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my website (03/08)
今こそ、基礎自治体、そして、地域・市民・団体の力、協調が問われる@―日米基礎自治体の基礎比較 [2020年06月19日(Fri)]

nichibeikisojichitai 0 .jpg

コロナ禍は、世界人口が戦後3倍75億人に増すに至って、現代人類社会の能力が、「国際」レベルはもとより、「国家」レベルすら、諸国家・政権が自ら分断したり、ガバナンスを州・県・首長に投げ出し、放棄する等、最早「国家」レベルでのガバナンスが及ばないことを明示しているようだ。


経済維持保健維持かが天秤にかけられ、「王政」「帝政」から共和制、市民の誕生から始まった近代も、第二次大戦後世界から、東側陣営の崩壊を経て、統治機構自身が、賭博を愉しみ、票も金で買うことが言われるようになって、金優位の、結果的には「政府」セクターから「市場」セクターにガバナンスの担い手を徐々に譲っていくことを目の当たりにしている。

「市場」セクターがどこまで引き受け得るか不明の中、国家レベルから基礎自治体レベルへのこの歴史的大転換期に「非政府セクター」「非市場セクター」「市民セクター」「地域コミュニティ」の、或いは「基礎自治体」との協調、責任が問われていると思う。


現代の「平均国家」は3,750万人75万㎢、人口密度50/だ。


日本1.26億人38万㎢332/


米国3.15憶人963万㎢33/


(約75億人(国連推計中位値近似)を約200ヶ国(国連加盟国193ヶ国)で割ると3,750万人。世界の国土総面積を1.5億㎢(領有権主張が複雑で、実効支配は及ばず、極端に定住人口が少ない南極、凡そ1/10である0.144㎢、を含まない面積。CIAファクトブックでは148,940,000 ㎢)とすると75万㎢)


いずれも「平均国家」「世界標準」から外れる日米両国で、「政府」はもとより「市場」も「非政府・非営利」のセクターも近い日米において、ともすれば、「非営利セクター論」を筆頭に両国の自国中心の視座から始まり、「国家」レベルでの世界の中での特異性、基礎的な人口や面積という世界・両国違い無視して、「内容的」「概念的」「思想的」に比較されがちだ。


先ずは、そうした与件の違いと、現代ガバナンスの最後の砦基礎自治体」の外枠の違いをみていきたい。


因みに、上記のように世界の国家の形態が千差万別のように、地方自治地方行政体基礎自治体万差億別である。とりわけ、連邦国家である米国では「法的」に州別は勿論のこと、実態として地域別異同が激しい。対する日本は、世界に類例をみないほど律儀に地方自治体は徹底して金太郎飴の輪切りだ。


ここでは、とりあえず、世界各地に自治体職員を駐在させ、世界的に「地方自治」を唯一現場的・専門的にみている、かつての自治省国際派の大きな成果、CLAIR、自治体国際化協会の諸資料を主たる依拠、参考にして、粗く、概観を描きたい。


アメリカ連邦国家にあって州(邦)state は「国家」のようなものであり、その意味でも、「county カウンティ」は「郡」と訳されるものの、ガバナンスは「」に近いと思われる。数も50州(邦)で3030日本の都道府県で計算すると50×47=2350と「桁」としても県と数的にも近い。

実際は、世界がそうであるように「州」によって「自治体」がない地域も少なくはなく、学校区をはじめ「特別自治体」の在り方も多様で形態も無数の米国との違いは論点によって、様々だ。

ここでは先ず、概観するため「township」と「municipality」の合計(CLAIRの『アメリカの州・地方政府の概要』2016/05)をもって基礎自治体として記したい。


備忘録「コロナ」という単語の源流を求めて、、、中途で今一度整理する [2020年04月02日(Thu)]

前回、追記したものと、度々ですが、若干説明を加えたものですが杭異本的に同じものです。注、注の注まで7回にわたる記事を途中で整理したおきます。
各、青字下線部をクリックすると、各記事に繋がります。

以下が今回の記事の元々の記事たちです。2020/04/02 現在、7つの記事です。

この枠組みを確認した後、これから、コロナという単語の源流を求めながら、元祖日本のボランティア、ゲットー、難民、グローバリズムとローカリズム、人為と無為等々に振れはがら、触れていきたいと思っています。

全文をセンテンス毎の単純な対(拙)訳にしています。
凡そ半世紀前の1968年、激動の年といわれ、今日につながる多くのものが激しく変わり始めた次代でした。
ベトナムでは旧正月にまさしくテト攻勢、米国ではキング牧師が殺され「いちご白書」が語られ、フランスではカルチェ・ラタンで舗石が剥がされ、ビアフラでの飢餓は世界に募金箱をもたらし、チェコスロバキアでは春が終わりキャタピラが石畳を踏み、メキシコでは黒い拳が挙がった年です。

上記の「コロナウィルス」(新型ではありません。その元です)が世界で使われ始めた記事を解説するにあたって、あまりに参照・引用すべきサイトが多いため、独立して投稿した記事です。
基本的には「ある程度の専門性や信用度が確保されているようにみえ、門外漢(筆者)にも、ある程度理解し得る情報が公開されているもの」、「公的な」行政、研究所、学会、メディアのものを選びました。
また、「以上」のあと「続きを読む…」というところをクリックすると、現在の「追記」のように追記したものが表示されます。
「補遺」の1には中央官庁のもの
「補遺」の2には多言語(日本語以外)表記のもの、その後気づいたもの、を中心に
いずれも「組織」という信用性と一般性がある程度担保可能なものです。

上記に続く「補遺」で基本的には感染症(学)、ウィルス(学)の包括的解説や歴史について解説してあるものを中心にまとめました。製薬会社・生命保険等の関連の「会社」「研究所」や研究者「組織」よりは研究者「個人」とによって掲載されたものが多く、それぞれの考え方に留意が必要です。
それぞれの立ち位置を良くも悪くも分かったうえで様々な視点がわかるかと思います。

4.「新型コロナウイルス」という名称の背景――その1−1 命名の手順・権威 @
大元の記事です。WHOがパンデミック宣言を出す前に、「COVID-19」というウィルスの命名宣言に対し、世界で多用され、語源が曖昧になったり、多義になる前に、命名手順、経緯、歴史的背景を整理しておこうと始めた記事です。この回ではWHOの「命名宣言」そのものの手順を中心に紹介しました。
名前というものは、自称しても、皆から支持され、皆から理解されて、皆に利用され、他称となってはじめて成り立つもの。国際的な命名は簡単なものではありませんし、国際的な必要性がある限られた名前。無形世界遺産のように世界史に遺るものです。

上記記事をさらに遡り、こうしたウィルスや感染症というものを(新型コロナやコロナに限らず)一般に関しての「命名手順」の発達経緯や背景を紹介しようとしました。


6. 「コロナウィルス」という名前の誕生
上記4.や5.を経て、それらを具体的にみるものとして、元々の「コロナウィルス」という名前の初出について紹介したものです。ブログにおいて「容量」と使えるフォントを気にしつつ。出来る限り文中の解説や抄訳、文末の解説を試みましたが、HTML等言語まで遡るなど手間暇が膨大でその後、上記1. の記事以下に整理することになりました。
まだまだ、世間、世界に知られていないモノに関して、受け入れられていない視点や概念を、文字言葉で書かれたもの。遺ったものを誕生史として顧みることが肝要だと思います。

こうした、命名物語に解説が幾重にも重なり遡らくなる必要があるのは、ウィルス、感染症、という「学問」、すなわち近代世界とこれらとの出会い、さらには近代世界自体が短いことが、垣間見えるのことを理解するに恰好の論文を差しはさみました、ピサからベニスという本ブログが探ってきた諸テーマと近づきました。
近現代史ほど、利害関係者・利害関係がそれぞれ「活きている」からこそ、忖度され、喪われやすく、埋もれやすいか、祭り上げれられ、声高に語られやすいものです。その混乱、いわば覇権争い、を辛口に整理したものです。

以上
元々の「コロナウィルス」初出を考えるための日本のウィルスや感染症関連サイトのリンク集 補遺 3 (感染症・感染症の歴史) [2020年03月28日(Sat)]

承前

今回は、前回、『元々の「コロナウィルス」初出を考えるための日本のウィルスや感染症関連サイトのリンク集』の補遺の3にあたります。単純にリストが長くなってしまい、許容限度を越えそうなことと見にくくなるために、回を改めました。

今回は感染症(学)、ウィルス(学)の包括的解説や歴史について解説してあるものを中心にまとめました。事柄の性格からしても、製薬会社・生命保険等の関連の「会社」「研究所」や研究者「組織」よりは研究者「個人」とによって掲載されたものが多いです。

学界・研究所や政府・自治体のものと比べて、企業のものは、当然のことながら、「本業」の商売と、個人のものは研究者それぞれの考え方と、切り離せないものですので、留意して下さい。

まとめて、気づくのは、感染症もましてや、ウイルスも、それぞれ人類の歴史、「進歩」とともに文字通り、変化し、挑む形で歩んできていて、そういった意味でも感染症学もウイルス学そのものが優れて人類、そして感染症、ウイルスの歴史であることでした。

(順不同です)

◆感染症

◇感染症の基本<一般の方へ<国立国際医療研究センター病院 AMR《薬剤耐性》臨床リファレンスセンター

http://amr.ncgm.go.jp/general/1-1-1.html

◇感染症・予防接種ナビ<広島テレビ放送

https://kansensho.jp/pc/infections.html

◇感染症 HOW TO マニュアル<健康情報局<大幸薬品

https://www.seirogan.co.jp/fun/infection-control/

感染対策コンシェルジュ<丸石製薬株式会社

https://www.m-ipc.jp/

◇感染症<MSD ManualMSDMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/16-%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87

