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アルビヨン、モッズ・パーカ、ヴェスパ、ランブレッタ―カトー研究所―国境なき記者団(報道の自由その56) [2010年06月28日(Mon)]

承前

Albusといえば、この後、長崎外国人居留地に関して紹介する予定ですが、居留地でも宿屋や飲食店の名前にも使われている「albion アルビオン」という英語が想起されます。ちょうど写真の話題にも関連する、国、民族、あるいは文化といったものの「イメージ」にまつわる話題なので、少し脇道に逸れますが「albion アルビオン」に関連して紹介します。

映画からはじめます。The Who の映画Quadrophenia=四重人格=「さらば青春の光」の最終シーン、暗緑色のモッズ・パーカを着たPhil Daniels扮する主人公、ジェームズ・ジミー・クーパー James 'Jimmy' Cooperーが、スクーターを疾走させます。

乗るのは自車のイタリアのInnocentiイノチェンティ社のスクーター、 1960年ものに仕立て直した1967年のLambretta ランブレッタ Li 150 Series 3ではなく、1963年もの、銀の、同じくイタリアのPiaggioピアジオ社の Vespa ヴェスパ160 GSです。 Sting スティング扮する、Bobb Strutton とJohn Windows という実在の二人のモッズのエースの姿と車をモデルにしたといわれる、Ace Face=エース・フェイスのスクーターを勝手にもちだしたものです。

海水浴場のBrightonブライトンから、街道を東へ30キロ少し走り抜け、その後まさにエンディングとなるBeachy Headビーチー・ヘッドの崖の白さは、二日酔いの眩しいばかり「翌昼」のように、印象的です。

ジミーの羽織るモッズパーカは、「踊る大捜査線」の織田裕二扮する青島刑事も愛用するM-51で、米軍のパーカで1951年もので、1965年もののM-65とともに、Mod'sモッズグループが一張羅を汚さないためにスクーターに乗るという理由づけと同様に汚さないために羽織っていたと理由づけて説明されますが、要はグループのアイデンティティなので理屈はどうでもよいかと思わます。因みに、外見上のM-51とM-65の違いは、アクリルボアが付いたフードをとり外しできるか否かとかが目立った違いのようです。

この映画のスクーターを揃えたウィリアム・ウッドハウス William Woodhouseへのインタビューによると、ヴェスパは崖から落とすこともあり、5台同じ古いVespa160 GSを揃えなければならなかったそうですが、無理だったため、パーツを集め、新しいものから作りなおしたそうです。しかもそのうち1台は、最終カットで磯に落として汚すことを当局が許さなかったため、エンジンのないものを作ったそうです。

さらに蛇足ですが、このインタビューで映画での同車のプレートの番号「VCB 160」について、Vespa Club of Britainにウッドハウス氏も加わっていたので、その頭文字をとったものだと、世評の深読みを否定しています。深読みの中でも、この映画のエンディングについて、多くの映画同様、色々な解釈があるようなのですが、筆者は確認していませんが、そもそも様々なエンディングのバージョンがあるということも報告されています。

蛇足の蛇足ですが、ジミーのランブレッタのその後については、何台かが映画オリジナルだとされているようですが、最有力のものは映画の中でみられる同社のプレート番号「KRU 251」を確かな証拠としているものです。コレクターがたまたま通りかかった、英国南部のSouthsea, Portsmouthのとある民家の前庭にあったLi 150 Series 3がプレート番号「KRU 251F」であることに気付いたということです。

同車は映画で使っていたような「アクセサリー」は外されながらも、幸運にも保管さていましたが、一方、映画のプレート番号「KRU 251」と僅かに違っての末尾に「F」が付いていることが、なおさらのこと同じ車だという、確かな証拠とされています。というのは同映画で使われたランブレッタの1967年ものは、プレート番号の末尾「F」がまさにこのことをを示してしまうため、映画では1960年ものとするため、「F」を隠していたからだという解しているからです。

さて、この白さ、ビーチ―・ヘッドのあるセブン・シスターズ、ヘイスティングスそしてドーバーの南岸など英国によくみられる、白亜の円石藻の化石からなる未固結の石灰岩チョークとよびます。白墨をchalk チョークということ、そして日本語での白亜紀の名称もこの地層、「白堊層」に由来にしているそうです。

この白さは崖だけでなく、丘に描かれた「馬」など英国各地はもとより、ドーバー海峡のフランス側にもみられるものです。

英仏海峡の最もせまいところ、ドーバー海峡では最狭で34.1キロ、ざっと40キロくらいで、白い崖も高さが最高107メートル、80〜100メートルくらいの高さが20キロくらい続きます。だからこそフランス側からもよくみえるのです。

続く



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