提案したオリンピック旗を採択した。
It includes the five interlaced rings, which represent the union of the five continents and the meeting of athletes from throughout the world at the Olympic Games.オリンピック旗は、5つの大陸の団結とオリンピック競技大会で世界中の選手が集うことを表現する、5つの結び合う輪を持つ。
The first Olympic Winter Games were celebrated in Chamonix, France, in 1924. 第 1 回のオリンピック冬季競技大会は 1924 年、 フランスのシャモニーで開催された。 
  
Fundamental Principles of Olympismオリンピズムの根本原則
1. Olympism is a philosophy of life, exalting and combining in a balanced whole the
qualities of body, will and mind.
1. オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め、 バランスよく結合させる生き方の哲学である。 
Blending sport with culture and education, Olympism seeks to create a way of life based on the joy of effort, the educational value of good example, social responsibility and respect for universal fundamental ethical principles.オリンピズムはスポーツを文化、 教育と融合させ、 生き方の創造を探求するものである。その生き方は努力する喜び、 良い模範であることの教育的価値、 社会的な責任、さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする。
2. The goal of Olympism is to place sport at the service of the harmonious development
of humankind, with a view to promoting a peaceful society concerned with the
preservation of human dignity.
2. オリンピズムの目的は、 人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。
3. The Olympic Movement is the concerted, organised, universal and permanent action,
carried out under the supreme authority of the IOC, of all individuals and entities who
are inspired by the values of Olympism.
3. オリンピック ・ ムーブメントは、 オリンピズムの価値に鼓舞された個人と団体による、 協調の取れた組織的、普遍的、恒久的活動である。その活動を推し進めるのは最高機関のIOCである.
It covers the five continents. It reaches its
peak with the bringing together of the world’s athletes at the great sports festival, the
Olympic Games. Its symbol is five interlaced rings.
活動は 5 大陸にまたがり、 偉大なスポーツの祭典、 オリンピック競技大会に世界中の選手を集めるとき、 頂点に達する。 そのシンボルは 5 つの結び合う輪である。
4. The practice of sport is a human right.4. スポーツをすることは人権の 1 つである。
Every individual must have the possibility of practising sport, without discrimination of any kind and in the Olympic spirit, which requires mutual understanding with a spirit of friendship, solidarity and fair playすべての個人はいかなる種類の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない。 オリンピック精神においては友情、 連帯、 フェアプレーの精神とともに相互理解が求められる。
5. Recognising that sport occurs within the framework of society, sports organisations
within the Olympic Movement shall have the rights and obligations of autonomy, which
include freely establishing and controlling the rules of sport, determining the structure
and governance of their organisations, enjoying the right of elections free from any
outside influence and the responsibility for ensuring that principles of good governance
be applied.
5. スポーツ団体はオリンピック ・ ムーブメントにおいて、 スポーツが社会の枠組みの中で営まれることを理解し、 自律の権利と義務を持つ。 自律には競技規則を自由に定め管理すること、自身の組織の構成と統治について決定すること、 外部からのいかなる影響も受けずに選挙を実施する権利、 および良好な統治の原則を確実に適用する責任が含まれる。
6. The enjoyment of the rights and freedoms set forth in this Olympic Charter shall be
secured without discrimination of any kind, such as race, colour, sex, sexual orientation,
language, religion, political or other opinion, national or social origin, property, birth or
other status.
6. このオリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、 国あるいは社会のルーツ、 財産、 出自やその他の身分などの理由による、 いかなる種類の差別も受けることなく、 確実に享受されなければならない。
7. Belonging to the Olympic Movement requires compliance with the Olympic Charter
and recognition by the IOC.
7. オリンピック ・ ムーブメントの一員となるには、 オリンピック憲章の遵守および IOC による承認が必要である。
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補題――暦とは(その10)――旧暦対照表 全日版の少し長めの註釈その6―想い、描ける、曲線 [2016年05月03日(Tue)]

