夏バテ
[2010年08月22日(Sun)]
立秋とは名ばかりの暑い日がつづいていますが、いかがお過ごしでしょうか。
近年、「地球温暖化」という言葉が盛んに使われるようになりました。全国的に気温がここ数年の間に、少しずつ上昇し、夏は連日30度を越える気温が続いています。
夏の暑い季節
、つい口癖のように「夏バテをした」なんて言っていませんか?

日本の夏は温度・湿度とも高く、身体に大きなストレスがかかります。 このストレスが自律神経に影響を及ぼし、内臓の働きを低下、睡眠不足などを引き起こし、次第に体力が落ち、元気がなくなっていきます。 この影響で現れる症状をまとめて「夏バテ』と呼びます。The Summer Heat
夏バテの主な症状は

●全身の疲労感。 Generalized feeling of fatigue
●体がだるい。 Feel sluggish
●無気力になる。 Lethargic
●イライラする。 Irritated
●熱っぽい。 Feverish
●立ちくらみ・めまい・ふらつき。 Lightheadedness, dizziness, Wobble
●むくみ。 Swelling
●食欲不振。 Poor appetite
●不眠、睡眠不足。 Insomnia, Sleep deprivation
●下痢・便秘。 Diarrhea / constipation
夏バテの症状には個人差があります。「夏バテのせい」と思い込み、食中毒など早急な治療が必要な病気を見逃さないように注意が必要です。
また、冷房が招く自律神経の失調によって起こる夏バテもあります。症状は以下の通りです。
●手足の冷え
●ひざの痛み
●足のしびれ
●月経異常
どうして夏バテするのか?夏バテの原因
夏バテの原因は様々ですが、主に次のような原因で起こるとされています。
原因1.大量の発汗
原因2.食欲の低下
原因3.体に熱がこもる
原因4.「冷房病」
原因5.「睡眠不足」
夏バテ解消その1.バランスのとれた食事を
ではどういった食事をとることで夏バテを予防できるのでしょうか。夏バテ予防に必要な栄養素を具体的に挙げると、体内に取り入れた糖質をエネルギーに変えるために必要なビタミンB1、そのビタミンB1の吸収を促し、効果を維持させるために必要なアリシン、体内の疲労物質の代謝に必要なクエン酸の3つがあります。
1. たんぱく質 体を作るもとになるものです。
肉、魚、卵、大豆、牛乳など
2. ビタミンC 抗酸化作用があり、鉄分の吸収も助けます。
果物、野菜、イモなど
3. ビタミンB1,B2,B6
糖質やタンパク質、脂肪をエネルギーに変える働きがあります。疲労回復には欠かせません。
ビタミンB1
豚肉、ウナギ、落花生、大豆、ごま、玄米、ホウレンソウ、レバーなど
ビタミンB2
ウナギ、納豆、卵、レバー、アーモンド、牛乳など
4. カロテン(カロチン)
体内で胃の粘膜を健康に保つビタミンAに変わります。
5. 硫化アリル 【アリシン】
ご飯などの炭水化物を、「エネルギー」に変える役割を果たします。硫化アリルを多く含む食材と組み合わせると、吸収が高まります。
長ネギ、ニラ、たまねぎ、ニンニク、らっきょう、あさつき、エシャロットなど
6. クエン酸
お酢や梅干し、柑橘類(オレンジやレモン、グレープフルーツ)など、すっぱい食品に含まれます。疲労物質の乳酸や脂肪を分解してくれます。
7. ミネラル
カルシウム: 神経を落ち着かせてくれます。
マグネシウム: カルシウムの働きを調整してくれます。
ナトリウム: 汗と共に塩分が失われます。塩分も身体に必要な栄養なので、汗をかく時期は少し濃いめの味付けでもOKです。
※心臓や肝臓に疾患がある、血圧が高いなど、病気の方は、水分補給や塩分補給は医師の指示に従って下さい。
夏バテ解消その2.エアコンとうまく付き合う
同じ温度でも、湿度を下げれば快適です。エアコンなしの日も設けてエコ生活の実践を。
●適度な温度調整(28度がめど)
●除湿機能を利用
●冷風を直接浴びない
●冷房対策に上着を準備
夏バテ解消その3.賢く水分補給
●こまめに水分を補給。
●アルコール
は利尿作用があり、ジュースは糖分が含まれるため、飲み過ぎないこと。
夏バテ解消その4.十分な睡眠を
睡眠は、夏バテで疲れた体を回復させてくれる特効薬です。
●寝る前にぬるま湯にゆっくり入浴すると、自律神経の働きを整えて、心身共にリラックスし、安眠効果もあります。
●冷やしすぎ防止のため、エアコンのタイマー機能を利用
では皆さん、今年の暑さは例年に増して長く厳しく残るようです。自分にあった暑さ対策を見つけて、元気に夏を乗り切って下さい!!
“ Prevention is better than cure ”
八木 ヘンリー 5期生
パラグアイ出身
近年、「地球温暖化」という言葉が盛んに使われるようになりました。全国的に気温がここ数年の間に、少しずつ上昇し、夏は連日30度を越える気温が続いています。
夏の暑い季節


