はじめまして [2005年10月07日(Fri)]
BBS、ホームページ、メルマガ、ブログ、ミクシィと、コンピューネットワークの変遷につれて色々書き損じてきましたが、財団界に四半世紀ほど働かせていただき、少しでも後に残せるものになるかは定かでは判りませんが、一昔前のブログ風に、引用形式で、仕事上の斜読に近い形で、主に米国のオンラインもしくはオンラインで面白くもしくは興味深く見られるNPO界のニュースや論説を引用していきたいと考えています。
なお、誠実に引用するつもりですが、翻訳の誤り、誤解が多々あるかとも思われますので、甚だ恐縮ですが、特に原文批判や原文引用にあたっては原文にあたられるようお願い申し上げますと同時に、ブログ風に、ご批判・ご注意・お叱りを寄せていただければ幸甚です。 本日は、最初ですが、特に脈絡なく、目についた記事2件紹介いたします。 まず、 Nonprofit Online News Thursday, October 6, 2005 http://news.gilbert.org/ の書籍紹介記事です。 Edgar Schein の「Organizational Culture and Leadership= リーダーシップと組織文化」 を必読の古典的テキストとして紹介し、特に本書最終章で、 「leadership itself as managed cultural change.=企図された文化変容そのもとしてのリーダーシップ」としているところが好きだといっていますが、managed の意味が含蓄深く、「企図された」という訳も苦し紛れに作ったものです。 続いて、 PNN Online October 4, 2005 http://www.pnnonline.org/article.php?sid=6246 のlaurakujawski による記事です。 「Study Reports on Foundation Funding for Arts Education=芸術教育への財団助成研究」 では、この種の詳細な研究としては(米国)史上初で、Wallace財団の助成により1999年から2003年の間の"Foundation Funding for Arts Education: An Overview of Recent Trends," を紹介。2003年には$208.8 million 約250億円が主要財団から芸術教育に助成されたとのことです。 レスター・サラモンの率いた非営利セクターの国際比較研究でも話題なりましたが、この<教育>のほか<医療><宗教>などは特に、「非営利」との関わり、あるいは「非営利」の役割が国や文化によって環境や歴史的な経緯の差に基いて、それぞれでの、現在の考え方、あるいは実態の差が大きいことはいうまでもありません。そういった意味で、単純に比較できるものではありませんが、逆に、彼我の比較では、数字の差などより、その研究アプローチやテーマ等の考え方の差が面白く見られるものかもしれません。 |