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ラヴェンナ(16)勝ち組、ローマ。国とは?その48―閑話休題(再三) [2007年07月05日(Thu)]

<承前>

四世紀をピークに衰退期を迎えたとはいえローマは数十万人の人口を抱える都市として、この初期キリスト教時代、大都市でした。

そして、先に紹介したように、アレクサンドリア、アンティオキア、エフェソス、コンスタンティノポリスも、数十万人を擁する、この時代の大都会でした。中でもコンスタンティノポリスは60万都市としてローマ衰退後、ローマにとってかわって欧州随一の都会になります。

「Pentarchy 五大 総司教座」=総主教座=首都大司教座=首座大司教座=使徒座という表現が、この初期キリスト教時代のキリスト教会の状況を表すのに使われます。(ペンタゴンでも使われているPent=五に繋がるarchyにあたる部分の和訳については総司教座などは教派はもとより時代によって様々あります。区別の詳細は省きます)エルサレム、アレクサンドリア、アンティオキア、コンスタンティノポリスそしてローマの五つを指しています。

これらはキリスト教の黎明期にキリストのApostles使徒、高弟等が宣教活動をし、いうなれば、キリスト教が勢いを得た「都市」です。それぞれの使徒は次の通りです。

Jerusalem エルサレム---------------- James, son of Zebedee ゼベダイの子のヤコブ
Antioch アンティオキア--------------- Simon Peter シモン・ペトロ Paul of Tarsusタルソスのパウロ
Alexandria アレクサンドリア----------- Mark the Evangelist 福音記者マルコ (ペトロに同行)
Constantinople コンスタンティノポリス--- Andrew アンデレ(ペトロの弟)
Rome ローマ----------------------- Simon Peter

これらは、伝説上の話もあり、不明確な部分もあるようですが、ヤコブを中心に、割礼モーセの律法にこだわるユダヤ人のキリスト者共同体として発展したエルサレムと、これと一定程度距離をおくペトロやパウロを中心に、非ユダヤ人のキリスト者共同体として割礼やモーセの律法にこだわらずに発展したアンティオキアがまず盛況を呈します。

その後、いわゆる十二使徒でもなく、生前のキリストも知らないながらも、福音記者とよばれるほど精力的に布教活動をしたマルコを中心に形成されたアレクサンドリアのキリスト教会が勢いを増します。地中海南岸、今日のエジプト第二の都市のここは、その後キリスト教会の多数のリーダー、論客、学徒を輩出し、東方正教会の中心になっていきます。

エルサレムで発生したキリスト教も、こうして東ローマ帝国内各所で拠点を形成したものの、西ローマ帝国ではローマだけがこうした布教センターになっていき、そのローマは最終的には第一の使徒座としての地位を固め、東西に分裂した片方の雄とはいえ、ローマ・カトリック教会のセンターとして最大教派の中心になりました。そしてこの頃のもう一方の雄は、東ローマ帝国の首都、60万都市として欧州最大都市となっていくビザンティン=コンスタンティノポリス=コンスタンティノープル、現在のイスタンブールです。

<続く>
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バイロンの足跡をたどる記事は最初はここから開始しました。

ラヴェンナを紹介する記事は最初はここから開始しました。
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