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【12月19日】草の根事業の公開報告会があります [2019年11月16日(Sat)]

【一般公開】草の根技術協力事業 完了報告会

「モンゴルにおける障害児療育・教育支援
 及び療育関係者育成事業」


日時:2019年12月19日(木曜日)
   14時00分から16時00分
会場:JICA東京センター別館 セミナールームC・D 
   (渋谷区西原2-49-5)

【電車でお越しの方】
 •京王新線 幡ヶ谷駅下車(南口出口)徒歩8分
 •地下鉄千代田線・小田急線 代々木上原駅下車(北口1出口)徒歩12分
【バスでお越しの方】
 •東急バス 渋55系統「幡ヶ谷折返所」下車 徒歩1分
会場地図

◆事業の成果を発表する報告会を実施いたします◆
NPOニンジンは、2016年9月から草の根技術協力事業「モンゴルにおける障害児療育・教育支援及び療育関係者育成事業」を実施し、2019年8月で3年間の活動を終えました。
終了にあたり、事業の成果を発表する報告会を実施いたします。ご関心のある方は是非ご参加ください。

<実施団体より>
ブログ用.jpg
NPOニンジンは、ウランバートル市で障害を持った子どもの親が作ったゲゲーレンセンターとサインナイズセンターで「モンゴル障害児療育・教育支援及び療育関係者育成事業」を実施しました。親たちにどのように子育てをするか提案し、共に実践することに重点を置いて来ました。併せて、モンゴル人の療育関係者に働きかけて、2センターを支援する連携体制を作り出すことを目指しました。
モンゴルでは2016年に障害者権利法が制定され、政府は4年間の行動計画の中に障害児の就学および発達支援サービスを盛り込むなど、障害児者支援が大きく舵取りをした時期でしたが、貧しいゲル地区にある2つのセンターには子育ての指針が、全く届いていませんでした。
3年間の草の根事業活動を経て、親たちは障害を持った子どもの療育と教育に自信を得て、お互いに情報交換を行い、2つのセンターは、ボランティアの支援を得ながら地域参加活動の拠点となりました。今後、行政による理学療法士派遣が課題となっています。

報告会では、3年間にわたる事業活動とその成果に関してご報告します。
皆さまのご参加をお待ちしております。

<報告会概要>
日時:2019年12月19日(木)14:00〜16:00(日本時間)
場所:JICA東京センター別館 セミナールームC,D
プログラム
14:00〜14:10 開会、参加者自己紹介
14:10〜15:10 事業報告(ニンジン)
15:10〜15:40 質疑応答・意見交換
15:40〜16:00 コメント、閉会の挨拶

定員:30名
参加費用:無料
参加申込方法:下記のお問い合わせ先までメールにてご連絡ください。所属、氏名、電話番号、メールアドレスの明記をお願いします。
締切:12月18日(水曜日)17時まで

お問い合わせ:
JICA東京センター 市民参加協力第二課 篠ア 愛
電話番号:03-3485-7109
Eメール:Shinozaki.Ai@jica.go.jp
第13回モンゴル交流ツアー(2) [2019年08月29日(Thu)]

絶好の天気のもと、大草原へ

7日から8日にかけて、モンゴルの大草原の旅をしました。
今年の目的地は、ホスタイ国立保護区。絶滅寸前だったモンゴルの馬『タヒ』を保護しているところです。
Nomadic show.jpg

朝、専用バスにのり、まずはウランバートルから西へ50キロほどの草原にあるモンゴルノマディックで、遊牧民ショーを見学。絶好の天気でした。
nanohana.jpg

午後、ホスタイに向かいました。到着後、ツーリストゲルにチェックインしたあと、乗馬体験組は2グループに分けて、出かけました。事故があってはいけないと、ガイドのラクチャさんが歩いて2往復しました。
horse riding.jpg