承前

○近点、遠点

楕円は焦点同士を結ぶ直線を軸「線対称」であり、その軸に直角な、焦点間の中間点を突き抜ける直線を軸にも「線対称」でもある。

前者を長軸といい、後者を短軸という。そしてそれぞれの楕円の周囲までの距離を、それぞれ長径短径(半分を長半径、短半径)という。

しかし、これらは、人間が楕円を描くとしたときの、いわば「カミ」的視点であり、人間の天体観測の場合、逆の視点になる。

例えば、地球から天体、月を観測し、月がどのような楕円軌道を描いているのだろうか、一番近いときは何処か、どの程度近いかといった視点だ。潮の干満の見当もつけるようになる。

つまり、天体観測では、天体の動きや位置を表すのに、楕円の周囲から楕円の焦点までの距離をよく使う。焦点、すなわち基準とする天体から近い方を近点、遠い方を遠点のことをいうので注意が必要だ。長軸上にある、二つの距離の和が長径になる。つまり、短径、短軸は直接関係がない。

そして、この

periapsis 近点、apoapsis 遠点(全般。peri=近いap(o)=遠いapsis=極点

periastron点、apastron点(恒星の周りの楕円軌道)

perihelion点、 aphelion点(太陽の周りの惑星等の楕円軌道)

perigee点、 apogee点(地球の周りの月、人工衛星等の楕円軌道)

のように、基点とする天体によって、言い換える。

○天体の軌道と質量の関係

さて、天体の動きの解題に画期的な革新をもたらした「結論」の式から先ず紹介したい。

(長径の半分)/(楕円軌道の周期)

万有引力定数×(天体hの質量+天体gの質量)/4π

○太陽系の場合

この式を太陽系にあてはめてみよう。

天体hが太陽だとすると、天体gにあたる太陽系の惑星は、質量が1番大きい木星ですら太陽の11000以下で、全体に対する影響は小さすぎ、結果には大差なく、無視できる

ということは、下に書いた右辺は、どの惑星の場合であっても

万有引力定数×(天体hの質量+天体gの質量)/4π

つまりは、

万有引力定数×(太陽の質量)/4π

殆ど変わらない、というよりも、同じ数値になる

(一般的に、太陽系に限らず、多くの恒星系では恒星自体の質量が傘下の惑星を圧倒していると考えられる。無論、一方において、恒星が二つ以上ある連星の場合は全く違う様相になることも分かる。)

つまり、ある決まった数、定数になる。この定数をTとでもおくと

(長径の半分)/(楕円軌道の周期)T

両辺に(楕円軌道の周期)をかけ、

(長径の半分)T×(楕円軌道の周期)

(長径)2T×(楕円軌道の周期)

さらに2をかけると

(長径)16×T×(楕円軌道の周期)

つまり、「楕円軌道の長径≒太陽から惑星の距離」3楕円軌道の周期」2比例する。

太陽から距離が離れれば離れるほど、惑星はゆっくり回る

ケプラーの第三法則、調和法則といわれるものだ。

kepler3.png


(C) NAOJ国立天文台」(注:このグラフは両対数グラフ)

実は、このケプラーの第3法則の「原典」を紹介しようとして、早、数週間たってしまった。「世界の調和」に書かれたといわれているものだ。

インターネット上や孫引きはいうに及ばず、通常は、次の一文が引用されている。

Sed res est certissima exactissimaque quod proportio qua est inter binorum quorumcunque Planetarum tempora periodica, sit præcise sesquialtera proportionis mediarum distantiarum, id est Orbium ipsorum

しかし、全くもって確実に、精確に、2つが組になった如何なる惑星それぞれの周期の期間の間の比は、2つ間の平均距離、それぞれの軌道の間でsesquialtera の比となる。

これは、「Ioannis Keppleri Harmonices mundi libri V ヨハネス・ケプラーの世界の調和についての5巻」の一節だ。

続く

この項は、筆者が作成した、

旧暦・西暦・グレゴリオ暦・ユリウス暦・干支・六曜・七曜、対照表 全日版嘉永7年の元旦から明治6年の正月の晦日

の解説の一部です

この補題の最初は

補題――暦とは(その1)――旧正

です。

補題――暦とは(その9)――旧暦対照表 全日版の少し長めの註釈その5―思い、描ける、曲線 [2016年04月04日(Mon)]