◇みんなでできる感染防止<日本BD

https://www.bdj.co.jp/articles/infectioncontrol/index.html

◇感染症の基礎知識<サラヤ福祉ナビ<サラヤ株式会社

https://pro.saraya.com/fukushi/kansen/kiso/

◇高齢者の感染症<株式会社LIFULL

https://kaigo.homes.co.jp/manual/healthcare/infection/

◇感染症<災害への対応<東京海上日動火災保険株式会社

https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/egao/taio/virus/

◇感染症について<慶應義塾大学保健管理センター

http://www.hcc.keio.ac.jp/ja/infection/index.html

◆感染症の歴史

◇感染症の歴史<食のリスクコミュニケーション講演会<意見交換等<内閣府食品安全委員会

https://www.fsc.go.jp/koukan/risk160313/issiki-siryou04.pdf

◇新型インフルエンザ 過去のパンデミックレビュー<内閣官房

https://www.cas.go.jp/jp/influenza/kako_index.html

◇知っておきたい感染症との闘いの歴史──次のパンデミックを防ぐために<ニューズウィーク 2020/03/05

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/post-92625.php

◇人獣共通感染症 連続講座(新規のものが上位)<日本獣医学会

<山内一也東京大学名誉教授により19952009年までの180回続けられた講座のインデックス。人獣共通感染はこれまでの「感染症」「感染症の歴史」にとって肝要と思われるので、インデックス中で確認できるものの、便宜のため「感染症の歴史」に関わるものも次に抜き出した>

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/ProfYamauchi.html

・サル由来ヒトウイルス感染症の歴史

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf179.html

・人獣共通感染症との40年のかかわりを振り返る

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf177.html

・自然界でのウイルスの生態

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf169.html

・中世の黒死病はペストではなくウイルス出血熱

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf159.html

・鳥インフルエンザ出現の背景

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf155.html

・ウイルスと現代社会

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf151.html

・ウイルス感染症:過去、現在、未来

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf147.html

・口蹄疫との共生

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf116.htm

・人獣共通感染症の制圧

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf100.htm

・プリオン病出現の背景

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf71.html

・1。ウイルス発見100年記念を目前に 2。「エマージングウイルスの世紀」

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf58.html

・牛海綿状脳症発生の背景

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf39.html

・種痘200年を迎えて

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf28.html

・エマージング・ウイルスと獣医学

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf24.html

・エマージング・ウイルス

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf21.html

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf09.html

https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf08.html

◇生命科学の雑記帳<予防衛生協会

上記に同じ「(社)予防衛生協会元理事・東京大学名誉教授・山内一也先生による生命科学の最新情報」

20002019年の時々の「雑記」ではあるが、「ウィルス学」はまさしく現代史の同時代史であることを改めて理解できる。殆ど全ての「雑記」がウィルス学(と同時にウィルスの「進化」)の時々の振り返りの歴史を教えるかのとうだ。主なものをURLなしでここに紹介したい。下記URLから過去のインデックスに遡れる)

https://www.primate.or.jp/category/zakki/

122.イノシシ用の豚コレラワクチンのルーツは日中戦争時代に日本が設立した華北産業研究所

121.大腸菌より大きな巨大ウイルス(クロソウイルス)が40年前に観察されていた

120.奉天獣疫研究所の遺産:ヒツジ順化牛疫ワクチンと豚コレラC株ワクチン

117.地球深部に潜む膨大な生命体

105.天然痘ウイルスは16世紀終わりに出現した:ミイラから分離した天然痘ウイルスのゲノムの解読

94. ウイルスの間に会話システムが存在

71.皮膚に常在するウイルス(ヴァイローム)

63. エマージング感染症の歴史を繰り返すジステンパー

51. エボラウイルス分離と命名の経緯

50.デングウイルス分離から半世紀以上いまだに開発が続くデングワクチン

48.エボラ出血熱に医学はどのように対応してきたか:治療薬、ワクチン、患者輸送

44.永久凍土内での3万年の眠りからさめた巨大ウイルス:ピソウイルス

36.科学者は生命を3つの単語で定義できるか

34.インフルエンザウイルスを最初に発見した日本人科学者

32.ワクチンによる感染症の根絶(5):麻疹

31.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(4):ポリオ

29.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(2):天然痘の根絶 追加

30.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(3):牛疫の根絶

29.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(2):天然痘の根絶

28.ワクチンによるウイルス感染症の根絶(1):はじめに

18.「口蹄疫の正しい知識 4.殺処分方式の歴史」

16.「口蹄疫の正しい知識 2.ウイルス学の出発点になった口蹄疫」

15.「口蹄疫の正しい知識 1.はじめに」

14.「予防衛生協会の30年を振り返る」

13.「ワクチン開発の歴史に学ぶ」

11.「史上最大の疫病・牛疫」世界史への影響と獣医学のルネッサンス

10.「 細菌培養のための寒天培地開発に秘められた物語」

・7.「実験用霊長類の歴史」

◇ウイルス・プラネット(カール・ジンマー)1737夜 2020/03/27<松岡正剛の千夜千冊
《昨日のもので、書評ではあるが、松岡正剛の千夜千冊だけあって、詳しい》

https://1000ya.isis.ne.jp/

上記の外に感染症、感染症をめぐる人間の考察についてイメージを伸ばすには以下が刺激的かもしれない。

・石弘之 感染症の世界史

・畑中正一 エイズ

・ロビン・マランツ・ヘニッグ ウイルスの反乱

・ジャレド・ダイアモンド 銃・病原菌・鉄

・ポール・G・フォーコウスキー 微生物が地球をつくった

・別府輝彦 見えない巨人―微生物

・丸山茂徳・磯崎行雄 生命と地球の歴史

・木下晋 祈りの心

・デイヴィッド・ホロビン 天才と分裂病の進化論

・木田厚瑞 肺の話

・多田富雄 免疫の意味論

・小林章夫 コーヒー・ハウス

・デイビッド・ウォルトナー=テーブズ 排泄物と文明

・国立遺伝学研究所 遺伝子図鑑

◇感染症学<Kyoto-U Open Universe Course<京都大学

《英語による講義の動画ではあるが、充実した内容》

1  感染症と人間の歴史      Teeranee Techasrivichien
2  世界の感染症流行の現状          Pilar Suguimoto
3  エイズと社会      木原 正博
5  感染症疫学の基礎        Patou Musumari
6  フィールドエピデミオロジー(1)        大山 卓昭
7  フィールドエピデミオロジー(2)        大山 卓昭
8  日本の感染症対策について

https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/graduate-school-of-medicine-jp/16-h070000/video

◇感染症とその予防<公衆衛生学 2019 年度第 11 (2019.12.26)<中澤港 神戸大学大学院保健学研究科・教授

http://minato.sip21c.org/publichealth/2019-11-text.pdf

◇感染症疫学 (2014/05/19)<環境・食品・産業衛生学<中澤港

http://minato.sip21c.org/envhlth/2014-06.pdf

◇文明と伝染病:その関連の歴史 (大谷明:国立感染症研究所名誉所員)<北里柴三郎博士生誕150周年記念特別企画講演会<日本細菌学雑誌58 (4): 657-662, 2003

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsb1944/58/4/58_4_657/_pdf

◇病気の文明史(第III部 第1章 病気の文明史 池田光穂 初稿入稿原稿)<『生活の地域史』(地域の世界史シリーズ,第7巻)

https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/020501civil.html

◇歴史統計を利用した天然痘伝播の定量的分析:統計疫学モデルを動機とするデータベース構築について 西浦博<統計数理(2008)第 56 巻 第 2 235252<統計数理研究所

https://www.ism.ac.jp/editsec/toukei/pdf/56-2-235.pdf

◇次々と現れる新ウイルス…なぜ21世紀に感染症が大流行するのか 2015/01/15(岡田晴恵(白鴎大学教授))<PHPOnline衆知

https://shuchi.php.co.jp/article/2163

◇「疫病の流行は政治が悪いから」感染症に苦しめられた日本人の古代史 2020/03/16(奥田昌子(内科医・著述家))<PHPOnline衆知

https://shuchi.php.co.jp/article/7443

◇医療保険制度<ニッセイ基礎研究所

https://www.nli-research.co.jp/company/?site=nli

◇感染症の現状 (後編)−感染症は人類の歴史をどう変えたか? <医療保険制度<医療保障制度<ニッセイ基礎研究所

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=62301&pno=1?site=nli

◇感染症と人類の闘い―国際協力の発展― /詫摩佳代(首都大学東京)《2018/06/07》<医学史と社会の対話

https://igakushitosyakai.jp/article/post-960/

◇見えない侵略者《東北大学名誉教授 磯貝惠美子》<コラム<東北大学ポケットガイド テクルペ<東北大学×仙台放送

https://tohoku-univ.ox-tv.co.jp/article/infection20180827/

https://tohoku-univ.ox-tv.co.jp/article/infection20181016/

https://tohoku-univ.ox-tv.co.jp/article/infection20181226/

https://tohoku-univ.ox-tv.co.jp/article/infection20190226/

◇次々と現れる新ウイルス…なぜ21世紀に感染症が大流行するのか 2015/01/15(岡田晴恵(白鴎大学教授))<PHPOnline衆知

https://shuchi.php.co.jp/article/2163

◇「疫病の流行は政治が悪いから」感染症に苦しめられた日本人の古代史 2020/03/16(奥田昌子(内科医・著述家))<PHPOnline衆知

https://shuchi.php.co.jp/article/7443

◇歴史統計を利用した天然痘伝播の定量的分析:統計疫学モデルを動機とするデータベース構築について 西浦博<統計数理(2008)第 56 巻 第 2 235252<統計数理研究所

https://www.ism.ac.jp/editsec/toukei/pdf/56-2-235.pdf

◇人類の天敵「ウイルス」《斉藤勝久》<ニッポンドットコム

https://www.nippon.com/ja/in-depth/a06601/

https://www.nippon.com/ja/in-depth/a06602/

◇人類を脅かせてきた感染症<大幸薬品

https://www.seirogan.co.jp/fun/infection-control/infection/pandemic.html

◇人と薬のあゆみ<内藤記念くすりの博物館<エーザイ株式会社

http://www.eisai.co.jp/museum/history/index.html

◇くすり博物館だより<内藤記念くすりの博物館<エーザイ株式会社

《残念ながら目次や索引がみつからないが、65号の日本での感染症の特集号など、興味深いものが数あるようだ》

http://www.eisai.co.jp/museum/information/topics/backnumber.html

◇感染症COM<株式会社アトラス

http://www.kansenshou.com/

◇薬学用語解説<日本薬学会

https://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi

以上

続きを読む・・・
元々の「コロナウィルス」初出を考えるための日本のウィルスや感染症関連サイトのリンク集 [2020年03月26日(Thu)]