夕方には4WDの車に分乗して保護区の奥へ行き、『タヒ』が水を飲みにおりてくるところを見に行きました。独特の美しい馬です。
TAHI.jpg

翌日の午前中は、フリーでお散歩といいながら、山の上まで行った人たちもいました。
午後はウランバートルに戻り、ボグドハーン宮殿博物館に行き、モンゴルの歴史にふれました。

9日には、モンゴルに貢献した団体として、ニンジンがモンゴルテレビの取材を受けて、9日夜と10日朝にニュースで報道されました。
MNB.jpg


10日、定刻に飛行機が飛び無事に帰国しました。涼しいモンゴルの空気から、日本の猛暑の真ただなか戻りました。
第13回モンゴル交流ツアー(1) [2019年08月29日(Thu)]

2つの障がい児センターに、クラウドファンディングの成果を贈る目録をお渡ししました。

8月5日から10日にかけて、富士山静岡空港からモンゴルに、クラウドファンディングでつながった人たちやニンジンの関係者など13名で訪問・交流してきました。
今回のテーマは「モンゴルの障がい児センターにきれいな水とトイレを贈る」というものでしたが、例年通りに車いす等(車いす16台、歩行器3台、シャワーチェア1台)も一緒に運び、障がい児保護者の会に手渡してきました。
Wheelchairs in UB Airport_small.jpg


8月6日、豪雨のため道路があちこち冠水しているなか、ツァーの参加者13人がサインナイズセンターとゲゲーレンセンターを訪問しました。日本で実施した「モンゴルの障害児センターにきれいな水とトイレを贈ろう」クラウドファンディングが成功したので、そのお金でトイレと水槽等を贈る目録を持って行きました。2つのセンターでは子どもと家族がたくさん来て、歓迎してくれました。初めて参加した日本からの旅行者も多く、センターの様子を知って、とても感激しました。日本のさわる絵本の会から寄贈された手作りのおもちゃを梅村涼さんから両センターに手渡し、さっそく子どもたちが大喜びで遊びました。
Mokuroku_sainnaiz.jpg

サインナイズでは、リーダーのアルタントゥルフールさんから、家で家族と話すこともなく孤立していた14歳の男の子が、サインナイスに来るようになって、他の子どもたちと過ごしているうちに言葉が出るようになったことを話してくれました。その子の中にあったものが集団の中で引き出されたという話には皆感動しました。
サインナイズでは、すでにトイレの浄化槽の設置は済んでいて、トイレを作る部屋の説明を受けました。JICAの土木の専門家の奥松さんが来てくださり、工事についてみていただきました。
toilet constrruction.jpg

ゲゲーレンでは、リーダーのオヤンガーさんがノミンさんを抱きかかえながら、ゲゲーレンは障がいのあるなしにかかわらず、子どもたちが集まれる地域の児童館的なあり方を目指していると話されました。
Gegeeren Leader Uyanga_small.jpg

お母さんたちが石けんをつくり販売するため石けん小屋もできていました。7月はお休みだったので、工事はまだこれからでした。
やっと雨も上がったので、みんなで記念写真を撮りました。
Gegeeren together.jpg

クラウドファンディング開始 [2019年05月20日(Mon)]

ついにクラウドファンディングのチャレンジがはじまりました。

モンゴルの障がい児センターにきれいな水とトイレを

Readyforのサイトへはこちらから
https://readyfor.jp/projects/ninjin

ネットはちょっとという方は、事務局で代理登録いたしますので、振替用紙をご利用になりご送金ください。1口、3000円、1万円、5万円、10万円とコースがあります。
     郵便振替口座 00130-9-778399
       加入者名 特定非営利活動法人ニンジン

皆様のご支援を心よりお待ちしております。

CF_chirashi.jpg


チラシはこちらからダウンロードできます。0520修正版 CF チラシ.pdf
【5月20日から】クラウドファンディングにチャレンジします [2019年05月13日(Mon)]

2つの障がい児センターに
きれいな水と安心できるトイレを贈りたい!!


