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メンデルスゾーン・チャリティ・ガラ・コンサート[2006年09月15日(Fri)]
メンデルスゾーン・チャリティー・ガラ・コンサート

世界的な指揮者クルト・マズアが会長を務めるフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ基金は、ライプツィヒのメンデルスゾーンハウスの管理運営のほか、才能ある音楽家へ奨学金を提供したり、コンサート活動を行っている団体です。

2009年にはメンデルスゾーンが生誕200周年を迎えるため、同基金では世界中で記念行事を計画しており、その一環として今年12月にチャリティ・ガラ・コンサートが開催されます。ソリストとして、日本音楽財団の楽器貸与者、庄司紗矢香さんが出演しますバラ

2006年12月10日(日)16時開演
東京国際フォーラム ホールC
指揮:クルト・マズア 
ヴァイオリン:庄司紗矢香(ストラディヴァリウス1715年製ヴァイオリン「ヨアヒム」使用)
東京藝術大学学生によるオーケストラ

曲目: 序曲「ルイ・ブラ」作品95
    ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
    交響曲第4番イ長調「イタリア」作品90
(すべてメンデルスゾーン作曲)

メンデルスゾーンと、庄司さんに貸与されている楽器を使用していた大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムは同時代に生きた人物で、ヨアヒムはメンデルスゾーンに大きな影響を受けました。次の記事にてご紹介します走る

指揮者のクルト・マズア氏と庄司紗矢香さん。

photo by Christophe Abrarowitz
Posted by 音楽財団事務局 at 13:20 | その他 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
所有楽器と音楽家A ドラゴネッティ[2006年08月24日(Thu)]
日本音楽財団所有楽器と、その楽器に関わりが深かった音楽家をご紹介するシリーズ第二弾、ストラディヴァリウス1700年製ヴァイオリン「ドラゴネッティ」です。

この楽器は、ヴァイオリンのネック(=ヴァイオリン胴体の上方にある細長い部分)が製作当時のオリジナルのままであり、大変珍しいものです。ネックは磨耗しやすく、ストラディヴァリウスのような古い楽器のものは取り替えられてしまうことが多いとのこと。当財団の購入直前には、世界的に名の知られているヴァイオリン奏者、フランク・ペーター・ツィンマーマン(1965〜)によって演奏されていました。

名称の由来は、所有者だったヴェネツィア生まれのコントラバスの名手、 ドメニコ・ドラゴネッティ(1763-1846)。オーケストラのコントラバス首席奏者として、13歳から活躍していたというエピソードの持ち主です。ベートーヴェンのチェロ・ソナタを作曲家自身と共演し、ベートーヴェンが演奏の素晴らしさに感激したあまり、弾き終わった後ドラゴネッティとコントラバスを抱きしめたとか。(後ろまで手が回ったのでしょうか?)ベートーヴェンの交響曲にはコントラバスの複雑なパッセージが見られますが、それはこのドラゴネッティの演奏技術に触発されたためかもしれません電球

トランプ遊びが得意で美食家でもあったドラゴネッティは、楽器や骨董品、家具や絵画、人形のコレクターでもありました。当財団所有の1700年製ストラディヴァリウスも、彼に大切に所有されていた楽器だったのです。

現在は、日本人ヴァイオリニストの木嶋真優さんに貸与されています。



photo by S. Yokoyama
参考文献:講談社 「ニューグローヴ世界音楽大事典11」 (1994) Pg. 581
Posted by 音楽財団事務局 at 13:30 | その他 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
所有楽器と音楽家 @パガニーニ・カルテット[2006年08月18日(Fri)]
日本音楽財団の所有楽器と、著名な作曲家・演奏家との関連をご紹介します。
第一回目は、当財団が初めて1994年に購入した楽器「パガニーニ・カルテット」です。

イタリアのヴァイオリン奏者ニコロ・パガニーニ(1782-1840)は、あまりにも演奏技術が卓越しているため「悪魔に魂を売った〓」などと噂された演奏家です。その生涯も波乱万丈、多くの女性を虜にした、根っからの博打好きでした。

この「ヴァイオリンの鬼神」の名前を冠したカルテットは、弦楽器の最高峰と言われるストラディヴァリウス1680年製ヴァイオリン、1727年製ヴァイオリン、1731年製ヴィオラ、1736年製チェロの4挺から成ります。パガニーニが、カルテット演奏(=四重奏)にふさわしい名器を収集し演奏していたところから名づけられました。4挺全部がストラディヴァリウスで構成されるカルテットは世界で6セットしかないと言われており、大変貴重なものです。

パガニーニは特にヴィオラの音質に感銘を受け、フランスの作曲家エクトル・ベルリオーズ(1803-1869)にヴィオラ協奏曲の作曲を依頼、生まれたのが「イタリアのハロルド」という作品です。

当初はヴィオラ協奏曲として作曲されていましたが、一楽章が出来上がったところでパガニーニが譜面を見て、これでは自分の妙技が充分に披露できない怒と文句を言った、とベルリオーズの回想録に書かれているそうです (この回想録、信憑性があまり高くないそうですが。。。) 結局ベルリオーズはパガニーニに献呈するのをやめ、ヴィオラ独奏を含む交響曲としてこの楽曲を完成させたとのこと。

こんなエピソードのあるパガニーニ・カルテット、現在は東京クヮルテットに貸与されています。

photo by S. Yokoyama
Posted by 音楽財団事務局 at 13:25 | その他 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
衛星ラジオ局MUSICBIRDで、音楽財団の主催コンサートを放送![2006年07月27日(Thu)]
TOKYO FMグループの超高音質CS衛星デジタルラジオ、MUSICBIRDで、来る9月18日(月)に
日本音楽財団の音源を使用した番組が放送されます!

