寒い冬になりました。
冬のニッセの森に「千葉きこりーず」からお二人の木こりさんにお越しいただき、スギの木の伐倒を間近で見せていただくことができました。
まずはみんなでご挨拶。木こりのひでさんとたっしーから、なぜ木を切る必要があるのかというお話を聞きました。
木こりさんが使う道具の説明をしてくださり、子どもも大人も興味津々。
木にどうやって登るのか、近くの木で実際に見せてくださりました。
そのあとみんなで森の奥に入り、
夏に皮むき間伐をしたスギの木のそばに行きました。
ニッセ代表のりょうりんから、植林後・そして伐採後木材になってから、
木は二度生きるというお話を聞いて、みんな木に触れながら、「またね」のご挨拶をしました。
チェーンソーの音が鳴り響き、緊張感が漂います。
たっしーが何度も倒れる方向を確認しながら、受け口を作っていきます。
受け口を観察させてもらった後は、危ないので離れたところへ移動して見守ります。
みんなが見守る中、メキメキメキっと音がして、スギの木が倒れました!!
切ったところに近寄って、木の切り方についてお話を聞きました。
早速上を歩く子も。
そのあとは、のこぎりの使い方を教わって、みんなで枝払いの作業をしました。
みんなで力を合わせると、たくさんあった枝があっという間になくなりこんなにスッキリ。
そのあと、木こりさんたちが機械で作業をしてくださっていました。
木は人の手によって、二度生きることができます。伐ったあとシーソーとなって森で再び生きるのです。
ぜひ森に来て、シーソーで遊んでくださいね。
かまどのそばでは、一生懸命薪を作ったり、火おこしをしたり。
今日はあったかぜんざいや、焼きリンゴ、焼きマシュマロや焼き芋など、持ち寄ったものも焼いて食べて、みんなであたたまりました。おいしかったね。
最後は振り返りシートに記入します。
木こりさんは森でどんな仕事をしているのかな?使う道具はなんだったかな?
伐倒を見て、
・音がすごかった
・倒れるときにきこりさんが安全に気を付けている
・地面が揺れた
・ドシーンなど、感じたことや発見したことを書いてくれました。
もし木を切らないと森はどうなっていくと思いますか?という問いには、
・なくなる
・あれていく
・細い木ばかりが生えているくらい森になる
・元気がなくなるなどの答えがありました。
今日の活動で誰かに教えたり伝えたいことは何ですか?の問いには、
・きこりさんの仕事
・木を切らないと森がどうなるか
・ばっとうしたときにじめんがゆれたこと
・えだはらいをしたことなどの答えがありました。
自分の目で見て、耳で聞いて、手で触れて…体と心で様々なことを感じたようです。
大人の方々からは、
・木こりさんのお仕事の技術のすばらしさに感動しました。
・木を倒す瞬間を見るのは人生で初めての体験でした。
・倒された木を直接触り、香りや湿り気から本当に生きているのだと感じました。
・寒かったり暑かったりする日でも、たくさんの人と過ごすと楽しいです。自然の中でのごちそうも格別です。といったご感想をいただきました。
きこりさん・ご参加の皆様、ありがとうございました。
次回のニッセの森づくり活動は、春の植栽3月24日(日)を予定しています。
また詳細が決定したらご案内いたします。