6/1午前の講習〜読みきかせ講習〜
・子どもゆめ基金助成活動・
6月1日(土)今市図書館にて、午前中はJPIC 読書アドバイザー 鈴木清美氏をお迎えして読みきかせ講習を行いました。
「子どもたちへの絵本読みきかせ 基礎を学ぼう」
人は誰でもおはなしを聞くのが好きで、平安時代「竹取物語」「源氏物語」なども女官が貴族に読んで聞かせて喜ばれていたそうです。もっとさかのぼれば、文字がなかった頃もお話をしてもらい楽しんでいたとのこと。
だから、子どももおはなしは聞きたい。それが信頼できる人ならもっといいのでしょう。
その役割のひとつにあるのが学校での読みきかせがあるとのこと。
『子どもの読書活動推進に関する法律』が平成13年12月に施行されました。
これで地域の人、保護者も学校で活動ができるようになりました。
読書ボランティアは子どもたちと本のつなぎ手!
だからこそ、選書が大切なのたそうです。
楽しいだけの本、推進活動にならないよう、また、いじめや戦争、死などは後のフォローができない本は避けたほうがいいそうです。
地域の大人代表としての自覚を持って活動しましょう! ということでした。
読みきかせの基本的な方法も教えていただきました。
・カバー、帯、値札バーコードははずす
・本に開き癖をつける
・持ち手、めくり手の基本
絵本は自分の身体の横に水平、片手で持つ
横書きの本は右手で支え、左手でめくる
縦書きの本は左手で支え、右手でめくる
・声に出して練習
やはりその本に向いている声や雰囲気がある
・手順
タイトル・作者→見返し→本文→見返し→裏表紙→ゆっくりタイトル「○○でした」
読み時間とはこれら一連の手順にかかる時間のことです。
休憩の後は
「読みきかせ 実践学習会」を4人組、5グループにわかれて行いました。
グループごとに活動☆
・自己紹介 30秒以内で(時間厳守も練習です)
・持参した本を読む 2分間(もちろん途中までです)
・感想を言ってもらう
グループごとおはなし会プログラムを作る☆
テーマ・季節・対象年齢・時間を決める。決まったら本を選びプログラムを組む。
〜発表〜
鈴木先生から
「雨でも元気だしてね」
6月 朝の読書 10分 1年教室
・ちいさいモモちゃん・3 あめこんこん
・にじをみつけた あひるのダック
「夏らしく水」
7月 朝の読みきかせ 15分 3年教室
・どろんこハリー
・せんたくかあちゃん
「新入生が学校に自信を持って行けるように」
4月 朝の読みきかせ 10分 入学したての1年生教室
・しげちゃん
・ハグしてぎゅっ!
などなど、みなさん、それぞれの思いをこめてプログラムを作りました。
朝の読みきかせも、ひとつのおはなし会です。
こんな風にテーマを決めて、担当したクラスへ責任を持ち、一日が楽しく始まれるようなおはなし会にしたいですねとのことでした。
ひとりでは、選書も同じようになりがちですが、みんなで意見を出し合うと違ったプログラムになって、発見も多かったです。
鈴木さんの読みきかせは、お子さんの学校の読み聞かせボランティアが始まりだそうです。だからこそ、私たち読み聞かせボランティアの知りたいことや、納得するお話をしてくれるのでしょうね。
今回は、今市第三小学校で今年から読み聞かせボランティアを始めた方がたくさん参加してくださいました。はじめての方も基礎から、おはなし会の組み立てまで学べて、大変参考になったとのことでした
楽しくて、勉強になった講習会を、ありがとうございました
(記事:増渕)
鈴木清美先生、朝早くから、一日ありがとうございました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
7月18日は本の修理講習を同じく今市図書館にて行いますので、どうぞお誘い合わせのうえご参加ください。
(ブログ担当:ますかわ)