承前

本論に進む前に、参照・引用するインターネット上のサイトが数多あることもあり、今回はそれの日本のサイトのURLだけを独立して掲載します。

厳密な基準はありませんが、ある程度の専門性や信用度が確保されているようにみえ、門外漢(筆者)にも、ある程度理解し得る情報が公開されているものを一覧しました。本稿の注記としてだけでなく、より広く使えるよう、現下のCOVID-19パンデミック宣言下でもある程度参考になり得るサイトも加えています。

(会員・専門家に向けて限定的したもの、最近のパンデミック下の現在、あまり更新されていないものは除きました)

過不足があるかもしれません。皆様からの情報をいただき加除したいと思っています。


JP1. 日本の政府・地方自治体等行政関係諸組織


JP 1-00-010 厚生労働省検疫所FORTH
https://www.forth.go.jp/index.html

JP 1-01-000 国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/

JP 1-01-010 感染症疫学センター(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html

JP 1-02-000 国立国際医療研究センター
http://www.ncgm.go.jp/

JP 1-02-010 国際感染症センター(国立国際医療研究センター)
http://dcc.ncgm.go.jp/index.html

JP 1-03-010 国立健康・栄養研究所
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/corona/

JP 1-04 動物衛生研究所
http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niah/

JP 1-05 理化学研究所(国立研究開発法人)
https://www.riken.jp/


JP 1-07.地方自治体等組織

JP 1-07-01-010 札幌市衛生研究所
https://www.city.sapporo.jp/eiken/index.html

JP 1-07-01-020 札幌市保健所・【医療機関の皆様へ】新型コロナウイルス感染症について
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/020106_muhan_pneumonia.html

JP 1-07-13-010 東京都健康安全センター
http://www.tokyo-eiken.go.jp/

JP 1-07-13-010-010 東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/

JP 1-07-14-010 神奈川県新型コロナウイルス感染症対策サイト
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/1369/

JP 1-07-14-020 神奈川県衛生研究所
http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/

JP 1-07-23-010 愛知県新型コロナウイルス感染症対策サイト
https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

JP 1-07-30-010 【県内医療機関の皆様へ】 新型コロナウイルスに関連した肺炎について
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/050100/d00203267.html

JP 1-07-30-020 和歌山県感染症情報センター(感染症情報宅配便)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031801/idsw/d00153659.html

JP 1-07-30-030 和歌山市感染情報センター
http://www.kansen-wakayama.jp/

JP 1-07-40-010 福岡県保健環境研究所
http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/


JP 2. 日本の医師会等医療従事者組織・組織間組織

JP 2-01.医師会等医療従事者組織

JP 2-01-01 日本医師会
http://www.med.or.jp/

JP 2-01-02 日本臨床検査医学会
https://www.jslm.org/

JP 2-01-03 日本臨床衛生検査技師会
http://www.jrcla.or.jp/

JP 2-01-04 日本看護協会
https://www.nurse.or.jp/

JP 2-01-05 日本救急医学会
http://www.jamt.or.jp/]

JP 2-01-06 日本臨床検査同学院
http://clmj.umin.jp/

JP 2-01-07 日本薬剤師会
https://www.nichiyaku.or.jp/

JP 2-01-08 日本病院薬剤師会
http://www.jshp.or.jp/extra.html

JP 2-01-09 日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/dentist/

JP 2-01-10 日本小児科学会
https://www.jpeds.or.jp/


JP 2-04.病院等医療組織等間組織

JP 2-04-01 日本病院会
http://www.hospital.or.jp/

JP 2-04-02 日本医療法人協会
https://ajhc.or.jp/

JP 2-04-03 全国自治体病院協議会
https://www.jmha.or.jp/jmha/

JP 2-04-04 日本衛生検査所協会
https://www.jaam.jp/


JP 3. 日本の学会等学界研究者組織

JP 3-01. ウィルス関係

JP 3-01-010 日本ウイルス学会 HP
http://jsv.umin.jp/

JP 3-01-020 日本臨床ウイルス学会
http://clvirol.org/

JP 3-01-030 ウイルス性下痢症研究会
https://web.sapmed.ac.jp/viralge/

JP 3-01-040 日本抗ウイルス療法学会
http://jaat.kenkyuukai.jp/about/


JP 3-02. 細菌・微生物関係

JP 3-02-010 日本細菌学会
http://jsbac.org/

JP 3-02-020 日本微生物生態学会
http://www.microbial-ecology.jp/

JP 3-02-030 日本臨床微生物学会
http://www.jscm.org/

JP 3-02-040 腸内細菌学会(旧日本ビフィズス菌センター)
https://bifidus-fund.jp/index.shtml

JP 3-02-050 原生生物情報サーバ
http://protist.i.hosei.ac.jp/index-J.html


JP 3-03. 感染症関係

JP 3-03-010 日本感染症学会
http://www.kansensho.or.jp/

JP 3-03-020 日本環境感染学会
http://www.kankyokansen.org/

JP 3-03-030 日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会
http://www.jsiao.umin.jp/

JP 3-03-040 日本エイズ学会
https://jaids.jp/

JP 3-03-050 日本疫学会
https://jeaweb.jp/

JP 3-03-060 日本免疫学会
https://www.jsi-men-eki.org/

JP 3-03-070本ワクチン学会

http://www.jsvac.jp/

JP 3-03-080 日本化学療法学会
http://www.chemotherapy.or.jp/


JP 3-09. その他関連

JP 3-09-010 日本カテキン学会
http://www.catechin-society.com/index.html

JP 3-09-020 日本産業衛生学会
https://www.sanei.or.jp/


JP 4. 電子顕微鏡・観測・検査・分析等関連

JP 4-010 日本顕微鏡学会
http://microscopy.or.jp/

JP 4-020医学生物学電子顕微鏡技術学会
http://emtech.jp/

JP 4-030 日本顕微鏡工業会
http://www.microscope.jp/index.html

JP 4-040 顕微鏡:走査電子顕微鏡(東京都立産業技術研究センター)
https://www.iri-tokyo.jp/setsubi/search/search.php?id=c

JP 4-050 日本試薬協会
https://www.j-shiyaku.or.jp/


JP 5. その他関係サイト

JP 5-010 M-hub(エムハブ)
https://m-hub.jp/


JP 7. メディア

JP 7-00-010 NHK・新型コロナウィルス特設サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/

JP 7-00-015 NHK・新型コロナウィルス・関西特設サイト
https://www.nhk.or.jp/osaka/coronavirus/?cid=bk-top

JP 7-00-040 日テレ・新型コロナウィルスと私たちの暮らし
https://www.ntv.co.jp/news_covid19/

JP 7-01-010 STV(札幌テレビ)新型コロナウイルス情報
https://www.stv.jp/news/virus/index.html

JP 7-46-010 南日本新聞・特設サイト 新型コロナウイルス
https://373news.com/_life/covid19/news.php?storyid=117402

JP 7-80-010 ファクトチェック・イニシアティフ・新型コロナウイルス特設サイト
https://fij.info/coronavirus-feature


JP8. 非政府組織等の特設・ポータル・サイト、Q&A、声明等

JP8-010-00 VS COVID-19 #民間支援情報ナビ(経産省)
https://vscovid19.code4japan.org/

JP8-010-22 VS COVID-19 #民間支援情報ナビ for 静岡県版
https://vs-covid19-shizuoka.netlify.com/

JP8-020 般社団法人日本アレルギー学会 「医療従事者向け」気管支喘息患者への対応Q&A
https://www.jaam.jp/info/2020/info-20200309.html

JP8-030 日本リウマチ学会 新型コロナウイルス(COVID-19)への対応について
https://www.ryumachi-jp.com/information/medical/covid-19/

JP8-040 <日本学術会議は新たな組織(PDF形式:118KB)を立ち上げ、感染症の予防等に関して長期的な視点から検討>
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/2bu/pdf/2kansensyou-setti24.pdf

JP8-050 心肺停止(CPA)症例(病院前診療を含む)に対する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策について(救急外来部門における感染対策検討委員会)
https://www.jaam.jp/info/2020/files/info-20200318.pdf

JP8-060COVID-19 急性呼吸不全への人工呼吸と ECMO  基本的注意事項
https://www.jaam.jp/info/2020/files/info-20200323.pdf

JP8-070 日本作業療法士協会 「新型コロナ」タグアーカイブ
http://www.jaot.or.jp/tag/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a

