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地方の時代 [2005年11月11日(Fri)]

前回はThe World Summit on the Information Society(WSIS)=国連世界情報社会サミットフェーズ2のチュニジア会議(11月16日〜18日)を紹介しましたが今回はこのサミットに連動する、
The World Summit on the Information Society and the role of Local Authorities=国連世界情報社会サミットと”自治”の役割」会議を紹介したいと思います。
http://www.it4all-bilbao.org/context

この会議はUnited Cities and Local Government (UCLG)=都市・自治体連合がWSISに呼応して前2003年のフランスはリヨンに引き続き、スペインはビルバオで11月9日〜11日の本日までの間、開かれているものです。ビルバオはイベリア半島の付け根で大西洋はビスケー湾を望むフランスとスペインに跨るバスク地方のうちスペイン側三県の中心都市です。

UCLGは国際地方”自治体”連合(IULA)と世界都市連合(UTO)並びにメトロポリス(Metropolis)の3連合組織が昨年2004年5月、パリにおいて統合し、結成された約2,500団体よりなる世界最大の地方自治体の連合組織です。2,500という数字は日本の地方自体数とあまり変わりありませんが、これは各国の自治体連合なども加盟しているため、「傘下」の"自治体”はもっと多いといえますが、一方において、UCLGが欧州を主体としている結果でもあります。

この連合体の役割は様々ですが、自他共に大きな使命は、国際連合を中心とした諸国家間の国際舞台において、本来はそれぞれ中央政府に公式に代表されているものに、限りなく「地方政府」が同等の立場で参与していくことでしょう。とりわけ、欧州においては、欧州統合が進む中、国家の障壁が薄くなるのと反比例して、EU代表、EU議会などの発言が増す方向と同じく、欧州各地の都市¥自治体間の連携作業が、数多の分野で見られるようになっています。

UCLGには日本から地方自治体では浜松市だけしか参加してませんし、アジアからも少ないといえます。かつて10年少し前、UCLGの前身IULAが盛んに日本をはじめ、アジア各地で会員集めに努力していた時期があります。当時もIULAはアフリカやラ米そして、西欧各都市が中心でした。

近代国家の成立は、すなわち、国家のグローバリゼーション、平準化の過程で、国際的な、それこそ戦争も外交も、あるいは貿易も、そうした枠組みを併行して今日にいたるまで発展・整備させています。しかし、それぞれの国々の足元にある、政府組織をはじめとする地方組織は良くも悪くも平準化されていません。

国際地方”自治体”連合(IULA)の”自治体”はauthoritiesの訳語であるため””で囲いました。サハラ直下のイスラム系とキリスト系の並存する地域にいくと、前者は徴税、後者は取り締まりなどと、二重構造の上に、それぞれの集団構成員が必ずしも一致しない「地方自治組織」の名残が見て取れます。Government(統治)というよりはauthorities(権威)の方が包括的に表現しやすかったからだと思われます。

歴史や環境によって「地方自治」は様々ですし、IULAが欧州旧宗主国とアフリカ・ラ米の旧植民地国の間で発展したことも頷けます。時代はauthorities(権威)からGovernment(統治)へと、「平準化」が進んだともいえましょう。いまなお、基底部においては、欧州が世界をリードしている好例でしょう。

それにしてもビルバオでの開催。ビルバオはつい数年前まで、バスクの分離独立を目指す急進的な民族組織ETA「バスク祖国と自由」の本拠地として話題をよび、あるいはピカソの「ゲルニカ」の地、ニューヨーク・ベルリン・ベニスなどに続きグッゲンハイム財団が新しいチタニウム屋根の美術館をたて、さらにはその名の通り、バスク人だけでのチーム・クラブとして欧州サッカークラブの理想とされてるビルバオの本拠地、バスクの「首都」での開催です。欧州の奥の深さを感じさせます。
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