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「新型コロナウイルス」という名称の背景――その1−1 命名の手順・権威 @ [2020年03月09日(Mon)]

今回そして次回は「COVID-19」という名称の命名手順を巡る、世界、そして日本での動きについて、この段階で整理しておきたい。今回は、まずは、命名の手順・権威から

A-01-00 命名の発表

COVID-19」は公衆衛生の世界の権威、WHOが命名した2019年から始まった新型感染症の「正式名称」だ。

このHPが、最初に公式に、命名を発表したもののようだ。

A-O1-01命名の主文

元々「2019 novel coronavirus」(直訳:2019新型コロナウィルス。以下(イタリック)直訳したもの)と呼んでいたものを次のように変えたという、、

Disease(疾病)

coronavirus disease(コロナウィルス病)

(COVID-19)

Virus(ウィルス)

severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2

(SARS-CoV-2)

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/technical-guidance/naming-the-coronavirus-disease-(covid-2019)-and-the-virus-that-causes-it

A-02 命名の手順

次に、上記のように、どうして、疾病やウィルスをそれぞれの違った名称で呼ぶかを解説している。

A-02-01 ウィルス名

ウィルス名については、遺伝子構造に基づき、検査、ワクチン、薬の開発のためのネーミングとうことで、

International Committee on Taxonomy of Viruses (ICTV).が決定する。

この委員会の日本語名は、厚労省のHPをみても「国際ウイルス分類委員会」「国際ウイルス命名委員会」「ウイルス分類に関する国際委員会」の三つがあるようだが、見方・立場・派閥の違いか分からないが、「taxonomy

という英語の訳し方と、「〜に関する」といった日本語における漢字熟語の作り方の背景も絡んでいることに間違いないが、ここでは、棚上げしておきたい。

A-02-02 疾病名

疾病名については、疾病予防、拡散、感染性、重症度、治療についての議論を可能とするためで、こちらは、International Classification of Diseases (ICD).に基づきWHOが公式に決めたという。

殆どの日本語サイトでICDは正式名称があって「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)」と記載されている。

A-03-00 WHOでは下図(大きい画像は、画像検索をかけてもネット上でみつからない)のように、「WHO-FIC Network国際分類のファミリー・ネットワーク」を紹介しており、主要にはICD-11,ICD-10ICF、 ICHI4つがあって、他にそれらに関係もしくは依拠する分類が8つもあるという。

FIC.jpg

(かつて70年代、雑誌が雲霞の如く創刊されていた頃、雑誌(「知の考古学」だったと思う)の「分類学」特集に出会って以来、「分類」というテーマに「摂り憑かれ」ているが、この疾病名についてのWHO自らが紐解いているものの、ここでは、「命名」に集中したい)

要は1990,に採用を(開始された)ICD-102019年に採用されたICD-11それぞれが、世界各国に実用化されるまでの間は長い年月を必要とし、前者の一定程度の普及を含めて、両者が併存する期間を想定し、ICD-11には新しい知見も数多いものの、ファミリーの成長もあったのだろうか、一筋縄ではいかないようだ。

https://www.who.int/classifications/network/en/

A-03-01ICD-11、国際疾病分類

とまれ、ICD-10で使われている長い名称は、ICD-11,では、「International Classification of Diseases」と短い名称になったことが、「ICD-11Implementation or Transition Guide」の最後の補遺にある用語集で確認される。

https://icd.who.int/docs/ICD-11%20Implementation%20or%20Transition%20Guide_v105.pdf

A-03-02-00 日本での日本語名称

日本語での名称については、平成30618日付けの「国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が公表されました」という「報道関係者各位」向けの文章の最後に

「正式名称は、疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)」と解説されており、2020/03現在もこの文書が、「国際疾病分類関連情報」という厚労省のHPのリンク集にある。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000211217.html

A-03-02-01ICD-10に依拠する日本での日本語名称

このリンク集のトップにある、「疾病、傷害及び死因の統計分類」では

「最新の分類は、ICDの第10回目の改訂」版として、1990年の第43回世界保健総会において採択されたものであり、ICD−10(1990年版)と呼ばれている。

 現在、我が国では、その後のWHOによるICD−10のままの改正の勧告であるICD−10(2013年版)に準拠した「疾病、傷害及び死因の統計分類」を作成し、統計法に基づく統計調査に使用されるほか、医学的分類として医療機関における診療録の管理等に活用されている。

