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【11/28(水)第501回定期演奏会 サントリーホールシリーズ】チャイコフスキー交響曲第4番、バレエ音楽『春の祭典』 指揮:ダニエル・ハーディング [2012年11月28日(Wed)]
みなさまこんばんは。中村裕貴です。

今日はサントリーホールにて行われた、新日本フィル第501回定期演奏会に行ってきました!

046.JPGカラヤン広場はイルミネーションが綺麗でした

これまで数々の演奏会に行きましたが、これほどまでに濃いものは初めてだったかと思います。
なんとチャイコフスキー4番で始まる演奏会!

***

#501 定期演奏会
疾風怒涛・豪華満載ハーディング。興奮の坩堝に身を任せ


11月28日(水)19:15開演 会場:サントリーホール

■プログラム      
チャイコフスキー作曲 交響曲第4番ヘ短調 op.36  
ストラヴィンスキー作曲 バレエ音楽『春の祭典』  

■出演者
指揮:ダニエル・ハーディング
※新日本フィルハーモニー 公式HPより

***

とにかく言葉には表せられない程、肌で感動を味わいました!
以前から変わらず、新日本フィルの奏者の方々は全員が力を籠めて演奏されています!
その姿勢が音の魂となってこちらに感動を与えてくれます。

オーケストラの膨大なパワーで感動をしたい方は、ぜひ新日本フィルの演奏会に足を運んで下さい!

写真 (1).JPG

指揮者はロンドン響など数多くの海外オケでの実績のあるダニエル・ハーディング氏。
あの小沢征爾氏から新日本フィルを継ぐと言っても過言ではない、間違いなく新日本フィルの今後を担う指揮者の1人であります。



【交響曲第4番/チャイコフスキー】

冒頭のホルンから始まり、終始落ち着いたテンポの1楽章。
ハーディング氏の明確に拍をもたせる音楽に、冷静さの中でも緩急の豊かな楽章となっていました。

金管楽器も決して乱暴にはならず、音のアタックの細部まで気を遣われていたのがとても印象的でした。

美しいオーボエのソロから始まる2楽章。
クライマックスの弦のtuttiは鳥肌ものでした。

弦のピッツの一体感が輝いていた3楽章を挟み、オーケストラは一気に4楽章の盛り上がりへ。

1楽章とは打って変わって前へ前へ進む音楽に。
ハーディング氏の全力投球のタクトで、息遣いまでこちらに伝わり、自分自身もオーケストラと共鳴しているかのように興奮が収まりませんでした

この曲ではホルンは6管でした。
何名かトラがいたのに関わらず一体感があり、これぞチャイコフスキーのホルン!という気持ちいいくらいのパリッとした音色を聴くことができました。

上にも書いた通り、新日本フィルは奏者1人1人の音楽が本当にこちらに伝わってくるのです。
それはコンマスの崔氏を始めとした弦セクション全員であってもそうであり、
1人1人が今にも飛び上がりそうなくらい感情を込めた演奏をするのです。
そんなプロのオーケストラが新日本フィル以外どこがあるでしょうか!?



【春の祭典/ストラヴィンスキー】

言わずと知れた、ストラヴィンスキーの名曲。
随時変拍子が続き、聴いている側も拍が途中で分からなくなってしまう程です。

ノンストップで続く35分間でしたが、ハーディング氏の熱の籠った"左手"の指揮が、脳裏に焼き付いています。
一体感という言葉が安っぽく聞こえでしまうほど、全身全霊のオーケストラでした。

静寂の中から始まるFg河村氏のソロは、これから何か奇妙なことが始まるのではないかと思うくらい、一気に『春の祭典』の世界に引き込まれる演奏でした。
カーテンコールではハーディング氏も迷わず河村氏を指名されておられました。

そしてやはり僕はホルン奏者に注目してしまうのです。
井手氏と金子氏のハイノートはとにかく感嘆でした。僕のような奏者では、あの楽器からどうしたらあのような音が出るのかが分かりません(笑)