承前

◎表現できる曲線、描ける曲線、想像できる曲線

一つは、人間が描ける曲線か否かということだ。一般的に、定規とコンパスだけを使うことを、古典的な平面幾何学として学ぶ。定規コンパスは古代ギリシア以来一貫して使われてきたが、ほかの道具は普及しなかった。

○作図器、パンタグラフ

現代日本では紹介されるとしても、「pantographパンタグラフ」という、図形の拡大、縮小、つまりは相似形を作るための道具――原理的にはL字型の定規に沿ってスライドする定規を組み合わせたようなものに類する道具だ――が一時代、開発・研究されたことがあったが、それくらいだ。これらを工夫して楕円や円錐曲線が描ける。

○ずべてを描くもの

余計なことだが、日本ではパンタグラフといえば電車の上の「集電装置」ということだろうが、そもそもは、この panto παντすべて」を「 graph γραφかくもの」という作図器の形からとったもの。

○パングラフも翼状に

もっとも、その電車のパンタグラフも、新型新幹線500系の騒音軽減のためJR西日本仲津英治試験実施部長らによってフクロウの「serration鋸刃」状の風切り羽根をまねて開発された翼型のものに取って代わられて始められているので、イメージも変わっていくかもしれない。

○スピログラフ

それから、作図器として、せいぜい目につく道具は、「Spirograph スピログラフ」とよばれる「玩具」だ。この名前自身が商標登録された英国技師 Denys Fisher デニス・フィシャー ( 1918/05/11 – 2002/09/17 )によって発明、発売された玩具だ。

内外( epitrochoid / hypotrochoid trochoid トロコイド = 余擺線」という曲線が描ける作図器だ。

trochoid 」は日本語の「軽便鉄道」の「トロッコ」同様、ギリシア語の「τροχ ός」、ラテン語「trochos」、「車」に由来する。

いずれにしろ、普通の人々が、描ける曲線、目にすることができる曲線には限りがあり、イメージにも限りがあったと思われる。

○図像の大衆化

写真は勿論のこと、東西において、浮世絵や版画という「複製芸術」の登場以前は「図像」そのものが、信仰為政者に結び付いたもの以外は限られていた。今やセルフィーからドロンまで、連写からパノラマ、動画まで、自然を写し、映し、写し取ることは訳もなくなってきた。

○描ける曲線、名のある曲線

同時に、かつては、方眼紙や果ては対数方眼紙など工夫して点描しながら作図していた複雑な曲線も、今や、excelで計算はおろか描画まで描けるようになった。人類が格闘して曲線で特別に命名されているものは60を超えるようだが、数学ソフトをもって描ける曲線は無限に増えているので、新たな知見が生まれてくるかも知れない。

○図像がなかった時代への共感

「世界」は加速度的に変わっている。種や仕掛けの分かってしまったイリュージョンやだまし絵を驚きをもって見るには並大抵の努力が必要なように、曲線のようなものを含めて、かつての人々と同等な「世界」の理解には多大な注意が必要だ。

○遠近法、四角錘と円錐

遠近法のイメージには四角錘のイメージが使われる。水平線と垂直線の描き方を強調するためだ。

そうして、このイメージを思い描く主体、観察者の側からの視線もこれに釣られて四角錘のようにイメージし易いが、現実的には円錐状の視線だ。

対象物が「真円」板であったとし考えるとイメージが描きやすい。観察者の2つの目それぞれを頂点とする円錐が、対象物の円板を「楕円」状に重なり合わせることによって、僅かな遠近をはじめとする差と同一「性」を頭脳的に加味して瞬時にして処理しながら「真円」板として認識している。

○凸凹で乱雑な世界

世界、自然、宇宙には真の、直線や平面が存在していると考えるのは難しい。凸凹で乱雑な世界を微妙な阿吽をもって穏やかにして簡明、静謐な世界として認識者、観察者、人間は日々を過ごしているのだろう。真円に近い楕円と、楕円に近い真円との往還だ。

本項の冒頭に記したように、「楕円」は「真円」に比べると自然界では、「動き」では見ることがあっても、「形」では殆ど見かけない。まさしくイメージ途上、「想像」世界の曲線だ。