JP8-080 日本臨床獣医学フォーラム JBVPからのお知らせ 香港の犬からの新型コロナウイルス 検出に関する追加情報(2020/03/05更新)
http://www.jbvp.org/


JP9 リンク集

JP9-010 日本ウイルス学会 リンク集
http://jsv.umin.jp/link/link.html

JP 9-020 日本救急医学会 リンク集
https://www.jaam.jp/info/2020/info-20200309.html

JP 9-030 日本獣医学会 リンク集
https://www.jsvetsci.jp/link/index.php

JP 9-040 国立感染症研究所 リンク集
https://www.niid.go.jp/niid/ja/link.html

JP 9-050 全日本病院協会 新型コロナウイルスに関する情報
https://www.ajha.or.jp/topics/novel_coronavirus/

JP 9-060 日本精神病院協会 新型コロナウイルス感染症 関連情報
https://www.nisseikyo.or.jp/news/jimukyoku/jnews.php?id=20&bm=0

以上

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元々の「コロナウィルス」というウィルスの存在と名称が初めて公刊された記事全文と日本語拙訳 [2020年03月23日(Mon)]

承前

以前紹介した、元々の「コロナウィルス」というウィルスの存在と名称が初めて公開されたとされるネイチャー誌の記事の、今回は全文を、原文英語とあわせ日本語拙訳を掲載します。煩わしいので注記なしの一センテンス毎の対訳形式にしましたが、下記の諸点に留意されることをお願いします。

@元々の「コロナウィルス」の記事であって、現「新型コロナウイルス」ではない。
A医学ましてやウィルス学、そして翻訳の専門家でない者の拙訳である
B専門家の間でも語彙の異同や変遷がみられることに留意しつつ、出来る限り、一般的な英語の原義に沿った、日本語への直訳につとめたものであり、厳密な時代(一般世間やウィルス学周辺での使用されていた英語の)考証はしていない。
C原文は黒色の太字
D拙訳は《》内に濃紺色のメディウム字で、補足が必要なものはさらに《》内に、普通名詞に見紛われる可能性のある固有名詞には【】内に、人名はファミリーネームを「一般的」な読まれ方と思われるものを片仮名書きした。

VIROLOGY《ウィルス学》

Coronaviruses 《コロナウィルス》

A NEW group of viruses with the name of coronaviruses has been recognized by an informal group of virologists who have sent their conclusions to Nature. (They are J. D. Almeida; D. M. Berry; C. H. Cunningham; D. Hamre; M. S. Hofstad; L. Mallucci; K. McIntosh; D. A. J. Tyrrell.)
《コロナウィルスと新しく名付けられたグループのウィルスが、非公式のウィルス学者達のグループによって認められ、その(研究の)結論がネイチャー誌に送られてきた:アルメイダ、ベリー、カニンガム、ハムレ、ホフスタッド、マルッチ、マッキントシュ、ティレル》

They point out that with negative staining, avian infectious bronchitis virus has a characteristic electron microscopic appearance resembling, but distinct from, that of myxoviruses.
《彼らは負染色を使うと、鶏伝染性気管支炎ウィルスが、電子顕微鏡で姿が、ミクソウィルスと類似性は見られるものの、明らかに異なる、特徴をもっていることを、指摘している》

Particles are more or less rounded in profile;
《輪郭をみると、粒子は、どちらかというと丸い:》

although there is a certain amount of polymorphism, there is also a characteristic "fringe" of projections 200long   which are rounded or petal shaped, rather than sharp or pointed, as in the myxoviruses.
《一定程度の多型性はあるものの、200オングストロームの長さの、ミクソウィルスよりは、鋭く、もしくは尖っている形の、円もしくは花弁の形の「縁」の突起という、もう一つの特徴がある》

This appearance, recalling the solar corona, is shared by mouse hepatitis virus and several viruses recently recovered from man, namely strain B814, 229E and several others.
《その、太陽コロナを思い起こさせる、姿は、マウスの肝炎ウィルスや最近人体より回収された、いくつかのウィルスと共有している。名前をあげるとB814、229E株その他だ》

These viruses also share a number of other properties as indicated in the table.
《これらのウィルスは表に示されるような結構な数の特徴を共有している》

(Anyone interested in the data on which the table is based may obtain a short bibliography on application to Dr D. A. J. Tyrrell at the Common Cold Research Unit, Salisbury, Wiltshire.)
《どなたでも、この表が根拠にしているデータに、興味を持たれる方はソーズベリー《州》のウィルトゥシャー《市》にある《英政府医学研究評議会の》【風邪研究ユニット】のティレル博士に申し込むと、短い文献リストが入手できます》

PROPERTIES OF THESE VIRUSES 《ウィルスの特徴》

 

Avian infectious bronchitis
《鶏・伝染性・気管支炎》

Mouse hepatitis
マウス・肝炎ウィルス

Human strains
人間・株

Size. 《大きさ》Filtration《濾過法》
     Electron microscopy*
《電子顕微鏡法》



80-120 mμ

80-120 mμ

100 mμ

89 mμ

80--160 mμ

Characteristic surface structure
《表面構造の特徴》

+

+

+

Essential lipid (ether lability)
《基礎脂質・エーテル不安定性》

+

+

+

Apparent ribonucleic acid content
(unsusceptibility to DNA inhibitors)

《顕在リボ核酸成分・DNA阻害剤非感受性》

+

+

+

Density of infectious unit
《感染性ユニット密度》

118

?

1−19

Replication in cytoplasmic vesicles
《細胞質性・小胞・複製》

+

+

+

* Negative contrast technique----projections are included in the diameter of the particle.
《陰的・明暗・法――粒子の直径には突起が含まれる》

Some other relevant properties should be mentioned.
《他のいくつかの関連する性格も言及しなければならないだろう》

There is an antigenicrelationship between the human and murine strains, but none has been detected between avian strains and the others.
《人間とネズミ《株》との間には抗原的関連性があるが、鳥・株や他のものとは検知されていない》

A haemagglutinin has been detected by certain workers using avian infectious bronchitis virus and also antigens separable from the virus particle, but these have so far not been recorded for the human or murine strains.
《鶏・伝染性・気管支炎・ウィルスやまたウィルスから分離可能な抗原を使っている何人かの従事者によって赤血球凝集素が検知されているが、今なお、これらは人間やネズミ株から記録されていない》

In the opinion of the eight virologists these viruses are members of a previously unrecognized group which they suggest should be called the coronaviruses, to recall the characteristic appearance by which these viruses are identified in the electron microscope.
8人のウィルス学者の意見では、これらのウィルスは、以前は確認されていないグループのもので、彼らは電子顕微鏡上で認められる特徴的な姿に基づいて、「コロナウィルス」とよぶべきだと提案した》

These suggestions have been received by members of the Myxovirus Study Group (chairman, Professor A. P. Waterson) under the International Committee for the Nomenclature of Viruses (ICNV) .
《これらの提案は国際 ウィルス命名法委員会の下のミクソウィルス研究グループ(座長:ウォーターソン教授)のメンバーによって受理された》

The suggestions were found acceptable and are now to be considered by the Vertebrate Virus Committee of the ICNV.
《これらの提案は受諾可能なものとして認められ、現在は国際 ウィルス命名法委員会の脊椎動物ウィルス委員会で検討されることとなっている》


https://www.nature.com/articles/220650b0.pdf


続く

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「ウィルス」という生物学での名前、派生語の誕生 [2020年03月22日(Sun)]

承前

前回、紹介した、コロナ・ウィルスという言葉の誕生した記事の投稿には納まりきらなかった、本文の後注、解説を今回一記事にするつもりでしたが、これすらも長くなり、とりあえず、幾つかに分解することにしました。

全ての前に、ウィルス学の根幹である、「ラテン語」に倣って、新たな意味を持たされ、今なお「展開」を続ける「 Virus ウィルス」から派生した膨大な諸語彙に今回は触れます。作業をしていて、どうしても、この根幹に戻ってしまうことも多いからです。ちょうど、それらをまとめ、13年前2007年に発表された論文から紹介します。(その後、現在は変化した点もあるかと思います)

(なお、ウィルスという片仮名表記については、昔は、小さい「ィ」と大きい「イ」、或いは「ヴィ」が乱立していましたが、学界関係者の間では大きい「イ」を使うことが一般化したようですが、本稿では、日本のテレビや国会等での一般に多く流通していると思われる発音に即し、小さい「ィ」を使うことにしました。一方、派生語の多くは「ビ」で記載しましたますが、多用されていると思われるものを使用しました。

もとより、このコロナ・ウィルスの「語源」を巡る稿は、疾病という命に関わることであり、細心の注意をっているつもりです。

前回のように、とりわけ、他所から分かり易くみえる命名「手順」等に比べて、「内容」に触れるものについては、困難を感じています。出来得る限りの多くの資料を探し、比較・検討、見当といった作業の按配つけているものの、注意深く紹介するのに時日を要しましたが、間違いや誤解をご指摘いただければ幸甚です。

筆者にとって、わずかの間、垣間経験した電気数学、応用数学のような「演繹的」「閉鎖的」で、なおかつ広範な共有を前提とするが領域での実感に比べ、今回の生物学のような帰納的」「開放的」な領域の、さらに専門化細分化され、それほど多い数ではない密集している人々の間で使われてた言語の中での、錯綜した、語源、語の系譜、語の使用法、等々への理解は困難を極めるものと、今更ながら、感じています。逆に言えば、それらが、人間味溢れ、魅力的になることもまゝあります。

しかしながら、今回は、書き進んでは関連付け、改めるという作業の連続で、一科事典になるかもしれないと思うほど、限りがみえません。理解していると思っていたとはいえ、嘆息せざるを得ません。

