承前

さて、フレイザー研究所の資金の出処をみてみましょう。

フレイザーは次のような世界を目指していると惹句として謳っています。
A free and prosperous world through choice, markets and responsibility　機会、市場と責任による自由で豊かな世界。

さらに具体的には、
Our vision is a free and prosperous world where individuals benefit from greater choice, competitive markets, and personal responsibility　我々のビジョンは、個々人が、より多くの機会、競争的市場、そして個人の責任に基づく、自由で豊かな世界からの恩恵を得ること、
とし、

業務の指針として
Measurement is the foundation for all our work. Careful, accurate, rigorous measurement. “If it matters, measure it”　「計量」が我々の全ての業務の基礎だ。注意深く、正確で、厳正な「計量」。「もしそれが問題ならば、先ずは「計量」、
とmeasurement = 計量というなれば、可計量性もしくは計量化を強調しています。

そして、こうした活動を全うするために、
In order to protect the independence of our research, we do not accept grants from government or contracts for research, unlike many other similar organizations　我々の研究の独立性を守るため、他の類似組織のようには、政府からの助成金やもしくは研究委託は受け付けない、
と資金源に言及しています。

そして、これらを畳みかけるように、
If you believe in greater personal responsibility and less government intervention, please donate now.　もし、あなたがより大きな個人の責任とより小さな政府の介在を信じているならば、いますぐ寄付を。。。
と呼びかけています。

続く
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「閑話休題」の.......
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