次回は、天体を描くときの楕円関係用語を紹介したい。

続く

この項は、筆者が作成した、

旧暦・西暦・グレゴリオ暦・ユリウス暦・干支・六曜・七曜、対照表 全日版嘉永7年の元旦から明治6年の正月の晦日

の解説の一部です

この補題の最初は

補題――暦とは(その1)――旧正

です。

補題――暦とは(その8)――旧暦対照表 全日版の少し長めの註釈その4―円錐曲線 [2016年04月04日(Mon)]

承前

この補題は、本題で幕末・維新の時代を紹介するために多数の資料を調べていたところ、様々な暦が交錯するため、早見表を探したものの、変換ソフトがあっても、逐日の一覧は見当たらず、不便なので早見表を作ったことに始まる。

せっかく作ったので、公開することにしたものの、暦そのものも紹介すべきことも多く、始めた補題だ。

とはいえ、暦は天体と人間の接点。天体の動きの複雑さは、人間の複雑さ同様複雑だ。だからこそ、人間も広い宇宙の中で生まれたので複雑になったのかもしれない。

「科学」と「人間」の交差する補題でもあり、補題の中に補注が必要なことも多い。今回は、天体の動きの中で、幾千年紀を経て、人間が接近できた楕円について筆者の理解する範囲で考えてみたい。

12.楕円関係用語

○想像上の曲線、動きの曲線

ここでの楕円は、「正確」、数学的な意味での楕円だ。卵の断面のような、片方が相対的に尖ったような曲線ではないし、半円を長方形でつなぎ合わせた「長円」でもない。左右対称、対称に少し伸びた「円」だ。

「真円」に比べると自然界では、「動き」では見ることがあっても、「形」では殆ど見かけない想像世界の曲線だ。

◎円錐曲線の4種の一つ

ellipse 楕円形・楕円は、古代ギリシアより知られている、直円錐を平面で切ったときできる曲線の一つだ。円錐の切り方の角度により双曲線、放物線、楕円、円になる、円錐曲線の一つ。

◎離心率による円錐曲線4

これら4つの円錐曲線はeccentricity 離心率」とよばれるものの違いによっても定義できる。

離心率が、                                                                                   

1より大きい」場合が双曲線 Hyperbola

1の場合は放物線 Parabola

1より小さい」場合が楕円 Ellipse

0の場合は真円 Circle

とりあえず、楕円の前に双曲線と放物線について概観しておこう

◎双曲線と放物線

○双曲線、反比例、ハイパーボラ

双曲線は反比例の曲線だ。

y = 1 / x

で表され、第一象限と第三象限とで対称的に「双」つみられる「曲線」。遠くから引いてみると、曲線というよりは、x軸とy軸に沿って、殆どⅬ字型の直線だ。

hyper 」はギリシア語由来で、「上、超えた、彼方」、bola 」は「抛る」といった意味だ。

○放物線、抛物線、パラボラ

放物線は2次方程式の曲線だ。y = x2で表される。

逆さにすると、重力のあるところで「物」をほうったり、なげうったり――「抛」――した時の軌跡となる「抛・物」線だ。

para 」はギリシア語の原義からいうと「従って、沿って」といった意味だ。この原義が、放物線という命名とどう繋がったかという説は定まっていないようだが、円錐の母線と「平行=沿っている」だからという単純な説が、元々思弁的な用語でもあるので、妥当なのかもしれない。

○漢字廃止論、「日本」語の形成

因みに常用漢字に「抛」がないため「放物線」が代用漢字となった。

代用漢字、「常用漢字」の歴史は、開成所翻訳筆記方にいた前島密(来輔)( 1835/02/04 -  ( 1919/04/27 )が幕末( 1867/01 )徳川慶喜に提出した「漢字御廃止之議」に始まるといわれる、幕末・維新期の「漢字制限」政策、まさに「日本」語の形成の歴史だが、本題でも触れたいので、ここでは深い入りしない。

○懸垂線

同じ重力によってできる曲線として、紐の両端をもって垂れ下がったときの「 catenary 懸垂線」があるが、抛物線に似てはいるが違う。

○双曲線函数

因みに、懸垂線はどちらかというと三角関数の曲線に似ていて、これはhyperbolic function双曲線函数とよばれる。英語名称が「 - ic 」で終わるので、双曲線(的)関数した方がニュアンスが近いかと思う。

y = sinh x, y = cosh x, y = tanh xと三角函数にhyperの「h」がつく。子細は避けるが、結論から言うと二つの関数の間にはcosh x = cosh ix. といった複素数、実数「x」と虚数「ix」を介した表裏一体の関係がある。

