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微生物−国境なき記者団(報道の自由その12) [2008年02月12日(Tue)]

承前

「報道の自由」はここから始めました。

エタノールは水との比がおよそ60-95%のとき殺菌効果が高いといわれています。具体的にはウィルスが新しい宿主に侵入する際に宿主に結合したり、宿主の免疫などの生体防御機能から回避したりするため、すなわち増殖に必要なエンベロープという外皮を持つ単純ヘルペスやインフルエンザなどのウイルスについてはそのエンベロープを破壊することによって増殖を抑えるからだといわれます。

これはエンベロープが、ウィルスが元々感染していた宿主=細胞から細胞外に出て「出芽」する際にその宿主の細胞膜あるいは核膜などに由来するもので、大部分が脂質であるため、エタノールなどの有機溶剤によって溶かされてしまうからだそうです。

エタノールは従って、エンベロープを持つウィルスと同様にペスト菌、スピロヘータなど、一部の細菌にも有効だそうです。ウィルスを囲う疎水基と親水基のバランスを狂わせたりするなどの理由のほかに、エタノールの濃度が高すぎると、ウィルスのみならず、宿主を弱らせ対抗力を減殺させたりするので、濃ければよいわけではないそうです。また、酵母や真菌(カビ)にも時間がかかるものの殺菌力があるそうです。

さて、酒の話には何かと、製造過程で利用する酵母、麹カビあるいは腐敗の原因となる細菌など様々な「微生物」が登場しますのでそれらの違いについて整理します。

まず、生物は生物学の発展とともに、Carl von Linne カール・フォン・リンネの唱えた単純な植物と動物の2つの kingdom - キングダム(王国)=界の分類からはじまって、Ernst Heinrich Philipp August Haeckel エルンスト・ハインリッヒ・フィリップ・アウグスト・ヘッケルが提唱した3界説によって動植物以外の界が認められたのをはじめ、今日良く使われるRobert Harding Whittaker ロバート・ホイタッカーが分類した5界説さらには8界説など分類が細かくなったり、分類法が変遷してきていますが、今日の分類の礎となっている5界説で微生物などを大雑把に分けますと、次のようになります。

2界説|@植物界A動物界
3界説|@植物界A動物界B菌界(カビ、酵母、キノコ等)
5界説|@植物界A動物界B菌界
      C原生生物界(=藻類、粘菌、卵菌、アメーバ、ゾウリムシ等)
      Dモネラ界(=原核生物(真正細菌・古細菌=バクテリア、藍藻、メタン菌、高熱菌等))

なお、用法によっては異同があるようですが、モネラ界にあたる原核生物である、真正細菌(いわゆる細菌=バクテリアがその仲間)と古細菌は、細胞に核を持たない(原核細胞から構成される)生物のことをさし、系統的にはそれぞれ別系統の出自だそうです。他の生物は真核生物で、核をもつものです。

virus = ウイルスは上記の生物のいずれでもありません核酸(細胞であれば遺伝を担う)とそれを包むタンパク質の殻だけで構成され、細胞の体をなしてません。エネルギー生産装置や蛋白質合成装置を持っていなく、自己自身で複製できません。従って、複製、つまりは増殖には宿主たる、他の多細胞生物の細胞、もしくは細胞を利用するもので、その過程で宿主を害するものが殆であり、かつ極小であることもあって、濾過性病原体、病毒ともいわれます。

ウイルスを狭義につかうときは、主に動植物に感染するものをウイルス、主に細菌に感染するバクテリオファージといいます。小文字の「ィ」をつかうウィルスではなく「イ」を使うのが一般的だそうですが、この単語が導入された経緯もあり、ビールス、ヴィールス、バイラス、ヴァイラスなどとも表記されます。

続く

(本ブログでは、フランス語のアクセント記号等については、文字化けが避がたいため、問題あるとは思われ、また、残念ですが省略します)
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