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2006年03月12日

「第一号」

生きている中で、人は大体どれくらい「初めての」であるとか「第一号」といったものを目にし、感慨を覚えるものだろうか。
誰しも、まだ幼い時分には身の回り全てのことが真新しく、そんな刺激的な経験の連続だったのだろうけれど、悲しいかな、年を経るにつれ、その感覚は遠のくばかりではないか。
ところが、だ。
本日は、久方ぶりに「第一号」が私の許へ飛んできてくれた。
私たち「にっぽんmuseum」が今事業を進めている「アカデミー講座」への申込み第一号が届いたのだ。
にっぽんmuseum?、アカデミー講座?という話はさておいて、兎も角も、これまで長い時間をかけて準備してきただけに、このニュースは実に嬉しい。申込み受付開始日から3日目の出来事だった。

特にこの数ヶ月は、講座のことに掛かり切りだった。果たして申込みなどあるのだろうかと若干の不安も覚えつつ。 
例えば、推敲に推敲を重ねた手紙を赤いポストの投函口に「カチャン」と入れ、返事の手紙が「いつ来るか、いつ来るか」と待ち侘びるあの気持ちだ。
 
待望の「返事」が届き、また一層張り切っていかなくては!との思いが高まる。
どんな組織にも感動的な「第一号」があるのだろうし、それは多くの場合、携わっている者の次への奮起を促してくれるものなのだろう。
私は今日、その来訪を喜んでいる。
この記事へのコメント
<小><色:#cc6699>昔何かのドキュメンタリー番組で、
先生が卒業する生徒に贈った言葉を思い出しました。
「幸せを待ち望むその時が一番幸せなのよ。」</色></小>
Posted by 待ち望む at 2006年03月23日 15:10
申込みがあってよかったですねラブ拍手
Posted by 通りすがりのもの at 2006年03月12日 22:39
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