まだまだ、ウィルス自体が、人類が直面してから歴史が浅いながらも、専門的(因みに「専門家会議」を厚労省ではspecialist professionalではなくexpertを使用している)な、ときに不可侵のようなものであるといわれています。一方、今回のCOVID-19にいたって、それらの言語群が、個人や社会、生活に強く関わるものとして、筆者を含めて、多くの非「専門家」が参入し、さらには政治の世界にまで及んで、多用される「言語」になっています。突如巷に溢れ始めた、「集団的免疫」「クラスター」等をみるにつけ、多義性・異義性が整理されることなく、それぞれに勝手に理解されたまま進むことに、危うさをますます感じている次第です。

以下、この論文の一部について掲載し、拙訳・解説を施します。

(本稿では
@引用している原文をArial Unicode MS の太字黒色で
Aそれらの筆者の拙訳・抄訳は《》内の、HGP又はHGS教科書体の斜体濃紺色で、
B筆者の解説・感想等は《》内の、HGP又はHGS教科書体メディウム・濃紺()色で、
記載しました)

http://www.stsn.it/serB114/16_battaglia.pdf 《引用研究論文のURLです》

Atti Soc. tosc. Sci. nat., Mem., Serie B, 114 (2007) pagg. 141-153, tabb. 3

《「Atti della Societa Toscana di Scienze Naturali, Memorie Serie B トスカーナ自然科学会報、備忘録シリーズB」というイタリアの科学誌 (http://www.stsn.it/en/pubblicazioni.html)》

Virology: terms and etymologyウィルス学:述語と語源

E. Battaglia

Emilio Battaglia (19172011):植物細胞学、発生学、遺伝学、述語を専門、本稿引用にも彼の述語に関する論考が7件列挙されているhttps://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/11263504.2012.712553?needAccess=true&journalCode=tplb20

Department of Biology, Botanic Garden and Museum, Pisa, Italy

《イタリア、ピサ、(ピサ大学付属)ピサ植物園・博物館・生物学部》

《ピサ植物園メディチ家Cosimo I de' Mediciコジモ1世(1519/06/11 1574/04/21)、初代トスカーナ大公の後ろ盾で、最初のハーブの標本集を作ったLuca Ghiniルカ・ギーニ(1490 1556/05/04)によって1544年に開かれた世界最古にして名声のある大学/学術植物園。

ピサ大学はペストが全欧を覆う数年前の1343/09/03 に開かれ、トスカーナで文教都市として命脈を保ったピサの代表的施設。惣領冬実の未完の力作『チェーザレ 破壊の創造者』で描かれているように、だろうか、チェーザレ ボルジア(Cesare BorgiaCésar BorgiaCèsar Borja1475/09/13 1507/03/12)のような権力・権威の有力者の子弟が通い、将来の覇の競い合いを予行していたことを十二分に想像させる名門校。あのGalileo Galileiガリレオ・ガリレイ1564/02/15 1642/01/08)も、ピサに生まれ、1589年には数学の教授になった。伝説的な彼のピサの斜塔での実験はこの頃とされる》

《本論文は13頁、英伊両語によるアブストラクト・キーワードの後、以下の序章となっている》

Introduction《序章》

、、、I wish 、、、to point out the linguistic weakness and disharmony of the present virological terms、、、However, a few preliminary considerations should be advanced. First, I realize that scientists, fully engaged in the experimental research, do not have time for terminological questions nor can they be enthusiastic for a criticism which can be, at a first glance, defined only as a linguistic exercise. Moreover, if they do not have a wide humanistic background, they may disregard any terminological problem.

、、、現在のウィルス学用語の言語学的な弱さと不協和について指摘したい、、、と思う。しかしながら、いくつかのことを予め考慮に入れておかねばならないと思う。第一に、科学者は、実験研究に全面的に関わっているため述語問題に関わる時間がないし、第一印象では言語学的な演習にしか理解できないかもしれない批判にあまり夢中になれないであろうことだと思う。それよりも何よりも、彼らが人文的な背景を持たないろしたら、述語問題に気づかないかもしれない、、、》

Second, since often the scientific excellence of the authors covers instances of linguistic weakness, in such cases the criticism might also be misinterpreted or, at least, discouraged.

二つ目に、書き手の科学上の素晴らしさが、往々にして時に言語的弱さをカバーするため、批判は誤って解釈されるかもしれなくとも、抑え込まれるだろう

Third, since the modern scientific dictionaries usually do not quote obsolete or old terms, such a simplification, together with the lack of detailed and comprehensive terminological accounts in the current literature, may result in a bona fide reinvention of terms already proposed in the past. This is, for instance, the case with the terms centromere, chromatosome, dictyosome, karyosome, nucleosome, cryptopolyploidy, etc. (cf. Battaglia, 1993-2003).

第三に、現代の科学辞典では通常、廃れたり、昔使われていた述語については掲載しないし、そうした簡略化は、現代の最新文献での詳細と包括的な述語の説明が欠落したことと相俟って、過去に提案された用語を違った意味で朴訥に提案する事態を招来しているかもしれない、、、

Fourth, it should be firmly established that a simple variation of the spelling of a term does not justify any change of its definition or a reinterpretation. This is, for instance, the case of the couplet chromonema (Vejdovsky, 1912) and chromoneme (Whitehouse, 1969) quoted by the McGraw-Hill Dictionary of Scientific and Technical Terms (1994, p. 370) as follows: ≪chromonema (CYTOL). The coiled core of a chromatid, it is thought to contain the genes. chromoneme (GEN). The genetic material of a bacterium or virus, as distinguished from true chromosomes in plant or animal cells≫. Similarly, the dictionary of Genetics by King & Stansfield (1990, p. 60) records: ≪chromonema (plural chromonemata) the chromosome thread. chromoneme the DNA thread of bacteria and their viruses≫.

第四に、簡便・安易なスペルの変化でもって意味を変えることは、何ら正当化できないことを了知すべきである、、、

Fifth, to the terms should be given a definition in agreement with their literal meaning and etymology. For instance, nucleofilament is nothing else than the English translation of the German word Kernfaden, a classic cytological term used by authors of the last century and conveys the meaning of nuclear thread. By contrast, in relation to the structure of chromatin, Finch & Klug (1976, p. 1897) write: ≪a flexible chain of repeating structural units of about 100 Å diameter… We call this close-packed chain a nucleofilament≫. Consequently, and given that the above problems or questions cannot be solved by ignoring their existence, the author presents this account, which is, at the same time, complementary to other related papers already published (cf. Battaglia, 1993-2003).

第五に、(元々の)字義や語源と合意した上での述語でなければならない、、、

Historical background歴史的背景

、、、the Latin term virus covers different meanings, namely poison (Vergil, Celsus, Cicero), offensive odor (cf. ≪virus alarum sudorisque≫ of Pliny) etc. In the Middle Ages and in the Renaissance, the Medieval scholars adopted the term virus as a synonym of poison、、、,

《、、、ラテン語のvirusはいくつかの異なる意味を持っている。毒(ウェルギリウス、ケルスス、キケロ)、悪臭(参照:プリニウス「脇の下の汗の‘臭い’?《定訳が見つからなく全くの素人の推測した訳です》」)。中世とルネサンス時代、中世の学者はvirusを「毒」と同義語として採用、、、》《以降、この章では、仏、伊、独での使われた方での多様性を紹介している》

《以下、A.からT.まで各章、各テーマに沿って紹介している》

A. Virion: a preliminary comment 《Virion(日本語ではビロンウィルス粒子と訳したものが多い)とは何か》

B. virus (poison), vir (man) and vis (force)毒・人・力という言葉の格変化にみるラテン語の背景(混乱)》

C. Vir, virus, vires: their compound terms and the choice of the connecting vowel 《複合語と接続母音の使われ方》

D. The questions of  vĭrorum, vīrorum, vĭra and vīra 《類似単語混用・誤用》

E. The diminutive forms of vĭr 《指小辞の混用・誤用》

F. The diminutive forms of virus

 《第二格変化(O型)中性名詞であるべきvirus縮小語尾の誤用》

G. Virellus

 《縮小辞の誤造による新造語の混乱》

H. Virino

 《ビリノ。ニュートリノから「小さい」意味で発想したという、誤造による新造語が、確認さえ危く、間尺に合わない変種のウィルスと、羊のスクレイピーや牛のプリオンにと、多様に使われたことによる混乱》

I. Viricule and the neoterm virocule (virocle)

《ビリクルよりは言語的には正しい新造語のビロクル》

J. Virion(e) and the neoterm viron(e) 《新造語の混用・誤用》

《原義が関係のない正しい派生語のビリオンか、新造語ビロンか》

K. Provirion

《プロ・ビリオンよりは正しい派生語の新造語、プロ・ビロンであっても、学術世界を考えると、「pro-/祖」ウィルスの全く同じ意味で既に先行し使われているprovirus プロ・ウィルスの方が論者は支持している