THE CLASSIC 特別番組
タイトル:ストラディヴァリウス・コンサート・スペシャル
放送チャンネル:衛星デジタルラジオ MUSICBIRD THE CLASSIC(7ch)
放送日時:2006年9月18日(月・敬老の日)20:00〜24:00
再 放 送:2006年10月3日(火)0:00〜4:00
出   演:田中美登里
音源提供:日本音楽財団

内   容:

MUSICBIRDでは、日本音楽財団が若手の演奏家に弦楽器の名器ストラディヴァリウスを無償で貸与する活動をシリーズでご紹介しています。日本音楽財団では現在ストラディヴァリウス18挺、デル・ジェス2挺を所有しており、諏訪内晶子、庄司紗矢香、樫本大進、ピンカス・ズーカーマン、東京クヮルテットなど、国の内外を問わず演奏家に無償で貸与しています。MUSICBIRDでは、その演奏家によるコンサートをシリーズでご紹介して参りました。

9月18日は、この春に行われた2つのコンサート、リサ・バティアシュヴィリとヴィヴィアン・ハグナーのデュオと、アラベラ・シュタインバッハのリサイタルの間に、2001年5月ロンドンで日本音楽財団所有のストラディヴァリウスが結集したコンサート「A Stradivari Musical Extravaganza」をはさみ、4時間の特別番組「ストラディヴァリウス・コンサート・スペシャル」としてお楽しみいただきます。音楽家を支える活動を知っていただくと同時に、ストラディヴァリウスの華麗な響きをお楽しみ下さい。

尚、これらのコンサートのライヴ録音はすべて日本音楽財団によってCD化されていますが、非売品であり、番組内でCDプレゼントをします。


≪曲目≫

○リサ・バティアシュヴィリ&ヴィヴィアン・ハグナー、スプリング・コンサート

@ ルクレール/二つのヴァイオリンのためのソナタ 第2番イ長調Op.3-2
A シューマン/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番イ短調Op.105
B ラヴェル/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調
C シュポーア/二つのヴァイオリンのための二重奏曲 ニ長調Op.67-2

リサ・バティアシュヴィリ(Vn)@AC
ヴィヴィアン・ハグナー(Vn)@BC
占部由美子(P)AB
(2006年4月21日サントリーホール小ホールでのライヴ録音 )


○ア・ストラディヴァリウス・ミュージカル・エクストラヴァガンツァ

@ J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番「シャコンヌ」
A ショーソン/詩曲
B ベートーヴェン/ロマンス第2番ヘ長調Op.50
C ワックスマン/カルメン幻想曲
D レオーナード/3つのヴァイオリンとピアノのためのスペイン・セレナード
E フォーレ/シチリアーナOp.78
F フォーレ/エレジーOp.24
G ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第1番Op.49
H メンデルスゾーン/弦楽八重奏曲Op.20第1楽章

樫本大進(Vn)@H
ヴィヴィアン・ハグナー(Vn)ADH
ジュリア・フィッシャー(Vn)BD
渡辺玲子(Vn)CDH
スティーヴン・イッサーリス(Vc)EFH
東京クヮルテットGH
イアン・ブラウン(P)A〜F
(2001年5月23日ロンドン、ランカスター・ハウスでのライヴ録音)


○アラベラ・シュタインバッハ・リサイタル

@ グリーグ/ヴァイオリン・ソナタ 第3番ハ短調Op.45
A ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調Op.108
B ラヴェル/ツィガーヌ

アラベラ・シュタインバッハ(Vn)
ロベルト・クーレック(P)
(2006年5月29日浜離宮朝日ホールでのライヴ録音)


Posted by 音楽財団事務局 at 13:31 | その他 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2006年欧州ツアー10月に実施予定![2006年06月14日(Wed)]
日本音楽財団では、当財団所有の楽器貸与者を一同に集めた室内楽コンサートを毎年開催しています。今年は、"Encounter with Stradivari 2006"と題しまして、ベルギーのブリュッセル、チェコのプラハの2都市で開催を予定しております。

<10月5日 ブラッセル演奏会>
共催者: 
Queen Elisabeth International Music Competition of Belgium
http://www.qeimc.be

演奏会チケットについてコンタクト先: Bozar Music
http://www.bozar.be
カレンダーの10/5をクリックしていただきますと、財団演奏会の情報がでてきます。
Encounter with Stradivari 2006
http://www.bozar.be/activity.php?id=6527


<10月9日 プラハ演奏会>
共催者 Forum2000 Conferences のオフィシャル・サイト http://www.forum2000.cz/

どちらの演奏会でも、メインはメンデルスゾーンの弦楽八重奏です。
今後も情報を更新してまいりますのでご期待下さい電球
Posted by 音楽財団事務局 at 11:18 | その他 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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