○双曲幾何学

また、hyperbolic geometry 双曲幾何学」とよばれるものもあり、elliptic geometry  楕円幾何学」、等と並んで、平行線の存在を認めるユークリッド幾何学の第5公準が成り立たない、非ユークリッド幾何学の一つとして、ユークリッド幾何学に対置される。「鞍」のイメージを使って「曲率」が「負」の空間の幾何学といわれる。因みに parabolic geometry 放物幾何学」はユークリッド幾何学の仲間だ。

○曲線と人間

さらにelliptic partial differential equation楕円型偏微分方程式」とかelliptic integrals 楕円積分」とかelliptic function 楕円函数」等々あったりするのだが、相互関係などを含め、暦を一端とする、曲線を巡って「時」と「空間」の狭間での思惟が多くの現代数学の源泉となった、人間の数学との限界や長い歴史としていつか触れたい

最後に、双曲線と放物線の概観から、円錐曲線の離心率、楕円に戻る前に、話を単純化するためにも、ここで記述している円錐について注記しておきたい。

○直円錐と斜円錐

円錐(形)の定義はいくつかあるが、本項では、直円錐(形)をイメージのベースにおきたい。円を底面に、円の中心から垂直に伸びた線上の一点と円周を結んだものだ。

斜円錐(形)の底面は直円錐と同じように円ではあるものの、円の中心からの垂直線上でなく、任意の点を「頂点」にしたものだ。注意しておきたいのは、斜円錐は単純に直円錐が傾いたものでないことだ。

斜円錐形を底面と平行な平面で切ったとき常の断面は常に円形になる。

一方、元の底面から傾かせて、元の底面と平行な平面で切り取った傾いた直円錐は、底面と平行な断面は常に相似な楕円形になり、楕円錘ともよべるものだ。

また、直立した直円錐形の側面の展開図は円形の一部を切り取ったものであり、面積も簡単に求められる。しかし、直円錐形の展開図から想像できるように、斜円錐形の側面の展開図は円弧とはならない独特の形をしている。

では「円錐曲線」に戻ろう。

◎離心率とは

離心率の定義は循環論法的だ。

基準となる、ある直線(directrix 準線とよばれる)と、基準となる、ある点(後述の楕円の場合の「焦点」になる点だ)を定めたとき、その直線からの距離と、その点からの距離比率を一定の値になるように曲線をひいたときの、比率のこと。

円錐を平面で切った場合、この比率は一定の数値になる。

後述するように、むしろ循環論法的でない、一定でない離心率、変化する離心率にこそ、天体、宇宙の核心があるのかもしれない。偏微分的、偏導関数的曲線が本質なのではないかと思うが、門外漢の筆者が疑似科学的記載するのは避けたいので、この辺にとどめておきたい。

○釘二つ、ひも一本で描ける楕円

さて、楕円の場合にはfocal points 焦点とよばれる二つの「中心」のようなものを考えることができる。そしてこの離心率のみならず、この焦点からの長さ・距離の「和」一定だ。

板に釘を二つ打ち付けて、その間の長さの2倍より長いひもをかけることによって、簡単にペンで描ける曲線だ。

楕円の場合、この二つの「焦点」の間の長さと、長い方の端から端までの線分major axis (主たる軸)長径の長さとの比率が、後述するように、先程来の離心率と一致するものだ。

「率」と「和」が一定というポジションに楕円は位置するのだ。

○楕円の極端な形。放物線、双曲線、真円

この記述の上では「想像上」ともいえる、楕円の「焦点」の片方が、どんどん離れたものが放物線や双曲線で、二つの焦点が重なって一致したものが真円だ。

「率」が一定「和」が不動から変動する放物線、双曲線になるのだ。

○パラボラとエキセントリック

逆に見て、無限遠に等しいくらいの距離、無限遠の焦点からくる光や電波を集めて曲面に近い焦点に集めるのが放物線すなわちParabolaパラボラ(反射)望遠鏡そしてパラボラアンテナだ。パラボラアンテナに銀紙を貼れば卵焼きやハンバーグができる所以だ。

