ニッセの森の遊び場づくり レポート [2019年11月13日(Wed)]
「ケガと弁当は自分もち」と言われる野外での遊びですが、本当にそれでよいのだろうか、
ということを考えながら行ってきたニッセの森での活動。 今回は、NPO法人四街道プレーパークどんぐりの森のプレーワーカーなかじ・メンディーのお二人、 NPO法人森づくりフォーラム理事の久保田繁男さん、 医療法人社団中村内科クリニック理事長のドクターまこりんに、 危険の予知・回避・対策について教えていただきながらの森活動でした。 (公益社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」公募事業・親子でとりくむ「森のがっこう」の拠点づくり) まずはどんぐりの森のなかじ・メンディーに教わりながら、森の中にロープを張って遊び場を作っていきました。 ![]() ロープの安全な張り方はもちろん、どんな場所に設置するのが良いか、切り株が近くにある場合の注意点、張った後は必ず大人が先に乗って危なくないか確かめることなどポイントを教えていただきました。 ロープが張られるとすぐにやってきた子どもたち! いろんな遊びが始まります。 高いところにもチャレンジ! 大人の声のかけ方によっては、ケガを誘発してしまうこともあるそうです。 大人が、子どものチャレンジをうまく見守るコツも教えていただきました。 ブランコ ハンモック ロープのぼり ターザンロープまで! たくさんの遊びと、危険予知・回避の方法を教えていただきました。 ロープ遊びの合間に、火おこしや焼き芋の準備をしました。 ![]() 今日は頑張ったけど、煙までで、うまく火がつきませんでした。 子どもたちは、なんでだろう、と考えていましたよ。 今度はつくかな?またやってみようね。 火の番をしてくれた方々、ありがとうございました。 おいしいお芋が焼けました! 焼き芋とお弁当でおいしい時間を過ごした後、NPO法人森づくりフォーラム理事の久保田繁男さんに森の中にはどんな危険があるのか、どう回避するのが良いのかについて教えていただきました。 まずは、ハチ。 たくさんの虫もいる森ですが、刺されたら危険なハチもいます。 狙われない服装や、遭遇した時に手で振り払わないことなどを教えていただきました。 それから、切り口が危険になりがちなササの手入れの方法、 顔の高さにある危険な枝の切り方、 のこぎりの使い方も学びました。 大人向けに、森をどう使っていくのか、どんな森をつくるのかを生態系から考えてみよう、というお話もしてくださりました。 その後、医療法人社団中村内科クリニック理事長のドクターまこりんから森の中での救命救急についてのお話を聞きました。 みんなで、森の中でのけがなど、今日あったこと、起こりそうなことを考えました。 そんな時、どうするの? 対応をまこりん先生に教えていただきました。 ハチに刺されてしまった時のポイズンリムーバーも体験してみました。 万が一、お友達や周りの人が倒れてしまった時の心肺蘇生の仕方も教えていただき、みんなでやってみました。 ![]() AEDのデモンストレーションも見せていただきました。 ![]() 子どもたちからは、 ・ロープ遊びが楽しかった。 ・ささを切るのがむずかしかった。 ・胸骨圧迫をがんばった。 ・のこぎりをがんばった。 ・トカゲやコオロギ、ミミズなどを見つけた。 という声が聞かれました。 大人の方々からは、 ・森の作り方にも、遊ぶ森なのか、植物や生物を育てる森なのかによっていろいろな方法があるんだということが知れました。 ・子どもが、知らないお子さんとも仲良く遊べて楽しそうな姿が良かったです。 ・焚火やロープ遊びなど日常ではできない経験がたくさんできました。 ・与えられた遊具で決まった遊び方をしている今、ロープ一本で多様な遊び方をしている様子を見て、シンプルであることの大切さを感じました。 といったご感想をいただきました。 なかじ、メンディー、久保田さん、ドクターまこりん、そしてご参加の皆様、ありがとうございました!! ![]() 次回のニッセの森は、2020年1月12日(日)。 テーマは「倒木も生かす」です。 皆様のご参加をお待ちしております♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 子育て支援ステーションニッセHP https://www.facebook.com/nisse.club/ https://www.instagram.com/?hl=ja |