〜公演ご報告〜カナガワ リ・古典 江の島まうで舞をどり [2014年10月05日(Sun)]
10月4日(土)、”江の島で能「江野島」を上演”、無事に終了しました!!
台風が近づいて雨が心配されましたが、無事に全演目開催され、本当に良かったです。 >リ・古典 公式HP こちら< >マグカルネット 当該公演記事 こちら< 観客の方も参加型の催しだったようで、江の島の灯台下の会場に上がる道筋のあちこちで、踊りのレクチャーや、大道芸のような催しが開催されていたようです。 お客様がご入場される前に場合わせをする中森貫太と鈴木啓吾師。 今回は音(囃子方、地謡、シテとツレの謡)は事前にスタジオで録音して、当日は(舞台も狭かったため)その音に合わせて装束を着たシテとツレが舞う、という形で行いました。薪能や大きな会館での公演ではマイクを使って音を拾いますが、生公演だと音の強弱の調整も難しいので、事前に音録りした音源での公演というのもなかなか良いかも!と、昨日の公演を見て思いました。 海を背にした会場では、4時半より神奈川の民俗芸能が次々と催されていきました。 虎踊りの様子 能「江の島」から。シテ(竜神)中森貫太、ツレ(天女)鈴木啓吾師 龍口寺の竜神と江の島弁財天の弁天様の夫婦が、国土の守護を誓って舞う、能「江野島」の最後の部分を上演いたしました。 イベントの最後は、「遠藤(藤沢の地名)のささら踊り」を観客の皆さんも一緒に踊り、盛り上がって終了!! 楽しい催しでした。 江の島のてっぺんまで装束を運んでくださった企画の方々、お世話になりました。とても良い企画だと感謝しています。「リ・古典」の文化遺産=”古典”の部分をまたご一緒にさせていただけたら幸甚に存じます ※ 「リ・古典」・・・ 地域の「たから」である文化遺産を、現代を生きる文化芸術として“再(=Re)”発信するプロジェクト、「カナガワ リ・古典プロジェクト」 ※ 「江野島」あらすじ 江の島に伝わる弁財天縁起を基にした謡曲。欽明天皇の御代、江野浦の海上に島が湧出(ゆうしゅつ)したというので、勅命を受けた臣下が視察にやって来る。老いた漁師がいたので尋ねると、大地が振動して島が現れ、そこに弁財天が天下った様子を語る。 さらに、住民を苦しめていた五頭龍(いずりゅう)王が、その弁財天から「おとなしくなれば夫婦になってあげる」と言われ、改心して夫婦になったといい、「自分がその龍王だ」と言って消える。しばらくして童子を従えた弁財天が現れ、続いて五頭龍王もすさまじい姿を現し、国土の守護を誓って舞う。 |