L. Virocide, viricide, virucide and viruscide

《「」ウィルスを巡る、接尾辞-cide 殺人の使用》

M. Virulicidal & virulenticidal, viruliferus & virulentiferous

《「」ウィルスを巡る、-cidal 殺傷能力のある-ulental 充溢している-ferous ,ferrous 野蛮なの錯綜》

N. Virusoid, viroid, subvirus and semivirus

oid , -oeides 」ウィルスを巡る誤用、subvirus semivirus使用の提案》

O. Viromicrosome, virosome and viroliposome

The term viromicrosome, which literally means ≪viral small body≫, has been coined,、、、(1961) 、、、These cell homogenates, containing microsomal membranes, were visible at the electron microscope as amorphous masses without any indication of a virus-like particle、、、

after 1975, a linguistically simplified form of viromicrosome, that is virosome, became largely quoted in virological papers and shortly acquired an increasing medical relevance (vaccine immunogenicity and vaccine technology).、、、virosome, which only means ≪viral body≫, was, first, proposed、、、 (1970) 、、、in analogy with chromosomes, in order to avoid more restricted nomenclature、、、Surprisingly, all papers quoted above were so widely ignored 、、、that Almeida et al. (1975), in a paper published in the Lancet, reinvented the term virosome, as follows≪The surface haemagglutinin and neuraminidase projections of influenza virus were removed from the viral envelope, purified, and relocated on the surface of unilamellar liposomes. The resulting structures were examined in the electron microscope and found to resemble the original virus. Units of both the viral haemagglutinin and viral neuraminidase could be discerned. The name virosome is proposed for these new bodies ≫、、、Today, the term virosome is recorded by all main scientific dictionaries, and despite its literal meaning (≪viral body≫) it is always qualified as a modified liposome、、、

《以上、この章は、専門的な内容に多く触れるにもかかわらず、他の項目にも共通するこうした、ウィルス関連の述語の半世紀あまりの推移をみるには好例と思い、抜き出して、その一部を掲載しました。以下の拙抄訳も、内容が現在のウィルス学の到達点ではないことは明らかにであり、この論文も「昔」かかれたものとして、誤解も生じることが少ないと思い、細心を心がけ、素人ながらの訳や解説をしたものです。内容に、ではなく、具体的な紆余曲折の具合に、着目していただきたく、ご留意いただければ、幸甚です》
ミクソ・ウィルスの研究途上の viromicrosomeウィルス様の小物体である、正体不明のものとして発見命名(1961年)されたものの、あまり使われなかった。そうして、意味上は「ウィルス様の物体」にしかならない、その単純な短縮形 virosomeが造語(1970年)された。これは、厳密な命名を避けるためにもchromo-some染色体から発想されたという。ところが、明確に定義をされないままになっていたものが、1975以降、思わぬほど、ワクチン免疫原性やワクチン技術での多用・拡散によって、医学的定義が注目されるようになった、、、(その後少なからぬ論文での使用があげられている)、、、驚くことに、以上の全ての論文は無視された。その結果、アルメイダ他は1975年、Lancet出版による、論文に次のように virosome という述語を再定義した:インフルエンザ・ウィルスの表層のヘマグルチニンとノイラミニダーゼの突起がウィルスのエンベロープから取り除かれ、精製され単層リポソームの表面に再び置かれ、それらの結果その構造は電子顕微鏡によって調べられ、元々のウィルスと相似ていることが確認された。ウィルスのヘマグルチニンとノイラミニダーゼ両者とも確認された。「ビロソム」はこれらの新たな「組織」の名称として提案したい、、、今日、述語「ビロソム」は全ての主要な科学辞典において、言語上の意味が「ウィルス的組織」にもかかわらず、一様に「変性リポソーム」として認知されている、、、》

P. Provirus and integravirus 《「」「」ウィルス

Q. Capsid, nucleocapsid and procapsid 《「カプセル

R. Enveloped and naked viruses 《「エンベロープ・着装」「」という対義語

S. The present virological taxonomy: a few linguistic considerations 《現在のウィルス学の分類法についてのいくつかの言語学的考察》

T. The present viroterminological system 《現在のウィルス定義システム

《以上の後、短い結語、謝辞、引用文献で終わる》

《このように、欧州の様々な言語においてウィルス学者が、科学に忙しく、言葉を顧みる暇がないのだろうと、前置きしながらも、造語したり使用したりするウィルス関連の言葉が、余りに学術上の言語・述語としては無秩序であることを嘆き、上記のように幾つかの単語を軸に多数の引用を元に、微妙なずれ、あるいは、先例や、隣接領域で違った意味で使われていることに無頓着に造語し、使われていることをまとめた論文です。

ラテン語は少なからぬ欧州諸国の小中学生にとって、日本での「漢文」のようなもので、当然の身に着けるべき「常識」として、ときには「第一外国語」としても習わされるものの、多くの児童にとっては古臭く、敬遠や揶揄したいもの。そういった意味でも、どちらかというと「文系」が、コンプレックスも綯交ぜとなって、「理系」をディする恰好の話題の一つでもあります。

それこそどこにも「正語院」のない言語である上に、公用語としているバチカンでも今では書き言葉を中心に限られた使われ方をしている一方、歴史を遡ると様々なラテン語があったことも確かです。

長い共生の歴史の中で、ウィルスが自身の命名を寄生「主」の人類がどう捌けるか、ますます驕れる人類の権威や権威に挑む、恰好の材料だと思います》

続く

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「コロナウィルス」という名前の誕生 [2020年03月14日(Sat)]

前回に引き続きCOVID-19という世界の名称について。今回から、語源を軸にすすめていきます。

<話題の内容、典拠が多く、勢い解説が多くなりました>

今回も、世界的な話題の語彙について、多様な解釈や使用法が多くなる前に、取りまとめようとしています。筆者が文字通り素人である、様々な専門領域に及んでいるため、出来得る限り、主として、インターネット上にある元々の典拠に遡って作成しているつもりです。

<今回は試しに、文中と文末記載の解説が半々>

勢い、引用・典拠や筆者なりの解説が多くなり、こうしたものの記載法、引用法について、試行錯誤しています。今回は筆者としては典拠を多く示し、それらを文中に混ぜることと文末にまとめることを半々にしています。

<内容に生命に関わること。内容を古今東西専門横断的にみることが多くなった>

前回の「命名」の「仕組み」にくらべ、今回からは「命名」の「内容」、それも「専門的」なもの、「専門領域」によっては異なって使われている語彙、同語異義語に触れざるを得ません。勢い、素人なりの解釈や解説が多くなります。間違いや誤解も多いかもしれません。ご指導、ご指摘いただければ幸いです。

かつて、米国の大助成財団のリーダーから「助成事業として安易に医療は関わるべきではない」といわれたことを爾来繰り返し反芻しているものとして、今回はできる限りの確認をしたつもりです。

<先ずは「コロナウィルス」という名前の誕生を巡って>

今回は「コロナウィルス」という名前が誕生の様子をまとめました。今の「covid-19」あるいは広く「コロナウィルス」という名称の源泉であって、その当時の世界のものであって、その後現在にいたるまでの知見や使われ方によって、様々な異同があることにご留意いただければと思います。

ラジオといっても「鉱石ラジオ」と「インターネットラジオ」までの歴史で、異同があるのと同様かと思います。

文末・脚注も引用URLを列挙するだけでも大部になってしまい、今回は文中の解説・感想や注の部分と最低限のURLだけを投稿しました。

-00 

COVID-192019」年の「coronavirus disease」からきた略語だ。

coronavirus」の初出は1966 年に TyrellBynoe他が発見したものを、それを1968年に「Nature」誌に送った研究結果を同誌が、以下のように「News & Views」に報じたものだという。発見から半世紀も経っていない。半世紀も経っていないといっても、人類が発見した年で、ウィルス自体の「誕生」がいつだったかはウィルス史・考古学あるいは遺伝子学というものの発達を待つ必要があるかもしれない気がする。(《》内は筆者の直訳に近い訳と解説や感想を記した)

NATURE. VOL. 220. NOVEMBER 16. 1968 p.650《ネイチャー: natureという名詞には「自然」という定訳・妙訳があるが、英語のネイチャー、日本語漢字熟語の「自然」にはそれぞれの社会の幾重にも重なる歴史ほど膨大な解説が必要だが、この固有名詞、雑誌名に関しても、後述するように、含意が深い。とりあえず、世界の2大科学誌の一方の「Science」が「非営利」といわれるのに対し、本誌は自ら「商業誌」だからこその科学誌と誇ってやまない英誌だというにとどめておきたい。また、掲載しているのが650頁。この53,000部発行という週刊誌は、日本の誇る64万部月刊誌「文藝春秋」の約450頁よりは厚い。発行日付1968/11/16は米英「The Jimi Hendrix Experience」「Hey Jude」が流行っていて、日本では三島由紀夫が茨城大学でティーチインしていた頃だ》



https://www.nature.com/articles/220650b0.pdf


VIROLOGY 《ウィルス学》

Coronaviruses 《コロナウィルス:公刊物での初登場だ。ここでは、「vir-us」をラテン語的に「vir-i」ではなく英語的に複数形として「vir-us-es」を使っている。コロナについては次回、ウィルスそのものについてはここの文末に若干、幾分本格的にはいずれかの機会にしたいと思う。ただ、ウィルスの一個一個の「姿」が確認されたのは少なくとも@最初の電子顕微鏡が発明された、1931年以降であること、A現在確認されている種類は4万を超えることに、ここでは書き留めておきたい》

A NEW group of viruses with the name of coronaviruses has been recognized by an informal group of virologists who have sent their conclusions to Nature. (They are J. D. Almeida; D. M. Berry; C. H. Cunningham; D. Hamre; M. S. Hofstad; L. Mallucci; K. McIntosh; D. A. J. Tyrrell.)

