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日本も元気にする青年海外協力隊OB会

日本にも貢献したい青年海外協力隊OB・OG有志の会です。
OB会の活動や日本各地で活動を行っている青年海外協力隊OB・OGの活動の紹介をしていきます。


【開催報告】キャリア/社会貢献活動デザインセミナーB [2025年01月22日(Wed)]
セミナー2日目の最初は、1日目の振り返りから。
皆さんに1日目のセミナーを通しての気づきなどを振り返り、参加者同士で共有してもらいました。

ふりかえりの後は「帰国隊員が使える支援制度やプラットフォームなどの紹介」と題して、協力隊を育てる会の帰国隊員支援の取組みの他、WATATU株式会社の協力隊の転職支援サービス、ETIC.やボーダレスアカデミー、一新塾などがそれぞれ行っている協力隊員OBOGが活用できる取組みをスライドや動画なども使って紹介いただきました。
ボーダレスアカデミーの動画
一新塾の動画

そして、最後にセミナーでの気づきなどをまとめると共に、これからの活動を考えるグループワーク。
まず、昨日のふりかえりワークショップなどでも考えてもらった自分の「夢」について仲間の力を借りて深掘りをしてもらい、その夢を実現するために、これから何をしたら良いかを仲間からアイデアや応援をもらいながら一人一人考えてもらいました。

セミナーの最後に参加者の皆さんからは、感想や今後の夢やそのための一歩について、次のような声をいただきました。
「今後の進路に迷っていたけれど、他の参加者の実践や考えを聞くことで、自分自身を振り返り、新たな視点を得ることができた。」
「モヤモヤしていた気持ちが少しクリアになり、次に何をすればいいのかが明確になった。あとは行動あるのみ!」
「普段の仕事では目の前のことに集中してしまい、大きな視点で考える機会がなかった。このワークショップを通じて、自分の価値観や理想について改めて考えるきっかけになった。」
「協力隊の仲間たちの話を聞くことで、自分が何を大切にしたいのかを再確認できた。」
「これまで不安を抱えていたけれど、話してみることで前向きになれた。結局、環境が変わっても、自分がやりたいことをやり続けるだけだと気づいた。」
「子育てを理由にブレーキをかけていたけれど、もっと自由に挑戦していいんだと背中を押された。」
「協力隊時代に抱いていた夢を思い出し、次の夢に向かって進んでいきたいと思った。」
「大人になっても夢を語れる場があることが嬉しい。このつながりを大切にしたい。」

二日間のセミナーを通じて新たな方向性を見出した方もいらっしゃいました。多様な経験を共有することで新たな発見が生まれ、OBOGのつながりが今後のキャリアや人生の支えになると実感した方も多かったようです。
また、互いに励まし合う中で「まずは小さな一歩を踏み出してみよう」という前向きなエネルギーが生まれました。協力隊の経験は過去ではなく、今や未来につながるもの。OBOGのつながりを生かしながら、「持続する情熱」を大切にしていくことが、今回のセミナーの大きな気づきともいえます。

今後もこのつながりを生かしながら、それぞれの道を進んでいける場を築いていければと思います。
【開催報告】キャリア/社会貢献活動デザインセミナーA [2025年01月22日(Wed)]
青年海外協力隊活動ふりかえりワークショップの後は、それぞれ地域で活動を行っているOVの皆さんに登壇いただいてのパネルディスカッション「帰国後に活躍するOVの活動紹介」でした。

今回のパネルディスカッションには4名のOVの皆さんに登壇いただきました。
浦さんは、元アメリカンフットボール選手という異色の経歴を持ちながら、現在は林業に従事し、地域おこし協力隊として活動をされています。梅谷さんは商社勤務を経て協力隊に参加し、現在はラオスの布製品を日本で販売するソーシャルビジネスを立ち上げました。太田さんは、図書館関連企業での勤務経験を経て協力隊に参加し、帰国後は中高生向けの居場所を運営する一般社団法人を設立されました。そして、菅野さんは、診療放射線技師として医療現場で活躍後、協力隊に参加し、現在は開発コンサルタントとして国際協力の分野で活躍されています。

