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一昔前に比べ、子育てはとても難しくなっています。
私が専業主婦で30年以上前に子育てをやった時も煮詰まりましたが、今はさらに母親は孤立化しています。周りの大人のちょっとした優しさ・心遣いで母親たちをサポートしていきましょう。ちょっとした手助けが必要なお母さんと先輩ママが手をつなぐための「場」です。
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TOOって、何? [2021年02月24日(Wed)]
 先日新聞の夕刊で「TOO」という言葉に出会った。ある企業が包容力のある人材を職場のメンターに任命し、その人がつくポストを「TOO」と命名。「隣のおせっかいおじさん・おばさん」の略だという。何か英語の略かと思っていたので、思わず笑ってしまったが、2014年生まれの言葉だそうだ。支店統合などで揺れていたある職場で一人のシニアが職場の相談役を買って出て、雰囲気の改善に貢献して、それが全社的に仕組みになったと記事にあった。

 おせっかいを辞書で引くと「出しゃばって、いらぬ世話をやくこと」とある。人が好きで、ある意味余力があるから、困っていたりする人を見ると放っておけないのだろうか。お節介に代わる言葉はないかとネットを見ていたら、「喜ばれたら親切、喜ばれなかったらお節介」とあった。なるほど。

 子ども食堂をやっている友人は、ボランティアは無理をしないで自分のペースでやることが大切で、「必要とされるかどうか」がポイント、活動している側が選ぶのではない、と言う。食の提供を通して、孤立させないことをめざして、「自分のことを心配してくれる人がいる」、「相談できる人がいる」と思ってもらえる大人が増える事が、魅力的な地域にしていくカギだという。

 ボランティアをしてみて、わずかなお手伝いでも、その中にかけがえのない時が生まれるのがだいご味の一つだと思う。ゆっくり子どもの相手をしたいという双子のお母さんのご要望で家庭訪問し、初回は人見知りで泣かれたが、じょじょに慣れて、4回目の時は公園で砂場から移動する時に1歳8か月のA君もBちゃんも向こうから手を繋いでくれた。小さな手でぎゅっと握られる経験はふだんの生活ではなかなかないので、こちらの胸もときめいた。お母さんは「わざわざ来てくれて、ありがとうございます」と言ってくださるけど、「どんどん成長していくお子さんの傍にいて短い時間でもかかわれる幸せをくださって、ありがとう」というのが、ボランティアの正直な気持ちです。


手をつなぐ.jpg
Posted by 二宮 at 10:18
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