クラウドファンディングに挑戦します

期間:5月20日〜6月28日

目標額:150万円


ニンジンでは2016年秋から、モンゴルでJICA草の根技術支援事業を行ってきました。ウランバートル市内のゲル地区に親たちが立ち上げた障害児センターが2箇所あります。理学療法士、教師、保育士が年に3回渡航して、このセンターに出向き、親たちに障害のある子どもの育て方を指導してきました。
リーダーを中心に親子がまとまり、地域に根ざした障害児センターとして、今後も活動を続けていく自信をつけています。
ウランバートル市の中心部は上下水道が整い、-40℃の冬も暖房が保障されていますが、ゲル地区には水道がありません。水は給水所に汲みに行きます。地面に穴を掘って小屋掛けのトイレが普通です。
子どもたちの衛生と健康を保つために、きれいな水とトイレを贈るクラウドファンディングを行います。施設の条件を整えれば、行政からの援助を得る道を開くことができます。
kickoff_meeting.png
100人以上の子どもたちが2つのセンターに通っています。

ご支援のコースは、1口   
・3,000円
・5,000円
・10,000円
・50,000円
・100,000円
になっています。
Children in the center.jpg
皆このセンターが大好き

5月20日になりましたら、Readyforのサイトをお知らせしますので、ご協力をお願いいたします。
ネット上でクレジットカードで決済するのではなく、従来通り郵便振替や銀行振り込みで寄付金をお送りいただくこともできます。その場合は、6月25日までにお願い致します。
【8月5日出発】モンゴル交流ツアー [2019年05月10日(Fri)]

第13回モンゴル交流ツアー

-----2つの障がい児センターに
   きれいな水とトイレを贈る旅------


例年は----障がい児に車いすを届ける旅----ですが、今回は、----ウランバートルにある2つの障害児センターにきれいな水とトイレを贈る旅----に参加しませんか

期間:2019年8月5日(月)〜8月10日(土) (8/4前泊付き)
参加費:188,000円

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ニンジンでは、2016年秋から、モンゴルでJICA草の根技術支援事業を行ってきました。ウランバートル市内のゲル地区に親たちが立ち上げた障がい児センターが2か所あります。理学療法士、教師、保育士が年に3回渡航して、このセンターに出向き、親たちに障がいのある子どもの育て方を指導してきました。
リーダーを中心に親子がまとまり、地域に根ざした障がい児センターとして、今後も活動を続けていく自信をつけています。
ウランバートル市の中心部は上下水道が整い、-40℃の冬も暖房が保障されていますが、ゲル地区には水道がありません。水は給水所に汲みに行きます。地面に穴を掘って小屋掛けのトイレが普通です。
子どもたちの衛生と健康を保つために、きれいな水とトイレを贈るクラウドファンディング(5月20日〜6月28日実施)を行います。施設の条件を整えれば、行政からの援助を得る道を開くことができます。
この度、募金を手渡す旅を企画しました。モンゴルの大自然に触れ、2つの障がい児センターの子どもたちに出会う旅に、どうぞご参加ください。

8/4 静岡のホテルに前泊
8/5 静岡富士山空港よりチャーター便でモンゴルへ
   午後 ウランバートル市内観光
8/6 2つの障がい児センターを訪問・贈呈式・交流
   夕刻 モンゴル民族舞踊鑑賞
8/7 専用車で草原へ、遊牧民ショー見学
   ホスタイ国立保護区のツーリストキャンプ
   乗馬、野生馬タヒ観察、ゲルに宿泊  
8/8 午前 自由行動
   午後 ウランバートルへ移動
8/9 午前 市内観光
   午後 ショッピング、他
8/10 10:45 ウランバートル発のチャーター便
   15:55 富士山空港到着
   17:00頃 専用バスで東京方面に出発(東京または新宿駅付近へ)

