新春の「能を知る会」のお知らせ♪ [2014年12月07日(Sun)]
※今回は能の創始者「観阿弥」と能の大成者「世阿弥」を取り上げた公演です。 午前の部は、美少年の居士(半俗の少年僧)が人商人に連れ去られた幼い者を取り戻すお話、「自然居士(じねんこじ)」を、午後の部は、伊勢物語と在原業平を題材にした「雲林院(うんりんいん)」を上演します。国立国文学研究所の小林健二氏をナビゲーターにお迎えして面白くご覧頂きます。
![]() ◆日時 2015年1月12日(土)朝の部10:00/昼の部14:00 ◆会場 鎌倉能舞台(江ノ電長谷駅下車徒歩7分) ◆入場料 5,500円 (プラス1,000円で座席指定可能です) ◆演目 午前の部: ・講演「自然居士とは何者か?」小林 健二 ・狂言「寝音曲(ねおんぎょく)」大蔵吉次郎 他 ・能 「自然居士(じねんこじ)」中森 貫太 他 ・質疑応答 中森 貫太 午後の部: ・講演「明かされる伊勢物語の秘伝」小林 健二 ・狂言「文相撲(ふみずもう)」大蔵吉次郎 他 ・能 「雲林院(うんりんいん)」遠藤 喜久 他 ・質疑応答 中森 貫太 ◆あらすじ 「自然居士」 雲居寺で七日間の説法を行っている居士の前に一人の娘が現れ、布施の小袖と文を渡し、親の供養を頼む。 居士がその文を読み上げていると、二人の荒くれ男が来て、その娘を引き立てて連れ去ってゆく。居士は、娘が自らを人商人(ひとあきびと)に売って、その代金で供養を頼みに来た事に気付き、その小袖を持って男を追う。 舟に乗り、行こうとする男たちを居士は引き止め、小袖を返して娘を引き取ろうとするが、男達はそれを拒む。しかし居士のしつこさに根負けした男達は、居士に舞を舞わせたり鞨鼓を打たせて散々に嬲るが、最後には娘を返し、居士は娘を連れて都に帰って行く。 「雲林院」 芦屋の公光という男、伊勢物語を愛読の余り、夢の告げを受けて雲林院を訪れる。 美しく咲く桜の枝を折ろうとすると老人が現れ、これをとがめる。風流の物語の後、老人は業平の化身と暗示して、去る。花の下にまどろむ公光の夢に業平が現れ、伊勢物語の秘伝を教え、二条の后のもとへ忍んで通った様を、優雅な舞に見せると公光は目覚める。 日本史上最高の美男で歌人の、在原業平を主人公とした名曲の一つです。 →詳しい番組はこちら http://www.nohbutai.com/perform/#kamakura-05 ◆お申し込み・お問い合わせは鎌倉能舞台まで。 電話 0467-22-5557 HPアドレス http://www.nohbutai.com/ フェイスブック http://www.facebook.com/nohbutai |