パネルディスカッションでは、まず協力隊での経験が、現在の活動にどのように繋がっているのか、また、協力隊経験を通してどのような価値観の変化があったのかが語られました。
浦さんは、協力隊での経験から物質的な豊かさより心の豊かさが大切だと考えるようになり競争社会から離れ、人に寄り添うことを重視するようになったそうです。
梅谷さんは、協力隊の経験からビジネスを通じて社会貢献することに関心を持つようになり、ラオスの村人たちと協力しながら、布製品の販売事業を展開しています。
太田さんは、協力隊で見た途上国での子育てに感銘を受け、帰国後、日本で「ユースセンター」を運営し、若者が安心して過ごせる環境作りに力を注いでいます。
菅野さんは、協力隊での経験を通じて、日本人が国際協力に携わる意義を改めて認識しました。現在は、専門性を活かして開発コンサルタントとして活躍しています。
皆さん、協力隊での経験を糧に、それぞれの個性を輝かせながら、新たな道を切り開いていることが伝わってきます。

次に、今後の活動における課題や展望について、それぞれの視点から熱い思いが語られました。
浦さんは、林業の知識を深めつつ、地域活性化に取り組みたいと語り、将来的には、森林保全をテーマにした教育プログラムを開発し、地域交流を活性化させたいと考えています。
梅谷さんは、ラオスとのパートナーシップを強化し、布製品の販売だけでなく、ラオスの文化を発信する活動にも力を入れていきたいと語りました。ビジネスを通じた持続可能な社会を築くという強い意志も感じられます。
太田さんは、中高生の居場所をさらに発展させ、地域住民と連携して、子供たちの成長を支える活動を広げていきたいと語りました。
菅野さんは、開発コンサルタントとして、自身の専門性を活かし、途上国の医療課題解決に貢献したいと語り、セネガルでの活動再開も視野に入れ、より効果的な支援を追求したいと語りました。
それぞれが異なる分野で活躍しているからこそ、今後の活動への意欲と、熱意が強く伝わってきます。

パネルディスカッションの終盤では、パネリストの皆さんが大切にしている価値観や、今後の「あり方」について語られました。
浦さんは、バランスを重視し、自己成長と他者貢献の両立を目指したいと語り、梅谷さんは、関わる人たちの個性や魅力を引き出し、それぞれの価値を最大化したいと語りました。
太田さんは、自分の気持ちに正直に行動し、誰かのために何かをしたいという思いを語り、菅野さんは、自分が「一緒に仕事をして良かった」と思われるような人になりたいと語りました。
それぞれの言葉からは、協力隊の経験を通して得た価値観と、今後の人生をどのように生きていきたいのかという強い意志を感じました。

今回のパネルディスカッションでは、協力隊経験者の多様なキャリアパス、それぞれの活動における価値観、そして今後の展望など、非常に多くの学びがありました。協力隊での経験は、その後の人生に大きな影響を与え、それぞれの個性を開花させる力を持っていることが感じられました。
【開催報告】キャリア/社会貢献活動デザインセミナー@ [2025年01月22日(Wed)]
1月18日、19日の二日間にわたり、JICA東京でキャリア/社会貢献活動デザインセミナーを開催しました。

このキャリア/社会貢献活動デザインセミナー、OVの皆さんに隊員時代の経験や思いを思い出してもらいながら、これからも大切にしていきたい価値観や夢を思い出してもらおうという趣旨で開催したものなのですが、北は山形から南は鹿児島まで、隊次的には2002年から2022年までの幅広いOVの方にご参加いただくことができました。

冒頭に趣旨説明や自己紹介を行ってから実施したのが、「青年海外協力隊活動ふりかえりワークショップ」。
コーチング的な手法を用いて、二人ペアになってもらい派遣から帰国までの辛かったことや充実していた時のことなどを思い出してもらい、隊員経験からどのような価値観を大切にしたいと感じていたのかを思い出してもらいました。
また、それらの経験を踏まえて、何の制約もなかったら本当は何をしたいのかを描いてもらいました。

参加者の方からは、「自分自身を振り返りながら、今の立ち位置を確認できたことで、これから頑張りたいことを考えることができた。」「コーチングの手法で自身の活動についてゆっくり振り返れた」などといった感想をいただきました。