詳しくは、こちらからダウンロードしてご覧ください。
     募集要項2019Mongol_tour.pdf
     申込書2019Moushikomisho.pdf

参加費用:会員価格 お1人様:¥188,000.-  
     (ニンジンの賛助会費 ¥3,000.-、 正会員会費 \10,000.-) 
募集定員:12名様
申込み期限:6月16日(定員に達し次第締め切り)
手配旅行社:株式会社エムジェイツアーズ
添乗員はつきませんが、ニンジンのスタッフ(日本人)が同行し、現地では日本語ガイドがお世話します。
お問合せ:特定非営利活動法人ニンジン 
     Tel/Fax: 03-3553-7056、090-1255-7396
     Email: info◆ninjin-npo.org (◆を@に変えて送信ください)




【6月9日】「モンゴルの風」コンサート [2019年05月09日(Thu)]

モンゴルの障がい児を支援するための
チャリティコンサート


『モンゴルの風』

 16回目の開催となる今年は、6月9日(日)の午後に開催します。これまでは夜のコンサートでしたが、今年は16時開演、18:15終演予定ですので、明るいうちに終演となります。
 このコンサートは、モンゴルの伝統音楽演奏家のご協力をいただいて、モンゴルの障がい児に身体に合った車いすを送り、医師、理学療法士などの専門家を派遣してモンゴルの障がい児を支援するために開催するものです。 

20190609_Concert_small.jpg

 演奏するのは、今最も注目を集めるモンゴルの民族楽器を演奏する「イフタタラガ」です。馬頭琴とホーミーの男性3人に加え、女性のモンゴル琴とヨーチン(楊琴)の奏者の5人編成です。最高の馬頭琴に二人のホ−ミーの音色、そこに琴とヨーチンの繊細で豊かな音が広がります。

◆「イフタタラガ」…ホーミーと馬頭琴、モンゴル琴、ヨーチンの一流奏者が組んだユニット
 ・A. バトエルデネ…馬頭琴
 ・B. ボルドエルデネ…ホーミー&馬頭琴
 ・A. ドルギオン…馬頭琴&ホーミー
 ・Ch.ミャグマルスレン…モンゴル琴
 ・D. ネルグイ…ヨーチン
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 会場では、ここ3年間、JICA草の根技術協力事業として取り組んでまいりました2つの障がい児センターを中心とした支援のご報告もさせていただきます。
 ご来場いただくことが支援になります。ぜひお誘いあわせの上、素晴らしい演奏をお楽しみいただくとともに、ニンジンの活動にもご理解をいただければ幸いです。

開催日:2019年6月9日(日)
時 間:16:00開演(15:30開場) 18:15終演
会 場:ルーテル市ヶ谷センター(市ヶ谷駅より徒歩) 新宿区市谷砂土原町1-1 
主 催:特定非営利活動法人ニンジン
後 援:駐日モンゴル国大使館
定 員:200席
料 金:前売券2,500円、当日券3,000円   前売予約可

チラシはこちらからダウンロードできます⇒20190609_Concert_small.pdf

◆チケット購入方法◆
FaxまたはEメールにて、お名前、ご連絡先、必要枚数、チケット受取方法をお知らせ下さい。

《チケット受取方法》
@郵便振替にて送金の後、郵送で受け取る。
A当日受付で支払い受け取る。

《振込先》 
郵便振替  口座番号 00130-9-778399 
      加入者名 特定非営利活動法人ニンジン

ゆうちょ銀行 
店番019 店名 ○一九店  
口座番号 当座 0778399
     加入者名 トクテイヒエイリカツドウホウジンニンジン

《申込み先》 TEL/FAX:03-3553-7056  
       Eメール:info◆ninjin-npo.org
(◆を@に変えて送信してください。)

ぜひモンゴルの草原を吹き渡る、さわやかな風に吹かれにご来場ください。

【2月26日出発】北タイ焼畑の村スタディツアー [2018年12月31日(Mon)]

