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祇園精舎の鐘の聲、沙羅双樹の花の色―カトー研究所―国境なき記者団(報道の自由その35) [2009年05月22日(Fri)]

承前

さて南部はともかく、中国はインドに比べ寒いため、仏陀が覚醒した、元祖、ガヤー村のインドの「菩提樹」Ficus religiosaはよく育たたないため、かわりに、葉の形が、トランプのスペードの先に短い小動物の尾が伸びたような形で、似ているシナノキの仲間である「菩提樹」を菩提樹として遇したとのことです。それがさらに日本に渡来し、日本で「菩提樹」と呼ばれ、現在も日本各地の寺院で植えられています。これはインドのFicus religiosa「菩提樹」とは違う種類、「クワ」の仲間ではなく、「シナノキ」の仲間Tilia miquelianaというものです。

このシナノキの仲間には、バルサ材のバルサ果物の女王のドリアン、根が逆さになったと称されるバオバブ、あるいはジュートなどがあるそうです。欧州で自由の象徴とされる西洋菩提樹も「クワ」ではなく、このシナノキの仲間だそうです。因みに、日本で単純にシナノキと呼ぶものは日本原産種のものであり、Chinaとは関係なく、榀、科の木、級の木と綴られます。Tilia japonica とよばれています。

このTilia japonica「菩提樹」を日本にもたらしたのは、「喫茶」をもたらした臨済禅、仏僧の栄西といわれています。

ときは12世紀、西半球では、史実・創作・物語の入り混じる、円卓の騎士聖杯伝説アーサー王冬のライオン獅子心王ロビン・フッドトリスタンとイゾルデ、のキングダム・オブ・へヴン、そして地中海の聖ヨハネ、テンプル騎士団アサシン・暗殺教団、、、第三回十字軍とサラディンの時代、いわゆる中世騎士道の時代です。東半球では、諸部族を統一したもののチンギス・カン未だテムジン平安末期鎌倉幕府設立直前奥州藤原、中尊寺義経・弁慶「平家物語」時代の変換直前の頃です。

祇園精舎の鐘の聲 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす


続く
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「報道の自由」はここから始めました。

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