インターネットの「自由度」、Freedom on the Net、Freedom House [2012年09月25日(Tue)]
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<承前>
昨24日発表されたFreedom House による Freedom on the Net 2012 では世界の傾向として次のように4点で総括している。 自由な発言の制限、インターネット・ユーザーへの迅速な逮捕に向けた新法 情報操作に向けたコメンテーターの雇用、ハイジャック攻撃 政府批判に対する身体的攻撃の増大 監視が増進されながらも悪用に対しては稀なチェック これらはいずれも、50人超の協力者によりまとめられた各国毎の調査報告に基づいたものとして、それら47カ国のカントリー・レポートを約600頁にわたり紹介している。 そして、それらは次の三つの大項目を点数化させ、その合計点が低い方が「自由度」が高いとして下記の通り、ランキング(括弧内は点数)している。 アクセスへの障害(25点) アクセスに対するインフラ上や経済的障害。特定のアプリや技術に対しての政府の阻害策。インターネットや携帯電話プロバイダーに対し法的規制や運用のコントロール。 コンテンツ制限(35点) フィルターやブロッキング。他の形態による検閲や自主検閲。コンテンツ操作。オンライン・メディア・ニュースの多様性。社会的・政治的活動へのディジタル媒体の活用。 使用者の権利の侵害(40点) オンライン活動に対する法的保護や制限。監視。プライバシー。オンライン活動に対する法的処罰、収監、身体的攻撃、他種々のハラスメント。 昨日記事の繰り返しになるが、調査国数が世界の国数の1/4に満たないので、注意を要したい。 国数が増えたところで、以前紹介した、民主度、自由度ランキングと合わせて、見てみたい。 01 - エストニア ( 10 ) 02 - 米国 ( 12 ) 03 - ドイツ ( 15 ) 04 - オーストラリア ( 18 ) 05 - ハンガリー ( 19 ) 06 - イタリア ( 23 ) 07 - フィリピン ( 23 ) 08 - 英国 ( 25 ) 09 - アルゼンティン ( 26 ) 10 - 南ア ( 26 ) 11 - ブラジル ( 27 ) 12 - ウクライナ ( 27 ) 13 - ケニヤ ( 29 ) 14 - グルジア ( 30 ) 15 - ナイジェリア ( 33 ) 16 - 韓国 ( 34 ) 17 - ウガンダ ( 34 ) 18 - キルギスタン ( 35 ) 19 - メキシコ ( 37 ) 20 - インド ( 39 ) 21 - インドネシア ( 42 ) 22 - リビヤ ( 43 ) 23 - マレーシア ( 43 ) 24 - ヨルダン ( 45 ) 25 - チュニジア ( 46 ) 26 - トルコ ( 46 ) 27 - ベネズエラ ( 48 ) 28 - アゼルバイジャン ( 50 ) 29 - ルワンダ ( 51 ) 30 - ロシア ( 52 ) 31 - ジンバブウェ ( 54 ) 32 - スリランカ ( 55 ) 33 - カザフスタン ( 58 ) 34 - エジプト ( 59 ) 35 - タイ ( 61 ) 36 - パキスタン ( 63 ) 37 - ベラルーシ ( 69 ) 38 - バーレーン ( 71 ) 39 - サウジアラビア ( 71 ) 40 - ベトナム ( 73 ) 41 - ミャンマー ( 75 ) 42 - エチオピア ( 75 ) 43 - ウズベキスタン ( 77 ) 44 - シリア ( 83 ) 45 - 中国 ( 85 ) 46 - キューバ ( 86 ) 47 - イラン ( 90 ) |
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<追記> 俄かに、本稿へのアクセスが多くなり、日本のインターネット自由度のランキングが検索されているようだが、今回調査47ヶ国に日本は含まれていない。 あえていえば、200カ国中50カ国の調査で、世界の1/4だとして、例えば、EU、中南米諸国の割合が少ない、といえるようにみえる。 報告書によると調査対象国の選択にあたっては、以下の通り、 「地理的多様性、経済的成長度合、政治的自由度、メディアの自由度の4つに留意し、代表的サンプルを選んだ」としている。 「The countries were chosen to provide a representative sample with regards to geographical diversity and economic development, as well as varying levels of political and media freedom.」 <以上追記> |




