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台所か応接間かー内閣とは?―国境なき記者団(報道の自由その29) [2008年06月20日(Fri)]

承前

ところで、ジョセフ・クアーズは米国のレーガン政権のkitchen cabinet キッチン・キャビネットの一員として有名です。キッチン・キャビネットとは、普通の意味では「台所のキャビネ」つまりは食器棚ですが、ここではキャビネットのもうひとつの意味「内閣」から取られており、直訳すれば台所内閣のことで、いうなれば私設の諮問団のことです。

この第7代米国大統領Andrew Jacksonアンドリュー・ジャクソンにはじまるといわれる熟語の語源には諸説あるようですが人目を避けて、表玄関ではなく、台所口から出入りする、という意味だといわれ、公式の内閣をparlor cabinet 応接間内閣とよんで対語にして「反」大統領派から1831年末に使われたとのことです。

この内閣「形成」の契機は、大統領が任命した友人の新任の陸軍長官の夫人、Margaret O'Neale Eaton 通称Peggy Eatonに対し副大統領夫人を筆頭とする他の閣僚夫人達が、同長官との婚前のつき合いをめぐって、拒否反応を示したことにジャクソン大統領が業を煮やしたためだといわれます。このスキャンダルはPetticoat Affair ペチコート事件、 Eaton Affair イートン事件、 Eaton Malaria イートン・マラリアとよばれています。

他の米国の大統領時代には、invisible cabinet 透明内閣、tennis cabinet テニス内閣、poker cabinet ポーカー内閣などといわれたものもあります。

因みに、cabinet の語源としては、ストウ夫人の小説「Uncle Tom's Cabinアンクル・トムの小屋」、あるいは飛行機のCA、キャビン・アテンダント=客室乗務員の部屋や小屋、家田荘子のベストセラーの題名「イエロー・キャブ」で日本でも知られるようになったタクシーのcabのほか、キャベツをはじめ、神秘主義のカバラと、語源の系譜で重なるともいわれます。

一般的に、内閣を意味するキャビネットの源泉は17世紀英国のチャールズ二世の privy council 枢密院、つまりはプライベートな諮問団であることからして、パーラーであろうがキッチンであろうが、あまり変わらないのかも知れません。

続く
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