They point out that with negative staining 《負染色:電子顕微鏡を使っても、ウィルスは水素、炭素、窒素、酸素等の小さい「軽」元素で出来ており、電子を散乱させ、コントラストが殆ど見えないので、重金属を境目に染色し付着させて、写真のネガのように、構造をみられるようにした方式》 , avian infectious bronchitis virus 《鶏伝染性気管支炎ウィルス:鳥類に感染するウィルス》 has a characteristic electron microscopic appearance resembling, but distinct from, that of myxoviruses. 《(動植物が分泌する)粘液/鼻汁ウィルスという意味のラテン語から最初は命名されたようだが、その後、語義が大きく拡張・変化したようで日本では英語もしくは片仮名のミクソウィルスとそのまま使われているようだ》 Particles are more or less rounded in profile; although there is a certain amount of polymorphism, 《沢山の形:一般的には多型と訳される。そのまま日英語で、近年のコンピュータ用語にも使われるが、ウィルスの領域では遺伝子が、ごく一部であるが、固体差として多くの種類の型をとっていることに着目した用語のようだ》  there is also a characteristic "fringe" of projections 《「境界」的な突起:ここでは“”によってフリンジが表現され、色々な意味を喚起させ、深く未確認のものを示唆しているようにみえる。米国のテレビドラマ「フリンジ」を思い出させる。”pro-jection-s”はラテン語の”前方にー抛る“から由来している。Jet ジェット、 object オブジェクトや最近はみることが少なくなってきた eject 取り出し記号⏏等の仲間。飛び出しているイメージなのだろうか》  200long 《Å=オングストローム:かつてはともかく、今は、国際単位系では認めていず、日本の計量法でも限定使用とされていながらも、「ナノ」よりは、電子顕微鏡の分解能に対して、丁度ほどよい長さの単位だからと思われるが、領域によっては広く使われている。ナノ・メートルの1/10、ピコ・メートルの100倍の間にある単位。》  which are rounded or petal shaped, rather than sharp or pointed, as in the myxoviruses. 《ミクソウィルスの、鋭く、もしくは尖っている形、よりは、円もしくは花弁の形:ここがコロナと名付けた、命名者自らの記録だ。見た目が一致するから中身がストレートに一致するとは限らず、遺伝子分析等、生物学の発展とともに世間一般での画像が飛び交う社会で、現代的な課題となってきた注意を要する名付けでもある。特に、外形から命名され、さらに、今回のように画像が世間一般に溢れる世界になって、この記事の最後にあるように特別な留意が必要だと思われる典型例だ。懸羊頭賣狗肉、羊頭狗肉とウィルスに騙されないよう細心の注意が必要だと思う》 

This appearance, recalling the solar corona太陽コロナを思い起こさせる姿:おそらく公刊物で「コロナ」の名称の由来を解説したはじめ》 , is shared by mouse hepatitis virus 《マウスの肝炎ウィルス:“-itis”という接尾辞は「arthritis」疾病由来の関節の炎症として1540年代に、以来「炎症」一般にひろく使われるようになった。ラテン語的に使われるときの複数形は“-ites”》 and several viruses recently recovered from man, namely strain B814, 229E and strainは「株」と日本語ではまま訳されている。「緊張;stress」の仲間の語彙とは違って、「拡散」「系譜」といった語源をベースに「street」や「strategy」の仲間。「bleed=ブリード」よりは緩い動物・家畜の系譜のようなものの区分として使われていたものを、もとよりウィルスは生物と認めらないため、生物分類に使われる「種・属」といった語彙が使われないことから、援用したものらしい。ストレーナーという派生名詞のように圧迫して「濾過」するという「緊張」に近い語彙の仲間の動詞との用法・語意との交差が見られるようでもある》 several others. These viruses also share a number of other properties as indicated in the table. (Anyone interested in the data on which the table is based may obtain a short bibliography on application to Dr D. A. J. Tyrrell at the Common Cold Research Unit, Salisbury, Wiltshire.)

PROPERTIES OF THESE VIRUSES

 

Avian infectious bronchitis
《鶏・伝染性・気管支炎》

Mouse hepatitis

Human strains

Size. Filtration
《濾過:布のフェルトの仲間の語彙》
     Electron microscopy*



80-120 mμ

80-120 mμ

100 mμ

89 mμ

80--160 mμ

Characteristic surface structure

+

+

+

Essential lipid (ether lability)
《基礎脂質・エーテル不安定性》

+

+

+

Apparent ribonucleic acid content
(unsusceptibility to DNA inhibitors)

《顕在リボ核酸成分・DNA阻害剤非感受性》

+

+

+

Density of infectious unit

118

?

1−19

Replication in cytoplasmic vesicles
《細胞質性・小胞・複製》

+

+

+

* Negative contrast technique----projections are included in the diameter of the particle. 《直径には突起が含まれる》

Some other relevant properties should be mentioned. There is an antigenic《抗原的関連性》 relationship between the human and murine strains, but none has been detected between avian strains and the others. A haemagglutinin《赤血球凝集素》has been detected by certain workers using avian infectious bronchitis virus and also antigens separable from the virus particle, but these have so far not been recorded for the human or murine strains.


In the opinion of the eight virologists these viruses are members of a previously unrecognized group which they suggest should be called the coronaviruses, to recall the characteristic appearance by which these viruses are identified in the electron microscope. 《「これらのウィルスは電子顕微鏡上で認められる特徴的な外観に基づいて「コロナウィルス」とよぶべきだと提案した」と明記されている》

These suggestions have been received by members of the Myxovirus Study Group (chairman, Professor A. P. Waterson) under the International Committee for the Nomenclature of Viruses (ICNV)ICNV:1966年設立の組織で、1977年に”nomenclature ()命名法” が “taxonomy分類法”に代わって、改称、略称も “ICTV” に変わった》. The suggestions were found acceptable and are now to be considered by the Vertebrate Virus Committee of the ICNVICNV 6小委員会――@Bacterial Virus、ACode & Data、BVertebrate Virus、CPlant Virus、DInvertebrate Virus、ECoordination――で実質的には4つの区分であったものが、現在のICTV6小委員会(101スタディ・グループ)――@Animal DNA Viruses and Retroviruses、AAnimal dsRNA and ssRNA- Viruses 、BAnimal ssRNA+ Viruses 、CBacterial and Archaeal Viruses 、DFungal and Protist Viruses 、EPlant Viruses――ではある。名称一つとってみても、僅か半世紀の間に、いかに、格段に細かく区分されるほど研究が日進月歩していることが分ると同時に、今現在も研究が急加速状態にあることが想像される》


つづく

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「新型コロナウイルス」という名称の背景――その1−2 命名の手順・権威 A [2020年03月09日(Mon)]

承前


A-03-03-00WHOICDに関するページの日本語訳

さて、こうした厚労省から辿られるHPとは直接的なリンクが見つからないものの、深い部分では関係し、WHOの日本関係者が作成したとみられるHPもある。

トップ画面では上半分が

ICD-11

国際疾病分類 第11改訂

診断健康情報に関する新しい世界標準」

と大書され下部には、

WHOICDに関するページの日本語訳です」

という大書されており、真ん中に、タイトルリンク集のように並ぶ、いさか無骨なものだ。

https://icd.niph.go.jp/

A-03-03-01 ロックフェラー財団の公衆衛生戦略事業

このHPURLをみると、「.go.jp」であり「日本政府」関係だ。そして「niph.go.jp」は「国立保健医療科学院」だ。

この組織の面白いことは

「、、、国立保健医療科学院は、保健、医療、福祉に関係する職員などの教育訓練や、それらに関連する調査及び研究を行う機関として、、、、国立保健医療科学院は、国立公衆衛生院、国立医療・病院管理研究所及び国立感染症研究所・口腔科学部の一部を統合し、保健医療事業及び生活衛生に関係する職員並びに社会福祉事業に関係する職員等の養成及び訓練、並びにこれらに関係する調査及び研究を行う新たな機関として平成1441日、設置され、、、」

元々の組織として、他のものと違い戦前に遡り、そのトップに国立公衆衛生院は解説されている。

「国立公衆衛生院は、我が国の公衆衛生の改善向上を期するために、公衆衛生技術者の養成及び訓練並びに公衆衛生に関する調査研究機関として米国ロックフェラー財団の経済的援助により、昭和13329日公衆衛生院官制が公布され、厚生省所管として設立された。

昭和15年に、内務省所管の栄養研究所を併せ「厚生科学研究所」と改称、昭和16年に文部省所管の体育研究所の研究部門の一部がこれに併合された。昭和1711月戦時体制下の行政簡素化の方針により、厚生省所管の研究所は全て統合することとなり、人口問題研究所、産業安全研究所と共に「厚生省研究所」が創設され、その中で、厚生科学部及び養成訓練部の事業を行った。

昭和215月、終戦と共に、厚生省研究所官制は廃止され、再び「公衆衛生院」となった。

昭和228月、国立栄養研究所の設立に伴い国民栄養部が移管され、昭和235月には、機構の改組が行われた。

昭和2461日に、厚生省設置法(昭和24年法律第151号)の施行により、「国立公衆衛生院」と改称、、、」あの、ロックフェラー財団の名を世界に知らしめ、国際的助成財団の果たすべき役割の一つを示した、代表的、戦略的「公衆衛生」事業の痕跡が残っている。基本的には土壌作り、「世界の底上げ、人材育成」プログラムの一環だ。

https://www.niph.go.jp/information/

A-03-03-02 厚労省の一部となった「国立保健医療科学院」

この組織は、「イーガウ=電子政府の総合窓口」の「組織・制度の概要案内-府省一覧」の「厚労省」

https://search.e-gov.go.jp/servlet/Organization?class=1010

から案内される組織図をみると、「国立保健医療科学院」は独立した特定の法人格をもつ「法人」ではなく、本省のうち、各局、諸審議会の後の最後から二つ目に並ぶ、検疫所から国立障害者リハビリテーションセンターまで並ぶ8つの「施設等機関」の4つ目の「建制順」として記されている。「施設等機関」とは、いわゆる昔は「付属機関」とよばれたものが改正「国家行政組織法」によて3つに細分化されたものの一つだ。

