10月16日(土)〜17日(日)の2日間
「ニッセの森でグリーンウッドワーク!クリスマス準備を愉しむ週末♪」を行いました。
今回も令和3年度緑の基金事業を通したファミリーマート夢の掛け橋募金の助成を受けています。
講師はNPO法人グリーンウッドワーク協会理事長の小野 敦(小野ちゃん)さんと椿ゆかり(ばきちゃん)さんです。はるばる岐阜県美濃市から来てくださいました。
1日目はニッセの森で「ナイフワークでつくろう!森のトナカイさん」です。
まずはナイフの危険な使い方、安全な使い方をレクチャーしてもらいました。
ナイフを安全に使えるといろいろな物が作れてとても便利、慣れることが大切でどうしたら安全に使えるかを考えて使っていってほしいとのこと。また子ども達がナイフを使う時に親が気をつけるポイントも教えてもらいました。

そして「トナカイさん」の作り方を小野ちゃんがデモンストレーションしてくれました。
上手にできるポイントを聞きながらあっという間にかわいいトナカイが完成。

まずはみんなで森の中を歩き、密に生えていたり枝が曲がってのびたりしていた木を選んで、この日の材料としました。本日の材は、ネズミモチ、シラカシ、シロダモ、アオキです。

いよいよナイフワークのスタートです。大人も子どももみんな真剣な表情でナイフで削ります。樹皮を削って鼻の部分を細くしていきます。


角や脚は枝を使い、鼻やしっぽをつけ、目を描いて出来上がりです。
途中小野ちゃんやばきちゃんにアドバイスしてもらい、みんなオリジナルのトナカイが完成しました。


お昼を食べて午後からは「きのこ」を削って作ることに。
ばきちゃんが森に生えていた本物のきのこで傘の部分、軸の部分の形を説明してくれてどうやって作るかデモンストレーション。

それから削り出します。みんなナイフの使い方にも慣れてきてどんどん削っていきます。
できあがったきのこに絵の具で色をつける子ども達。
何色にしようか、とても楽しそう、何色も塗ったり、点々をつけたり、子ども達の発想は本当に豊かで素晴らしいです。
絵の具が乾いたら苔や杉の落ち葉を貼った木の板にきのこをボンドで貼り、ビーズで飾り付けたりオリジナルな作品が出来上がりました。


ぞくぞくと出来上がる作品を切り株の上に並べていくと少し早めのクリスマスの世界が登場。たくさんの作品はいろいろなトナカイ、色を塗ったきのこ、自然な色のままのきのこ、どれも素敵でかわいくてほっこりします。
サンタさんや人形や車もありました。


ご参加のみなさまからは、
・自然の中では発想も広がり、どの子も楽しそうでイキイキしていました。
・子ども自身もナイフの使い方を理解し、親だけでなく、自分で気をつけて扱っていました。
・樹の命を感じられることが、グリーンウッドワークの魅力だと思いました。
・出来上がりの可愛さに子どももにっこりしていました。
・切り株にみんなの作品を並べてできた「森の動物さんたちとキノコの世界」がとても素敵で、他の参加者さんとも体験を共有できた嬉しいひとときでした。といったご感想をいただきました。
森の空気や気持ちのよい風を感じながらのグリーンウッドワーク、ナイフで怪我をすることもなく大人も子どももみんな楽しく作業できた1日目でした。