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バルセロナ・アジア系アメリカ人・オランダ風説書―休題の本 [2010年08月27日(Fri)]

テレビのバラエティで当然のように「オーベイか?」と問うていたのは一時代前だし、報道で「欧米では」というコメントも、それほど聞かされないで済むようになってきました。

それでも、スタジアムやストリートで「NIPPON」や「ジャパーン」の連呼が起き、「和食」という表示も目にする一方、技能オリンピック学力も、GDP労働時間も首位から脱落し、天然鰻の真贋からすすんで、外国産養殖ウナギの偽装、であったり、外国人関取の品位をめぐって審議委員会が前哨戦となって、協会の公益性大臣が憂慮する、というような、この「国」のこのごろです。

ネーション・ステート」はもとより、単独に「ネーション」もしくは「ステート」とよばれるもののが整っていた時代はあったのでしょうか。

むしろ、箍らしきものがあった、歴史の中の気まぐれなほんの一瞬を、私たちは垣間見たのではなく、その後も、「この時代の形」だ、と、信じようとしてきた「時代」があったと考えた方良いかとも思われるこの頃です。

そうしたとき、国ということでではなく、都市に着目する、中公新書の新刊「バルセロナ―地中海都市の歴史と文化」岡部明子(1963 - )は示唆深いものがあります。




エスニック・コミュニティからみた国として、「アジア系アメリカ人―アメリカの新しい顔 」村上由見子(1951 - )、或いは、他の国からみさせられた国をみる「オランダ風説書 ―「鎖国」日本に語られた「世界」」松方冬子(1967 - )、という、同じように紹介したい二著があります。





奇しくも、三著とも同じ中公新書で著者は女性です。

さらに、バルセロナに引き寄せ、ジェンダー・バランスを考えてもう一著。鶴見俊輔(1922.06.25 - )をして、自作の「いくつもの鏡」の装幀を平野甲賀(1938 - )に任せたいと思わしめた、長田弘 (1939.11.10 - )の「見よ、旅人よ」をあわせて、是非、紹介しておきたいと思います。

後で出された朝日選書版すら既に入手が困難なようですが、印象深い「安い本」の平野甲賀装丁の表紙からして、筆者も今回改めて調べなおすまで、頭の中では最初のものは当然に晶文社発行かと思っていましたが、講談社発行でした。これはさらに入手が困難なようです。

様々な国を、「その後」の「その国」の人でない「ひと」からみた作品です。




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