なお、8つのうち「建制順」としては6つ目に話題になる「国立感染症研究所」がある、

https://search.e-gov.go.jp/servlet/Organization?class=1020&objcd=100495

因みに本図の本省最後には「特別の機関」である「中央駐留軍関係者離職者等対策協議会」という、占領下日本から講和条約、朝鮮戦争後の在日米軍に勤めていた人達の失職対策を目指して作られた旧・労働省系の組織だ。

「、、、朝鮮動乱が終わると、国連軍も本国へ引き揚げる。これらの軍関係の業務に従事していた労働者は、働く職場を失うことになる。かつては繁栄を極めた駐留軍の基地周辺も、一転して失業者が滞留し社会問題化するに至った。このような事態に対処して、昭和33年に駐留軍関係離職者等臨時措置法が制定された。駐留軍関係離職者等対策協議会の設置や再就職の促進を中心とする総合的な対策を盛り込んだもの、、、」

http://shokugyo-kyokai.or.jp/shiryou/gyouseishi/06-1.html

また、この厚労省の組織図には本省以外に、「地方」として、旧厚生省の7つの「地方厚生局」と、旧労働省の47の「都道府県労働局」の二つが記載されている、

A03-03-03 「国立保健医療科学院」の紀要――「保健医療科学」

さて、本稿の最後にようやくたどり着いた。

この「国立保健医療科学院」の「傘下」にある紀要「保健医療科学」でのICDに関する記事が多くが、ICDに関する記事で引用されている、

この保健医療科学は第512号より『公衆衛生研究』から改題し、国立保健医療科学院の紀要としての位置づけのみならず、保健医療科学分野のトピックをいち早く伝えるメディアと自ら解説している。

https://www.niph.go.jp/journal/

A04-00 「保健医療科学」のICD-11特集

このICDの「命名物語」の複雑を垣間見るものとして、

「第67巻第5号(201812月)」の「特集:WHO国際疾病分類第11回改訂(ICD-11)およびICFICHIの導入に向けて」からは、各領域での動き、水平の、同時代的な動きがみえてくる。

https://www.niph.go.jp/journal/data-67-5-j67-5/

この「総説:WHO国際統計分類の歴史とICD-11の国内適用に向けて」

ICD-11にかかる用語は仮訳である」と最後に記されていることをもって今回は擱筆したい。

https://www.niph.go.jp/journal/data/67-5/201867050002.pdf

次回は、この「COVID-19」という命名の縦横の、垂直、歴史的な、語源を辿っていきたい、

A-05 日本の保健医療の概観」

「日本の保健医療の概観」についてJICAが解説したものが分かり易いと思われるので、この機会に紹介しておきたい。

https://www.jica.go.jp/jica-ri/IFIC_and_JBICI-Studies/jica-ri/publication/archives/jica/field/pdf/200403_02_02.pdf


以上
つづく
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「新型コロナウイルス」という名称の背景――その1−1 命名の手順・権威 @ [2020年03月09日(Mon)]

今回そして次回は「COVID-19」という名称の命名手順を巡る、世界、そして日本での動きについて、この段階で整理しておきたい。今回は、まずは、命名の手順・権威から

A-01-00 命名の発表

COVID-19」は公衆衛生の世界の権威、WHOが命名した2019年から始まった新型感染症の「正式名称」だ。

このHPが、最初に公式に、命名を発表したもののようだ。

A-O1-01命名の主文

元々「2019 novel coronavirus」(直訳:2019新型コロナウィルス。以下(イタリック)直訳したもの)と呼んでいたものを次のように変えたという、、

Disease(疾病)

coronavirus disease(コロナウィルス病)

(COVID-19)

Virus(ウィルス)

severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2

(SARS-CoV-2)

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/technical-guidance/naming-the-coronavirus-disease-(covid-2019)-and-the-virus-that-causes-it

A-02 命名の手順

次に、上記のように、どうして、疾病やウィルスをそれぞれの違った名称で呼ぶかを解説している。

A-02-01 ウィルス名

ウィルス名については、遺伝子構造に基づき、検査、ワクチン、薬の開発のためのネーミングとうことで、

International Committee on Taxonomy of Viruses (ICTV).が決定する。

この委員会の日本語名は、厚労省のHPをみても「国際ウイルス分類委員会」「国際ウイルス命名委員会」「ウイルス分類に関する国際委員会」の三つがあるようだが、見方・立場・派閥の違いか分からないが、「taxonomy

という英語の訳し方と、「〜に関する」といった日本語における漢字熟語の作り方の背景も絡んでいることに間違いないが、ここでは、棚上げしておきたい。

A-02-02 疾病名

疾病名については、疾病予防、拡散、感染性、重症度、治療についての議論を可能とするためで、こちらは、International Classification of Diseases (ICD).に基づきWHOが公式に決めたという。

殆どの日本語サイトでICDは正式名称があって「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)」と記載されている。

A-03-00 WHOでは下図(大きい画像は、画像検索をかけてもネット上でみつからない)のように、「WHO-FIC Network国際分類のファミリー・ネットワーク」を紹介しており、主要にはICD-11,ICD-10ICF、 ICHI4つがあって、他にそれらに関係もしくは依拠する分類が8つもあるという。

FIC.jpg

(かつて70年代、雑誌が雲霞の如く創刊されていた頃、雑誌(「知の考古学」だったと思う)の「分類学」特集に出会って以来、「分類」というテーマに「摂り憑かれ」ているが、この疾病名についてのWHO自らが紐解いているものの、ここでは、「命名」に集中したい)

要は1990,に採用を(開始された)ICD-102019年に採用されたICD-11それぞれが、世界各国に実用化されるまでの間は長い年月を必要とし、前者の一定程度の普及を含めて、両者が併存する期間を想定し、ICD-11には新しい知見も数多いものの、ファミリーの成長もあったのだろうか、一筋縄ではいかないようだ。

https://www.who.int/classifications/network/en/

A-03-01ICD-11、国際疾病分類

とまれ、ICD-10で使われている長い名称は、ICD-11,では、「International Classification of Diseases」と短い名称になったことが、「ICD-11Implementation or Transition Guide」の最後の補遺にある用語集で確認される。

https://icd.who.int/docs/ICD-11%20Implementation%20or%20Transition%20Guide_v105.pdf

A-03-02-00 日本での日本語名称

日本語での名称については、平成30618日付けの「国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が公表されました」という「報道関係者各位」向けの文章の最後に

「正式名称は、疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)」と解説されており、2020/03現在もこの文書が、「国際疾病分類関連情報」という厚労省のHPのリンク集にある。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000211217.html

A-03-02-01ICD-10に依拠する日本での日本語名称

このリンク集のトップにある、「疾病、傷害及び死因の統計分類」では

「最新の分類は、ICDの第10回目の改訂」版として、1990年の第43回世界保健総会において採択されたものであり、ICD−10(1990年版)と呼ばれている。

 現在、我が国では、その後のWHOによるICD−10のままの改正の勧告であるICD−10(2013年版)に準拠した「疾病、傷害及び死因の統計分類」を作成し、統計法に基づく統計調査に使用されるほか、医学的分類として医療機関における診療録の管理等に活用されている。

 なお、この度、統計法(平成19年法律第53号。以下「法」という。)第28条第1項の規定に基づき、法第2条第9項に規定する統計基準として、平成27年2月13日付け総務省告示第35号をもって「疾病及び関連保健問題の国際統計分類ICD−10(2013年版)」に準拠する改正が行われた。改正された「疾病、傷害及び死因の統計分類」は、平成28年1月1日から施行し、同日以後に作成する公的統計(法第2条3項に規定する公的統計をいう。)の表示に適用される。」

のようにICD-10が主要になっていて、ICD-11については、次をみても膨大な作業が行われているようだ。

「第22回社会保障審議会統計分科会疾病、傷害及び死因分類専門委員会」

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06891.html

その作業の組織的な体制は上記委員会の「【参考資料6】我が国におけるICD検討体制」で俯瞰できる。

https://www.mhlw.go.jp/content/10701000/000550224.pdf

A-03-02-03ICD-10ICD-11との相違

この委員会の「第21回」の「資料1PDF ICD改訂の概要」には経緯とICD-10ICD-11との対照が俯瞰できる。

https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000452494.pdf

A-03-02-04ICD-11の日本語訳体制

また、和訳作業の一端が、「資料2ICD-11の和訳の取扱について(案)」には基本的に

「、、、訳語に用いる日本語表記は、日本医学会医学用語辞典における取扱を基本、、、」とし、

一般的な英語で共通するものについては、

「、、、(参考)事務局案を作成する際に用いた定型訳の例、、、」

最後には、それぞれの専門領域別に各学会等に割り振られている表が記されている。

https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000482221.pdf



つづく(長すぎたの分割します)


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番外その2 トップ1000 全国の1,896の区・市・町・村のうち 二・三世代世帯が多かったり、人口が密集しているところ [2020年03月02日(Mon)]

外出を控え家に籠る状況が多くなってきたようなので、
平成27国勢調査(総務省統計局)を下に、全国の1,896の区・市・町・村で、二・三世代同居世帯が多いところや人口が密集(人口×人口密度)しているランキングをエクセルで作表してみた。
大きすぎて入りきらないので、前回、100位までのものを投稿したが、武漢での家庭内感染率の高さを示すWHO調査が報道されたこともあり、今回は、1000位までを10分割(100位毎)たものを改めて作ったので投稿する。

@クラスター1 1-100.pngAクラスター2 101-200.png
Bクラスター3 201-300.pngCクラスター4 301-400.png
Dクラスター5 401-500.pngEクラスター6 501-600.png
Fクラスター7 601-700.pngGクラスター8 701-800.png
Hクラスター9 801-900.pngIクラスター10 901-1000.png 

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