 なお、この度、統計法(平成19年法律第53号。以下「法」という。)第28条第1項の規定に基づき、法第2条第9項に規定する統計基準として、平成27年2月13日付け総務省告示第35号をもって「疾病及び関連保健問題の国際統計分類ICD−10(2013年版)」に準拠する改正が行われた。改正された「疾病、傷害及び死因の統計分類」は、平成28年1月1日から施行し、同日以後に作成する公的統計(法第2条3項に規定する公的統計をいう。)の表示に適用される。」

のようにICD-10が主要になっていて、ICD-11については、次をみても膨大な作業が行われているようだ。

「第22回社会保障審議会統計分科会疾病、傷害及び死因分類専門委員会」

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06891.html

その作業の組織的な体制は上記委員会の「【参考資料6】我が国におけるICD検討体制」で俯瞰できる。

https://www.mhlw.go.jp/content/10701000/000550224.pdf

A-03-02-03ICD-10ICD-11との相違

この委員会の「第21回」の「資料1PDF ICD改訂の概要」には経緯とICD-10ICD-11との対照が俯瞰できる。

https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000452494.pdf

A-03-02-04ICD-11の日本語訳体制

また、和訳作業の一端が、「資料2ICD-11の和訳の取扱について(案)」には基本的に

「、、、訳語に用いる日本語表記は、日本医学会医学用語辞典における取扱を基本、、、」とし、

一般的な英語で共通するものについては、

「、、、(参考)事務局案を作成する際に用いた定型訳の例、、、」

最後には、それぞれの専門領域別に各学会等に割り振られている表が記されている。

https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000482221.pdf



つづく(長すぎたの分割します)


追記 2020/03/30 1545

以下が今回の記事の元々の記事たちです。2020/03/30現在、7つの記事です。

全文をセンテンス毎の単純な対(拙)訳にしています。

上記の「コロナウィルス」(新型ではありません。その元です)が世界で使われ始めた記事を解説するにあたって、あまりに参照・引用すべきサイトが多いため、独立して投稿した記事です。
基本的には「ある程度の専門性や信用度が確保されているようにみえ、門外漢(筆者)にも、ある程度理解し得る情報が公開されているもの」、「公的な」行政、研究所、学会、メディアのものを選びました。
また、「以上」のあと「続きを読む…」というところをクリックすると、現在の「追記」のように追記したものが表示されます。
「補遺」の1には中央官庁のもの
「補遺」の2には多言語(日本語以外)表記のもの、その後気づいたもの、を中心に
いずれも「組織」という信用性と一般性がある程度担保可能なものです。

元々の「コロナウィルス」初出を考えるための日本のウィルスや感染症関連サイトのリンク集 補遺 3 (感染症・感染症の歴史)上記に続く「補遺」で基本的には感染症(学)、ウィルス(学)の包括的解説や歴史について解説してあるものを中心にまとめました。製薬会社・生命保険等の関連の「会社」「研究所」や研究者「組織」よりは研究者「個人」とによって掲載されたものが多く、それぞれの考え方に留意が必要です。

4.「新型コロナウイルス」という名称の背景――その1−1 命名の手順・権威 @
大元の記事です。WHOがパンデミック宣言を出す前に、「COVID-19」というウィルスの命名宣言に対し、世界で多用され、語源が曖昧になったり、多義になる前に、命名手順、経緯、歴史的背景を整理しておこうと始めた記事です。この回ではWHOの「命名宣言」そのものの手順を中心に紹介しました。

上記記事をさらに遡り、こうしたウィルスや感染症というものを(新型コロナやコロナに限らず)一般に関しての「命名手順」の発達経緯や背景を紹介しようとしました。

6. 「コロナウィルス」という名前の誕生
上記4.や5.を経て、それらを具体的にみるものとして、元々の「コロナウィルス」という名前の初出について紹介したものです。ブログにおいて「容量」と使えるフォントを気にしつつ。出来る限り文中の解説や抄訳、文末の解説を試みましたが、HTML等言語まで遡るなど手間暇が膨大でその後、上記1. の記事以下に整理することになりました。

こうした、命名物語に解説が幾重にも重なり遡らくなる必要があるのは、ウィルス、感染症、という「学問」、すなわち近代世界とこれらとの出会い、さらには近代世界自体が短いことが、垣間見えるのことを理解するに恰好の論文を差しはさみました、ピサからベニスという本ブログが探ってきた諸テーマと近づきました。


以上
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