【読書感想】『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』 [2013年01月14日(Mon)]
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こんばんは、中村裕貴です。
久米信行先生の『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』を読みました。 『「すぐやる!」技術』はこちら 前回の読書感想では『「やり抜く!」技術』について書かせていただき、今回はこの『「すぐやる!」技術』について、感想をまとめさせていただきます。 この本では「見る前に跳べない(=色々悩んで行動することができない)」人をテーマに、31の題材が設けられ1題ずつ沿って解決策が提示されていきます。 その中でも特に印象に残った「見る前に跳べない」人の題材を挙げたいと思います。 【1,飛び込み営業ができない (PART1>Q7>P40) 】 この項目では、先生も日頃授業ではあまりお話しされない飛び込み営業について書いてありました。 ですが、別に”飛び込み営業のノウハウ”や”飛び込む覚悟を固めるための啓発”が書いてあるわけではありません。 「確率変数」というテーマが前半で述べられた後、後半部分で「対人感受性」について書いてあるのです。 例として挙げられているのが、 営業先で断られる⇒諦めずに一方的に売り込みを続ける という流れでした。 しかしこれでは『何がお悩みなのかを、聞いたり察したりする努力を怠った「対人感受性ゼロ」の人間だった(P42)』と記載されています。 そう気づいてからは、相手の悩みを理解して、自分の収集した情報を提供していくことでお客様と本音の会話ができるようになったと語られています。 これは確かに営業する際においては非常にテクニカルなことではありますが、私は飛び込み営業に限ったことではないなとも感じました。 商談に限らず社外の人と会う際、一貫して下調べの重要性と相手のことに興味を持つことについて教わってきましたが、「対人感受性」なくしてスムーズなコミュニケーションは図れないとも思います。 相手が一番話したいであろうを聞きだすために効果的な質問をするなどは、こういった感受性を働かせないといけません。 ものを売るという営業もそうですが、相手に自分を売り込むという営業でも、駆使するコミュニケーションスキルは同じなのかなと感じました。 【2,相手が大物だと、つい遠慮してしまう (PART1>Q1>P48) 】 「大物」と「小物」 どちらが接しやすいのか、気に入られるのかというテーマです。 久米先生の回答は「大物」。 この題材については、久米先生も日頃講義中に何回か仰っておられました。 なぜこう思われるのかというと、『「本物の大物」は、大きな度量と鑑識眼をお持ちの方が多いので「安心」できる(P49)』と記載されています。 授業中には、むしろ「”小物”と話すときほど、何を話していいのか分からない」とよく仰っていたのが思い出されます。 「大物」の資質として、下記の7項目が挙げられています。 この資質を持ち合わせている人物こそ、「大物」たる所以であり、真似るべき教訓ともいうことができます。 どれも大事な内容なので、全て記載の通りに引用させていただきました。 @年齢・性別・地位・役職を気にせず、その人の本質を評価する Aしっかり事前準備をしていて、結論や論旨が明確な人を評価する B自分の地位よりも、理念や本質を理解してくれる人を評価する C夢、理念、情熱を持って、熱く語れる挑戦者を評価する Dどんな話であっても新味と誠意があれば耳を傾けてくれる E取巻きの多さと比例して孤独で、心通う友や弟子を求めている F心に響くお礼ブログやお礼状を出せば、返信をいただける ・・・P49より 上記は「大物」の資質として挙げられているのですが、自分で養うことで自身の成長にも繋がるような項目なのではないかと考えました。 つまり今後の前進のための解釈を捉えて行動することで、「大物」までいかなくとも自分が成長できる要素となりうるのではないかと思いました。 下記が私が考えた、「大物」に近づくための資質です。僭越ながら記載いたします。 @年齢・性別・地位・役職を気にせず、その人の本質を評価する Aしっかり事前準備をして、結論や論旨を明確にしてコミュニケーションする Bその人の地位よりも、理念や本質を知ろうと努力する C夢、理念、情熱を持って、熱く謙虚に語れる挑戦者になる Dどんな話であっても新味と誠意を持って相手に接する F心に響くお礼ブログやお礼状を出して感謝の想いを伝える E上記の行動を「すぐやる」ことで、経営者(大物)の心通う友や弟子になる 久米先生の7項目を、自分が実践するという前提に書き直してみました。 綺麗にまとめられているとは言えませんが、本の中を一貫して唱えられている”出会う前の下準備”や ”謙虚な姿勢と感謝の心”というエッセンスは含まれているかと思います。 この章の最後に『ググって、ウィキして、今週中に大物にコンタクト(P53)』というアドバイスでまとめられている通り、人と会いに行く際には下準備をする努力を怠らず、他の人より自分を印象つけることで1歩先を行くということに、ビジネスの世界では「大物」も何も変わらないのかもしれません。 来年度から私も社会人ということで、上記の自分用の”大物資質”を積極的に活用し、活躍できる大人になっていきたいと思います。 中村裕貴 【『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』 著者:久米信行】 詳細はこちら 【『面倒くさがりで続かない人のための「やり抜く!」技術』 著者:久米信行 】詳細はこちら |





