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各種国コードCオリンピック。国とは?その9 。朝起きたら有名になっていた。―閑話休題(再三) [2006年09月26日(Tue)]

<承前>

さて、バイロンは1811年に英国に帰国しました。

バイロンが旅した当時のポルトガルは英国と同盟をくみながら、ナポレオン率いるフランスと争っている最中であり、ポルトガル王室はポルトガル領であったブラジルはリオ・デ・ジャネイロに遷都、亡命していました。つまり、この時期はイベリア半島におけるPeninsular War (半島戦争)すなわちナポレオン戦争の時期で欧州全体が大変動期にありました。英国は大陸封鎖令に対抗し海上封鎖と、覇権を固める最中でした。

帰国後1812年バイロンは大陸旅行の経験をベースにした物語詩「Childe Harold's Pilgrimage(チャイルド・ハロルドの巡礼)」の最初の2巻をを出版し、最初の500部が3日で完売し、本人をして「I awoke one morning and found myself famous (ある朝起きたら有名になった自分がいた)」と後世に伝えられる名言を友人に書き綴ったほど時代の寵児となり、ますます奔放な生活をするようになりました。

奔放な生活の一方、バイロンは大陸旅行の直前、成人となり、既に念願のHouse of Lords (貴族院)のLords of Parliament (議員)の一員になっていましたが、同じく帰国直後、貴族院においてラッダイト運動を擁護する演説で幅広く知られるようにもなりました。

Luddites (ラッダイト)はNed Ludd (ネッド・ラッド)にはじまると伝えられる、織物工業地帯を中心に起こった手工業者を中心とした機械破壊運動、反・産業革命運動であり、バイロンは機械破壊を極刑とする法案に強く反対しました。大英帝国は産業革命の只中にあったわけです。

因みに、英国の貴族院は、ブレア首相により世襲を減らそうとした近年の貴族院法の改正後も、現時点において、26人の聖職議員と727人の世俗議員計753人により構成されています。聖職議員は2人のarchbishops (大主教)と24人の主要なbishops (主教)の26人であり、一方世俗議員のうち、90人が永代貴族すなわち永代議員であり、閣僚の内、世襲もしくは伝統的な儀式を司るGreat Officers of State (主要閣僚)とされる9人のうちLord Great Chamberlain (式部長官)とEarl Marshal (紋章院総裁)の二人が官職指定で決まり、残り635人がcurrent Life Peers (一代貴族)です。議員としての任期は2人の大主教を除き、聖職議員は聖職期間中である一方、世俗議員は永年です。

醜聞に囲まれ、バイロンは1815年遂に、英国から「逃れ」欧州に向かい、不帰の旅に出る事になりますが、その離英直前、醜聞を偽装するためともいわれますが、短い間の結婚生活を送り、一女の父ともなります。妻、Anne Isabella Milbanke "Annabella" (アナベラ)との間に生まれた娘エイダは後にAugusta Ada King, Countess of Lovelace (ラブレース伯爵夫人オーガスタ・エイダ・キング)とよばれることになりますが、母親は多数の家庭教師を雇い科学や数学の素養を身につけさせ、その名を今日まで遺すことになります。

<バイロンの項、「青踏社」「ペンタゴン」「フランケンシュタイン」から「フリーメーソン」へと次回に続けます>

本記事ーー19世紀初頭バイロンの足跡をたどる記事ーーは最初はここから開始しました?
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