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契約騎士団からシビル・ソサエティまで−新刊「株式会社」紹介(その4)休題の休題―5 [2006年10月31日(Tue)]

<承前>

「株式会社」の著者は「会社は何のためにあるのか」という問いに英国の経済学者Ronald Harry Coaseロナルド・コースの論文「The Nature of the Firm企業の本質」から、
すなわち製造が(組織=会社などを一切介さず)各段階で独立した売り手と買い手がそのつど取引を行うのと比べて「会社の存在意義は特定経済活動の調整に必要な取引コストを最小化できることに」にあり「すべての関係者を組織内部に取り込めば、「個々の取引に必要な契約の交渉と合意」にかかるコストが不要になる」
と引用し、
「しかし、取引コストの削減によって会社が得る利益から、「階層コスト」――本社の経営管理者が散在する情報を見落とすことで発生する費用――を差し引いて考える必要がある、、、」としている。


同書では紀元前3000年のシュメールからはじめて、歴史をおって、「会社」の発展史を次のように描いています。

紀元前20世紀頃には、アッシリア商人が投資家14人から出資金を預かり、4年後に利益の2対1で分けるという、ベンチャー・キャピタル・ファンドと大差ない契約。フェニキア人が同様の投資形態を海上貿易に持ち込み、地中海全域に広まったのみならず、多大の時間と費用、船長の逃亡への警戒によってより契約が緻密になった。

初期ローマ時代では第2次ポエニ戦争が始まる頃には、個人として徴税権をもつ騎士達「Publicanus プブリカヌス」が何人かが集まって「Societasソキエタス」(契約関係を)を作り、株を一株ずつ所有し、兵士用の楯や剣の製造を行った。

−−−パブリック・セクター=公共部門、シビル・ソサエティ=市民社会、の語源はこれらと同根です−−−筆者

<続く>

「株式会社」紹介の最初はここから。
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