【本日もオーケストラの友人たちと】

そして今回の演奏会には前回に引き続き同じオーケストラの友人と一緒に拝聴しました。
実は以前にこのメンバーで本日のプログラムであるチャイコフスキーの4番を演奏したことがあり、個人的にもその時のことが思い出されました。
(この曲は、音を聴くだけで「あぁ、あいつが吹いているところだな」と顔まで思い出してしまうほどなのです)

みな今まであまり新日本フィルの演奏会には来たことがなかったそうです。
中には今日が初めての新日本フィルという者もいました。
ですが、口を揃えて「誘ってくれてありがとう!」との言葉をもらいました!

演奏の感想を聴くと、
「今まで聴いた4番の中でも一番よかった」
「みんなが本気で演奏しているから、いい意味でプロじゃないみたい!」
「全力さが伝わって熱い演奏だった」

などと言っていました。

確かにこういった意見は同感で、僕も新日本フィルが好きになったのは、その演奏が沁み渡るように身体に共鳴していく感動を得られたからなのです。

また今日のように友人を誘って、一緒に演奏の感動を共有していきたいなと思いました!

051.JPG今日は彼らと一緒に聴きました。ありがとう!

終演後はいつも大変お世話になっている佐藤様の元へ。
今日も全員で御挨拶ができてよかったです。本当にありがとうございました。

今日はこれにて以上となります。
次回は12/22(土)の第九演奏会に行く予定でおります!
また記事にしたいと思いますので、みなさま今後ともよろしくお願いします〜!

中村裕貴

【新日本フィルハーモニー公式HP】
http://www.njp.or.jp/ 

【本日の演奏会詳細 公式HP】
http://www.njp.or.jp/archives/5095
11月7日講義より【どうすれば、自分よりはるか上を行く年長者のビジネスパーソンから認められるのか】 [2012年11月08日(Thu)]
みなさんこんばんは。中村裕貴です。

本日は、昨日11/7に行われた久米先生のブログ起業論の講義において、
先生からのお言葉があまりにも感動したので、記事にさせていただきました。

1つのテーマに沿ってお話しをされたのではなく、先生の講義を通しての発言をまとめたものなのですが、
今後ビジネスマンとしてやっていくためだけでなく、社長になるため、他の企業の社長と付き合うため、または営業をするためといった、ビジネス上の様々なシチュエーションに当てはまる内容だと考えております。

本文は長くなってしまいましたが、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
色つきの強調などは最低限にさせていただいております。

===============================

私たち若者が、年長者たちから「最近の若造は!」と言われてしまうことに関して。

前提として、自分たち学生は大人には到底敵わない未熟者であり、「若造」と思われて然るべき。
(※ただし、根拠がなく若造をイジめようとする年長者がいるのも事実なので、注意。)
一般的に若造という言葉は、多少バカにしたような乱暴な言い方であり、出直して来いという意味合いが持たれるが、実際に年長者はそう感じてしまうのが殆ど。つまり、「若造!」と言われた若者は、まず自分のせいだと思うべきである。

「ヨソモノ・ワカモノ・バカモノ」
一見「若造」と同じことを言っているように見えるが、これは全く異なると解釈する。
例えば地方都市の地域観光業界を例に挙げる。とある若者(地域観光業界においては60代でも『若者』とされるのだが)が、その地域のことを良くしたいという想いや熱意がなく、また文化や地域の名産などの知識が乏しいとする。これでは地域にパワーを与えることはおろか、コミュニティに入ることさえ難しくなってしまう。これではただの「若造」である。年長者の求める「ワカモノ」ではない。

