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グローバル・ヒストリー [2012年07月01日(Sun)]

歴史が変化するのは、不遜の誹りを恐れなければ、楽しい。面白いというよりか、楽しいと前向きに認めざるを得ないといえよう。人間の歩み自体ではなく、人間がつくる「歴史」だからだと思う。
テレビで、源頼朝像が違うといったものから、学会で、あの出土物は偽造でしたというものまで、所詮歴史は歴史だ。人間の営みだ。
地層を調べて、あ、この地には地震があった、とかの自然史も史である限り、所詮、人間の史だ。
50年前、地球は第4間氷期だ、寒くなるから原子力を活用しようだった。そしてここ四半世紀は、地球は温暖化に向かっている、暑くなるから原子力を活用しようだ。最近は黒点の動きで、あ、地球は寒冷化に向かっているというのも、仕舞に、原子力に頼ろうになるのか、地熱に頼ろうになるのかは後々歴史が知ることになろう。

再開にあたって、「グローバル・ヒストリー」の本を紹介したい。



グローバル・ヒストリーのはなしはそれこそ楽しい。グローバル・ヒストリーの発展は史的研究の蓄積の成果であるとは思うものの、世界の変化を象徴しているからだと思う。世界史の相対化が本格化した証だ。ヨーロッパやアメリカの原理主義から地中海、小アジア、中東、南アジア、東アジアの原理主義が世界の現実に躍り出てきていることもあるだろう。それらの現実の人々の動きと不即不離で、思考にも相対主義が徹底し、深化したのだと思う。

本書は、多くが語られ尽くされてきたかのようにみえるイギリス帝国の歴史を、別の、グローバル・ヒストリーという位置からから見せてくれる。

冒頭、1500年から2001年にいたる、世界のGDPの地域別比重の変化のグラフをみせて、驚かしてくれる。産業革命直前まで、インドや中国を筆頭とするアジアが過半を占めているのだ。それが、英米などにひたすら浸食されていくのが産業革命後の19世紀から20世紀。でも圧巻はそれからだ。

知っているといえば知っている、当たり前といえば当たり前なのだが、再び、21世紀に入って、カーブが逆に戻り、印中をはじめアジアがじりじりと過半に迫り始めているのだ。

まさにワールド・スタディーズに歴史は欠かせないと思う。

「グローバル・ヒストリー」という流派ではないようだが、イギリスより「アジア」ということならば、今や文庫化した、一連の杉山正明の著作が楽しい。

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