因みに、elliptic curve 楕円(的)曲線ellipse 楕円形・楕円とは違う。また、eccentricity 離心率」と日本で比較的使われるeccentric エキセントリック」は語源が同じで、中心からズレているということだ。

俯瞰した見方

上記の楕円の大きさを表す用語は、いうなれば、太陽ー惑星系恒星ー惑星系もしくは惑星ー衛星系から離れて俯瞰した見方だ。

○内からの見方、人間の用・実用

後述するように現実的に目の当たりに見え、「実用」もあって、楕円の大きさでは楕円軌道の態様から、太陽や地球を基点とした距離をとって、次のようにいう。

太陽、または、地球からの、すなわちは、楕円の「焦点」から、最も近い点や遠い点の距離をとって、長径とか短径とかの楕円の端から端の距離ではなく「近点」や「遠点」で表すこともある。

やはり、外からでなく、内からみた楕円だ。

○長径、短径と長軸、短軸

楕円には2つの焦点を通る長径、長軸と、その長径の真ん中で直交する短径、短軸がある。

○長軸と短軸は性格、出自が違う

長軸と短軸の両方に対し対称的であるが、長軸と短軸とではいささか性格が違う

楕円は出発点を真円と考えて、その中心が「長軸」上で2つの「焦点」になって分かれて離れていくイメージだ。

○円が歪む

長軸上での両端が変わらず、中心がずれ2つの「焦点」として離れた分だけ「円」が尖り、短軸に対しては緩やかになり「円」が凹むイメージだ。

○楕円周は、円周から短軸上で凹み、長軸上では不変

両方の「焦点」からの「円」周に引いた線の長さは、そのまま元の「真円」の「半径」と変わらないように、楕円の短軸方向の周囲は凹んでいき、一方、長軸上の「円」の間の長さは元の「真円」の「直径」と変わらず楕円の周囲が尖っていくイメージだ。いずれかの焦点から「円周」との交点が、近い方が「近点」とよばれ、遠い方が「遠点」とよばれる。

○中心が2つの焦点に分解したずれ具合が離心率

離心率( e とは、元々の一つであった中心が、どれだけの長さ( a )の離れた2つの焦点に分かれたかを、元の半径の長さ( p )との比( e = a / p をもって表したものだ。つまり楕円の場合、1より小さい

離心率にはいろいろな定義が紹介されているが、こうして真円から中心が焦点として2つに離れていってしまった楕円の場合のその度合いだとイメージすると、「離心率」という漢字熟語からはかりやすいと思う。後述する、二つの天体がどのようにお互い影響し合うかというイメージにも合うかと思う。

○焦点がより外側に向かうと放物線から双曲線になる

因みに、このイメージからいうと、中心がずれて、元々の円周のところに(焦点が)ちょうどあるのが放物線(ずれた長さがちょうど同じ、つまり離心率が1)であり、さらに外側にずれたのが双曲線(ずれた長さが半径より大きい、つまり離心率が1以上)と説明される。

○扁平率

さらに、天体「間」の話ではあまり使われないが、例えば、天体の地球自体がどれだけ極地間の直径赤道直径に比べて凹んでいるかといったときに「扁平率」といった率が用いられる。これは上記のイメージからいえば、(極地間=短軸方向にどれだけ)凹んだ長さと、元の半径の長さとのだ。

極半径と赤道半径は観測しやすかった、しやすい、ということがその要因の一つと考えられるが、直接的な極間直径と赤道直径の比ではなく、凹んだ分との比率だ。

楕円については、多くの人間と「自然」との間に横たわるテーマ、より精確にいえば人間のテーマがあるが、補題の補注のさらに注釈が長くなるので、そうしたものを軽く2点紹介するにとどめ、子細はいずれかの機会に譲りたい。

字数制限を超えてulできなかったので、途中ですが次に続きます。

この項は、筆者が作成した、

旧暦・西暦・グレゴリオ暦・ユリウス暦・干支・六曜・七曜、対照表 全日版嘉永7年の元旦から明治6年の正月の晦日

の解説の一部です

この補題の最初は

補題――暦とは(その1)――旧正

です。

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