北タイの山の村へ行きませんか

北タイ焼畑の村スタディツアー

いまなお照葉樹林の焼畑を営んでいる北タイの山岳民族ラフ族、その中で子どもたちの寮をつくり、研修農場をつくり、自分たちの民族の未来をさがし求めてきたダイエーさん(NGOルデラ/Rural Development of LAHU代表)。そのダイエーさんたちが取り組んでいるRTFプロジェクト(森を復活し、豚を飼い、コーヒーをつくる環境型農業への転換)を訪ねるとともに、村の暮らし、文化にふれるツアーを行います。
BanLawChaw.jpg

(かつてのリーダーの言葉を村人たちは守り、この村の周りだけは森がうっそうとしている。その森の中にコーヒーの木が植えられている。)

RTFプロジェクトも6年をこえ、村にしっかりと定着してきました。コーヒー、梅、アボカドなどの果物と豚とのアグロフォレストリーによる複合経営です。村の暮らしも変化してきています。さらにダイエーさんは、ラオスやミャンマーの農民の研修受け入れを企画しているようです。

期 日:2019年2月26日(火)〜3月5日(火) 7泊8日
参加費:120,000円(ニンジン会員価格)
    (正会員会費は10,000円、賛助会費は3,000円です)
    (航空券、宿泊費、村への移動費、村での食事代を含む)
申込締切:2019年1月18日(但し、募集定員15人になり次第締め切ります)
※締め切り後のお申込みの場合、航空券代の差額が必要となる場合もあります。

募集要項・申込用紙はこちらからダウンロードできます。
1902 北タイツアー要項.pdf

日程〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2/26(火)
7:45成田空港集合 もしくは 08:30羽田空港/集合   
バンコク乗り継ぎで、18:30チェンマイ着
チェンマイ市内ホテル泊

2/27(水)
11:00 宿を出発 昼食後、移動
午後 チェンマイ→ウィアンパパオ 研修農場→
   メタム子ども寮→山の村(ローチョ村)へ
夜 ダイエーさんの話を聞く
村でホームステイ

2/28(木)
村の生活にふれる、
養豚講座、焼き畑の森を歩く
夜 村の人の話を聞いてみよう
村泊

3/1(金)
古着バザーを開催(売上は子ども寮に寄付)
近くの村を訪ねる
夜 参加者がスピーカーとなる勉強会
村泊

3/2(土)
朝食後 山の村から車で移動→子ども寮
    研修農場。研修農場の見学
午後 チェンマイへ移動
チェンマイ市内ホテル泊

3/3(日)
午前 チェンマイでフリータイム
  (象に乗ったり、お寺見学、ショッピングなど、
   古都チェンマイを楽しむ)
14:10 チェンマイ発(DD8313)→15:30バンコク着
ドンムアン空港
バンコク市内ホテル泊

3/4(月)
バンコクでフリータイム
23:15 バンコク発(TG682)羽田空港行き
23:55 バンコク発(TG642)成田空港行き   
機内泊

3/5(火)
6:55 羽田着。 7:40 成田着
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*現地の状況により、プログラムは変更となる場合もありますのでご了承下さい。
*参考資料:『北タイ焼畑の村―天地有情』小松光一著 三一書房 1,890円、他
*事前学習会を2月1日(金)16:00〜(同行講師:小松光一)予定しています。

yamanokodomoryou.jpg

(ローチョ村よりさらに上の中国人村の子ども寮で 2018年3月)
 
申込方法:申込用紙をFAXまたは郵送で下記へお送りください。
お問合せ:特定非営利活動法人ニンジン 〒104-0043東京都中央区湊2-16-25-202 
     Tel/Fax:03-3553-7056  
     Email: info◆ninjin-npo.org (◆を@に変えて送信ください)
         

ウランバートルにダウン症協会がカフェをオープン [2018年12月21日(Fri)]

