
ストラディヴァリウス売却金を寄付[2011年08月01日(Mon)]

日本財団笹川陽平会長 日本音楽財団塩見和子理事長
ストラディヴァリウス売却金を寄付
日本音楽財団は、6月20日に史上最高値で売却されたストラディヴァリウス1721年製ヴァイオリン「レディ・ブラント」の売却金11億6,871万6,332円を7月25日、日本財団の「東日本大震災支援基金」に全額寄付いたしました。

7月29日には、日本財団(笹川陽平会長)から感謝状を頂きました。
日本財団では、今回の日本音楽財団からの寄付金を元に、被災地復興の原動力とするため「地域伝統芸能復興基金」を設立し、大震災で大きな打撃を受けた東北地方の伝統の祭りや伝統芸能の再生に取り組んでいくことになりました。「地域伝統芸能復興基金」の詳細は日本財団のホームページ及びニュースリリース等で公開されます。
「レディ・ブラント」は詩人として有名なバイロンの孫娘のレディ アン・ブラントが所有していたことからこの名前で呼ばれている名器で、アシュモレアン博物館所有の1716年製「メシア」1690年製「タスカン」と同様、保存状態が非常に優れており、製作当時の姿を現在にとどめる極めて貴重な楽器です。
日本財団 東日本大震災復興支援基金
http://road.nippon-foundation.or.jp/
