動物の眼の多様性 −休題の本 [2012年09月10日(Mon)]
以前「いつか動物の「眼」の写真集が刊行されるのを心待ち」にしていると記しました。写真集ではないが、遂に、様々な動物の眼満載の本が発刊された。
全篇カラ―270頁、これまで長年蓄積されてきたであろう、医書からの図解から新聞切り抜き、博物館の解説の写真まで、そして、玄関にいた蛾の幼虫、焼鳥屋さんから提供を鶏の眼、埋葬された象を掘り出した眼、果ては「非医療用義眼」(変装・人形・剥製)まで、眼に関する写真を多数、盛りだくさんとしかいいようのない、眼科医による著書が発刊された。 写真がふんだんな分、画質もまちまちだが、一項目一頁の構成で、ところどころに著者の俳句も交えてのパワーが凄い。そのパワーを紹介したい。 動物の眼の本ではないが、「眼の収斂進化」という視点で、一般向けに、「眼」の周辺の全てを集めた啓発書として、当然の帰結として様々な動物の様々な眼を取り上げている。 |