最低でも企業の経営者であれば、「ヨソモノ・ワカモノ・バカモノ」の理念については理解をしている。
熱意があり、何か突出するものを持っていれば、謙虚な姿勢で受け入れてくれる。「若造!」という人は、実はその人のことを試しているのである。
2000社以上の赤字企業を黒字化に転じさせ、著書『社長のノート』でも有名な長谷川和廣さんは、年下に対しても敬語を使う。自分より何か1つでも知識のある人に対しては、敬意を払い、何事にも勉強勉強という姿勢を崩さない方である。もちろん、長谷川和廣さんと対面でお話しすることができること自体が、認められた人でしか実現できないのだが。

では、どうすれば年長者や忙しいビジネスパーソンと話ができるようになるのだろうか。
どうすれば「若造!」などと一蹴されずに会話をすることができるのだろうか。

それは偏に、『相手の愛情に対する共感』ができるかどうかである。
その相手が一番大切にしていることに対して質問を投げかけられるかどうかが重要となる。それは相手のビジネスのことでもよいし、相手の趣味のことでもよい。車でもゴルフでもクラシック音楽でも、相手が好きなものに反応するかどうかで、その後の相手の目がキラキラして一気に距離を縮めることができる。

手法としてまず、企業の社長は人と会う前に、必ずその人のことを調べる。それはFacebookやtwitterのようなソーシャルメディアはもちろん、過去のインタビュー記事がネット上に落ちていればそれを見る。
人と会う直前でその人の下調べをすることで、会ったときの相手への共感力が変わり、その後の話も急速に速くなる。こうすることで相手からも『可愛いやっちゃなあ』と認められ、お付き合いへと発展していく。

また企業の社長は他の企業の社長と会う前に、相手の会社のサービスを知り、製品を実際に買う。
先程の長谷川和廣さんも、久米先生と会う時には必ず『久米繊維Tシャツ』を着てくるのだそうだ。
商売をやっている人間には商売で返す。経営者にとって一番うれしいのは自社の製品を買ってもらえることであり、相手も喜んでもらえる上、相手の心を射止めることができる。

もちろん相手と話すときの姿勢も大切である。元気のよい挨拶から始まり、深くゆっくりとした丁寧なお辞儀で終わる。相手の話を聞く際には『和顔愛語(わげんあいご)』に倣って、優しい顔でニコニコと話す。相手に興味があるということを姿勢として示すことが非常に大切である。

以上のように、
@会う人のことを事前に下調べ
A相手の好きなことに対して反応、共感
B『和顔愛語』の精神で接する
ことにより、相手から認められる可能性が高くなる。
少なくとも「若造!」などとは叱責されず、年長者であってもしっかりと会話をすることができ、むしろお互いに尊敬しあう関係を構築することができる。一度会っただけでそこまでは至らなくとも、覚えてもらうことはできる。

しかし、これではまだ終わらない。
大事なのは会った後である。

その相手に対する御礼はもちろんだが、もし相手の会社の製品やサービスを購入していなかった場合には、実際に自分のものにしてみる。
そしてそれをソーシャルメディアなどで友人や世の中に発信する。
会社の社長にとって一番うれしいのは、『自社の製品を買ってもらえること』。商売をやっている人には商売で返すのが、この上ない御礼とも言える。

===============================

いかがでしたか?

文章にまとまりがない部分があり、読みづらい点もあったかとは思いますが、久米先生の伝えたいメッセージはご理解いただけるかと思います。

僕自身、このブログ起業論は毎度のことながら自分の大人としても未熟さを感じる授業なのですが、昨日の内容はとても日頃生活をしていて聴くことのできる内容ではなく、大きなインパクトがあったので記事にまとめさせていただきました。

考えてみると当然なのですが、なかなか行動に移せない。
でもそんなことを言っていると、時間が経つにつれ一流のプロには遠ざかってしまう。

抽象的な言い方ですが、『相手を思いやる気持ち。相手のことを好きになって、相手のビジネスについて知ろうと思うこと』を第一に考えなくてはいけないのかなと感じました。

明治大学商学部
中村裕貴

***

【長谷川和廣さん】
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両著とも必読です!

【久米信行先生】
http://www.facebook.com/nobukume