皆さん、こんにちは。お元気ですか?
秋が近づき、今年は何と秋の研修が開催されました。今後二度とないのかも分からない研修で、群馬県で気持ちよく体を動かし、日本で沢山頑張って現在はうまくやっているブラジル人の話が聞けて、大変有意義な研修でした。実行委員会の皆さま、どうもありがとうございました、そしてお疲れさまでした。
そして研修に続き、日本財団のソーシャルイノベーションフォーラムも9月8日から開催され、参加しました。そこで最後に参加した講演会がブロックチェーンに関してでした。ブロックチェーンは最近はやったビットコインに使われる技術として大勢に知られていますが、元の技術は仮想通貨だけだはなく、様々な応用が考えられる… はずなのですが、いまだに成功したとはっきり言えるケースはなかなか見当たらないです。理由としてはいくつかあると思いますが、自分的に一番大きいと思うのは、技術がまだ新しく、開発中で未熟であることだと思います。その結果、ビットコインと言う一つケースで一応成功し、皆の注目を浴びるようになって、皆がどうにか使おうとするようになった、と言う流れだと自分は思います。そうすると、技術もまだ未熟のため、それを使おうとする会社などは試行錯誤で色々試すしかない状況になってる感じがします。この状況そのものは全然悪くはないと思いますが、試行錯誤的に会社やプロジェクトをやるためには結局は色んなリソースが必要で、そのリソースを養ってくれる存在を見つけるのは大変だな、と思いました。
それを今度は自分が大学でやってる研究の観点から考えてみました。僕らがやってる研究も基本的には未熟な技術です。ただし、そのような技術は時には大きな会社等に注目され、その会社と大学が共同に働くケースは沢山あります。いわゆる産学連携のことです。ただし、自分の解釈だと、この場合は大学の研究者が試行錯誤で沢山試して言ってる中で、使えそうな結果が取得された時に会社が入り、そこにもっとリソースを割り当てるようになります。このやり方の方が安全だと感じましたが、元の研究のためのリソースを与えてくれる大学や政府があるから機能するやり方だと思います。
なので、今後は大企業だけではなく、大学や研究所とスタートアップや中小企業の連携が必要になるのではないか、とちょっと思いました。あるいは、政府がそのための予算をもっと準備する等、対策が必要になるのではないか、と思いました。最終的にはリソースの問題になってしまうと思いますがね…
自分も将来はメキシコでロボット開発に関する会社を立てたいな、と思いながらの考え事でした。
それでは皆さん、また次回!
14期生
メキシコ
南重松行紀