ウランバートル市にダウン症協会がカフェをオープン

                           梅村浄
ゾリク財団
スフバートル広場の隣に広がっている公園に面してウランバートルホテルが建っている。2018年9月の渡航時、モンゴル大学に留学している若い友人とランチを食べようと、待ち合わせ場所にこのホテル前の公園を選んだのだった。9月中旬というのに雪が降り、公園の道脇に生えている青草の上に薄く積もっている。あんまり寒いので、ウランバートルホテルの玄関のドアを開けて中に入った。正面フロアーの奥に絨毯が敷かれた何段かの階段があり、シャンデリアが暗いロビーを照らしていた。ドアボーイが寄って来て、用事を尋ねられた。人を待っているだけと答えると、出て行けというのでもなく、窓際のテーブルと椅子をすすめてくれた。ウランバートルで一番古いというこのホテルに、いつか泊まって見たい気持ちが湧いて来た。44686797_2325144944179685_5272215524279844864_o.jpg
エンフタイワン通りを挟んで、ホテルの向こう側に外務省の建物が建っている。その並びにゾリクサン(財団)がある。『ホテル・ウランバートル』という題名の1990年に工藤美代子さんが書かれた本を読んだことがある。1990年にモンゴルで社会主義から市場経済に無血移行した一時期を切り取ったこの本は、ゾリクとのインタビューに大部分を費やしている。1990年、体制移行の立役者であったゾリクは、1998年にモンゴル国大統領候補として内定した数日後、自宅で暗殺され、今でも犯人は闇の中にある。ゾリクの妹オユンが跡を継いで政治家となり、政治活動拠点として築いたのがこのゾリクサンである。NPOとして1998年に設立、民主主義の推進、社会活動、青年活動、自治プログラムなどの活動を行っている。
ダウン症の娘を持つ「オユンさん」が娘に医療、療育を受けさせるために日本に来たことがあり、2007年に設立されたモンゴル・ダウン症協会の設立メンバーの一人であることから、ゾリクサンを訪問したのは2010年のことだった。もらったパンフレットに政治の浄化、賄賂の撲滅が、大きい項目としてあげられていたのに驚いた記憶がある。

モンゴルにおけるダウン症児の教育
2010年にモンゴル大学に入学後、モンゴルダウン症協会に連絡をとったところ、日本から派遣されたシニアボランティアのSさんを紹介された。2008年に開講されたばかりの第25番学校にあるダウン症児クラスを訪問した。ウランバートル市内に4校ある知的障害特別支援学校の1つで、1階には肢体不自由児クラス、古い建物の階段を登って廊下を歩いて行くとダウン症児のクラスがあった。教室の後ろの壁には子どもたちのスナップ写真が掲示されており、カラフルな室内装飾は楽しげな雰囲気。10月に赴任したばかりのSさんの授業を見学させてもらった。モンゴルの知的障害児学校では様々な理解度の子どもたちを集めたクラスで普通教育課程と同じように、キリル文字の書写や算数を教えており、それができない子どもには塗り絵を与える教育方法に対して、Sさんは生活習慣を身につける必要性を説き、学習ではゆっくり理解が進んでいく子どもに合わせた内容を教えていた。
モンゴルダウン症協会は公立学校教育とは別個に、自分たちで就学前と学齢期のダウン症児を対象に発達学習センターを始め、有料で子どもたちの教育を行っている。JICAと提携して、2016年6月から2017年5月まで知的障害のある子どもたちのインクルーシブ教育プロジェクトをウランバートル市内の第130番普通学校で行った。発達学習センターに通っている子どもたちが体育、音楽、美術などの時間にパイロット学級で一緒に授業を受けるプログラムだった。
NPOニンジン草の根事業で支援しているサインナイズセンターには、第55番特別支援学校に通学しているダウン症のT君がいる。4校ある知的障害特別支援学校のうち、3校は9年間の教育課程で、卒業後は就職する場がなく在宅になる子がほとんどだが、第55番学校は12年間の教育課程を持ち、卒後職業教育を行っている。2018年10月に見学に行った時には、ホテルを模した部屋で掃除機をかける練習をしているT君に会うことができた。部屋の隅にある大きなダブルベッドはリネン交換練習のためのもの。

