定点当たり報告数【前週との比較】

【要注意】
●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、警報継続レベル基準値である「4」を上回っています。
・潜伏期間は2〜5日間で口蓋の点状出血、イチゴ舌、咽頭痛などの症状が出現します。
3歳以下では発熱、食欲不振、鼻炎症状などの症状を認める場合もあります。
感染経路は接触・飛沫感染になりますので、引き続きこまめな手洗いや咳エチケット等
感染予防対策の徹底をお願いします。
●新型コロナウイルス感染症は、引き続き注意が必要です。
感染経路は接触・飛沫+エアロゾル感染です。こまめな手洗い、咳エチケットやその場に応じたマスクの着用、換気、密を避ける等の対策を心掛けましょう。
☆新型コロナと診断されたら・・・
発症後5日を経過しかつ症状軽快から24時間を経過するまでの間は、外出を控えることを推奨しています。あわせて10日間が経過するまでは、マスク着用や重症化リスクの高い方との接触を控えることを推奨しています。
●感染性胃腸炎は前週に比べ、やや増加しています。
こまめな手洗い・うがい、排泄物・嘔吐物の正しい処理などを心掛けましょう。
☆排泄物・嘔吐物を処理する際の注意点
・エプロン・マスク・手袋を着用する。
・排泄物や嘔吐物がついたところには0.1%の塩素系消毒薬を使用する。
・汚染物を広げないように外側から内側に向けて静かに拭き取る。
・換気をする。
●RSウイルス感染症は前週に比べ、やや増加しています。
感染経路は接触・飛沫感染です。
発熱、咳、鼻水などの上気道症状がみられ、感染が下気道まで広がると細気管支炎や肺炎がおこることもあります。重症化するリスクの高い基礎疾患を有する小児や生後3ヶ月以内の乳児への感染には特に注意が必要です。
日常的にふれるもの(おもちゃなど)や、手すりなどのこまめな消毒やこまめな手洗い、咳エチケット等の対策を心掛けましょう。
【定点当たり報告数とは】
1週間に1か所の定点医療機関にどのくらいの受診者がいたかを示すものです。
※定点医療機関・・・対象感染症ごとに一定の基準に従って県が各地区に定めた医療機関のことです。
【マイコプラズマ感染症について】
マイコプラズマ感染症については、延岡保健所管内の小児科定点医療機関の協力により、延岡保健所独自で調査を実施し、把握しているものです。