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宮崎県延岡保健所の「感染症週報」です。
感染症の拡大防止を図るため、最新の発生状況をお知らせしています。

・更新日:毎週木曜日

・連絡先:宮崎県延岡保健所 疾病対策担当 TEL 0982-33-5373(代表)
延岡保健所感染症週報第23週(R7/6/2〜6/8) [2025年06月12日(Thu)]
【前週との比較】
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【おしらせ】
○令和7年4月7日から「急性呼吸器感染症(ARI)」が感染症法上の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となります。 
○「急性呼吸器感染症(ARI)」とは、咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか1つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例と定義されています。特定感染症予防指針の範囲のうち、四類感染症を除いたもの(五類感染症に限定する。)を範囲とします。

【要注意】
《定点把握の対象となる感染症》
●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告が先週と比較して増加しています。
・潜伏期間は2〜5日間で口蓋の点状出血、イチゴ舌、咽頭痛などの症状が出現します。
・3歳以下では発熱、食欲不振、鼻炎症状などの症状を認める場合もあります。
・感染経路は接触・飛沫感染になりますので、こまめな手洗いや咳エチケット等感染予防対策の徹底をお願いします。 

●感染性胃腸炎の報告は減少してきていますが、引き継ぎ注意が必要です。
 こまめな手洗い・うがい、排泄物・嘔吐物の正しい処理などを心掛けましょう。  
《排泄物・嘔吐物を処理する際の注意点》  
・エプロン・マスク・手袋を着0用する。
・排泄物や嘔吐物がついたところには0.1%の塩素系消毒薬を使用する。
・汚染物を広げないように外側から内側に向けて静かに拭き取る。
・換気をする。
※感染予防対策や嘔吐物処理の方法については、下記の資料をご確認ください。
  感染性胃腸炎とは.pdf

《全数報告の感染症》
●百日咳の報告が続いています。
・特有のけいれん性の咳が特徴です。
 新生児や乳幼児では、咳に続いて嘔吐や無呼吸発作が生じ、重症化することがあります。
・感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
・咳エチケットやこまめな手洗い、うがいを心がけましょう。
・咳が長引く時は、百日咳や他の呼吸器感染症の可能性も考え、早めに医療機関を受診しましょう。   
 ※詳細については、下記の資料をご確認ください
  【別添】百日咳について.pdf

【定点当たり報告数とは】
1週間に1か所の定点医療機関にどのくらいの受診者がいたかを示すものです。
※定点医療機関・・・対象感染症ごとに一定の基準に従って県が各地区に定めた医療機関のことです。
Posted by 野 at 16:00 | 感染症週報 | この記事のURL
延岡保健所感染症週報第22週(R7/5/26〜6/1) [2025年06月05日(Thu)]
【前週との比較】
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【おしらせ】
○令和7年4月7日から「急性呼吸器感染症(ARI)」が感染症法上の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となります。 
○「急性呼吸器感染症(ARI)」とは、咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか1つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例と定義されています。特定感染症予防指針の範囲のうち、四類感染症を除いたもの(五類感染症に限定する。)を範囲とします。

【要注意】
《定点把握の対象となる感染症》
●感染性胃腸炎の報告数が続いており、注意が必要です。
 こまめな手洗い・うがい、排泄物・嘔吐物の正しい処理などを心掛けましょう。  
《排泄物・嘔吐物を処理する際の注意点》  
・エプロン・マスク・手袋を着用する。
・排泄物や嘔吐物がついたところには0.1%の塩素系消毒薬を使用する。
・汚染物を広げないように外側から内側に向けて静かに拭き取る。
・換気をする。
※感染予防対策や嘔吐物処理の方法については、下記の資料をご確認ください。
  感染性胃腸炎とは.pdf

●水痘の報告数が前週より増加しており、警報基準値開始レベル「2.0」を超えました。
・潜伏期間は約2週間程度と言われています。
・発疹の発現する前から発熱があり、典型的な症例では紅斑から始まり、水疱、膿疱を経て痂皮化して治癒するとされています。
・感染経路は、空気感染・飛沫感染・接触感染です。
・有効な予防方法は、予防接種です。2014年10月1日より定期接種の対象となっています。

《全数報告の感染症》
●百日咳の報告が続いています。
・特有のけいれん性の咳が特徴です。
 新生児や乳幼児では、咳に続いて嘔吐や無呼吸発作が生じ、重症化することがあります。
・感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
・咳エチケットやこまめな手洗い、うがいを心がけましょう。
・咳が長引く時は、百日咳や他の呼吸器感染症の可能性も考え、早めに医療機関を受診しましょう。   
 ※詳細については、下記の資料をご確認ください
  【別添】百日咳について.pdf

【定点当たり報告数とは】
1週間に1か所の定点医療機関にどのくらいの受診者がいたかを示すものです。
※定点医療機関・・・対象感染症ごとに一定の基準に従って県が各地区に定めた医療機関のことです。
Posted by 野 at 16:00 | 感染症週報 | この記事のURL
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