ダウン症協会のカフェができたよ
渡航活動の休日に、長年付き合ってきた保育士のKさんと、午後からお茶をしに外に出た。2010年には彼女が働いていた保育園の1室を借りて障害児を指導していたので、毎週土曜日の午後に通っていた。子ども達に話しかけるモンゴル語のフレーズを習ったり、クリスマス会、独立記念日の集いを撮影させてもらったりで、役に立ったとは言い難い。彼女はその後、2011年9月からNGOスジャータシャンドを立ち上げて、ゲル地区に住む在宅障害児の訪問保育を続けている。image1 (2).jpeg
10月初めというのに寒い日続きだったが、この日は暖かく、着込んできたダウンコートの下で汗をかいてしまった。ゾリクサンの敷地内にある路地を入って行くと、奥まった場所に平屋づくりのカフェの建物がある。赤い屋根に黄土色の壁は、中庭に置かれた緑と赤に塗り分けられた大きな滑り台と釣り合ってメルヘンチックな雰囲気を醸し出している。日本企業の資金援助でこの建物を立て、ダウン症の青年たちが働き始めたところだ。カウンター席に座ったら、T君も赤いエプロンをしめて、慣れない手つきでコーヒーと焼きサンドを運んで来てくれた。キッチンとレジはお母さんたちが取り仕切っている。壁に貼ってあるメニューを見て注文するのだが、Kさんは「メニューに番号をつけて、番号をキッチンに伝えたら、誰でもできるよ」とアドバイスをしていた。彼女はここ数年、ダウン症発達学習センターで幼児保育をしており、メンバーの信頼が厚い。
カウンターの奥は大木を輪切りにしたテーブルを囲むベンチ席で、壁にはフクロウの額や観葉植物がかかっており、濃い緑から淡い緑まで様々な色合いのハート形の葉が群がっている樹が描かれたダウン症協会のパネルが置いてある。image2.jpeg
知的障害を持つ若者達が働き始めた場所として、モンゴルのテレビにも報道され、ダウン症協会メンバーの集いの場所としても活用されている。ダウン症カフェは「オユンさん」とゾリクサンの後押しもあり、青年達を社会にデビューさせる役割を果たし始めている。NPOニンジンが支援しているもう一つの障害児センター、ゲゲーレンセンターでお母さん達が手作りしている石鹸をカフェで販売してもらえないかと、ただ今交渉中である。
(2018.12.17)





通常総会が終わりました [2018年12月10日(Mon)]

活動報告会と通常総会を開催しました。

ニンジンの会計年度は、10月1日から翌年の9月30日です。
11月24日に第15期の通常総会を開催しました。
当日は、20人が集まり、モンゴルでの草の根事業と9月に現地で活動された小川勝彦医師の活動報告会をまず行い、そのあと総会になりました。

Umemura_sensei.jpg

草の根事業について報告する梅村リーダー、このあと諸石PTからも報告されました。

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今回、18人のお子さんを診た報告をされる小川勝彦先生。モンゴルの厳しい医療事情が伝わってきます。小川先生ご夫妻は滋賀県からおいでくださいました。報告資料をご希望の方は事務局までお知らせください。

総会で承認された第14期の事業報告、決算書類はこちらからダウンロードしてご覧ください。
第14期(17‐18)事業報告&活動計算書.pdf

第15期の事業計画および予算はこちらからダウンロードしてご覧ください。
第15期事業計画&予算書.pdf

この他、定款の一部変更を決議して終了しました。
今年度もよろしくお願い致します。








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