日本の夏は温度・湿度とも高く、身体に大きなストレスがかかります。 このストレスが自律神経に影響を及ぼし、内臓の働きを低下、睡眠不足などを引き起こし、次第に体力が落ち、元気がなくなっていきます。 この影響で現れる症状をまとめて「夏バテ』と呼びます。The Summer Heat
夏バテの主な症状は

●全身の疲労感。 Generalized feeling of fatigue
●体がだるい。 Feel sluggish
●無気力になる。 Lethargic
●イライラする。 Irritated
●熱っぽい。 Feverish
●立ちくらみ・めまい・ふらつき。 Lightheadedness, dizziness, Wobble
●むくみ。 Swelling
●食欲不振。 Poor appetite
●不眠、睡眠不足。 Insomnia, Sleep deprivation
●下痢・便秘。 Diarrhea / constipation
夏バテの症状には個人差があります。「夏バテのせい」と思い込み、食中毒など早急な治療が必要な病気を見逃さないように注意が必要です。
また、冷房が招く自律神経の失調によって起こる夏バテもあります。症状は以下の通りです。
●手足の冷え
●ひざの痛み
●足のしびれ
●月経異常
どうして夏バテするのか?夏バテの原因
夏バテの原因は様々ですが、主に次のような原因で起こるとされています。
原因1.大量の発汗
原因2.食欲の低下
原因3.体に熱がこもる
原因4.「冷房病」
原因5.「睡眠不足」
夏バテ解消その1.バランスのとれた食事を

1. たんぱく質 体を作るもとになるものです。
肉、魚、卵、大豆、牛乳など
2. ビタミンC 抗酸化作用があり、鉄分の吸収も助けます。
果物、野菜、イモなど
3. ビタミンB1,B2,B6
糖質やタンパク質、脂肪をエネルギーに変える働きがあります。疲労回復には欠かせません。
ビタミンB1
豚肉、ウナギ、落花生、大豆、ごま、玄米、ホウレンソウ、レバーなど
ビタミンB2
ウナギ、納豆、卵、レバー、アーモンド、牛乳など
4. カロテン(カロチン)
体内で胃の粘膜を健康に保つビタミンAに変わります。
5. 硫化アリル 【アリシン】
ご飯などの炭水化物を、「エネルギー」に変える役割を果たします。硫化アリルを多く含む食材と組み合わせると、吸収が高まります。
長ネギ、ニラ、たまねぎ、ニンニク、らっきょう、あさつき、エシャロットなど
6. クエン酸
お酢や梅干し、柑橘類(オレンジやレモン、グレープフルーツ)など、すっぱい食品に含まれます。疲労物質の乳酸や脂肪を分解してくれます。
7. ミネラル
カルシウム: 神経を落ち着かせてくれます。
マグネシウム: カルシウムの働きを調整してくれます。
ナトリウム: 汗と共に塩分が失われます。塩分も身体に必要な栄養なので、汗をかく時期は少し濃いめの味付けでもOKです。

夏バテ解消その2.エアコンとうまく付き合う
同じ温度でも、湿度を下げれば快適です。エアコンなしの日も設けてエコ生活の実践を。
●適度な温度調整(28度がめど)
●除湿機能を利用
●冷風を直接浴びない
●冷房対策に上着を準備
夏バテ解消その3.賢く水分補給
●こまめに水分を補給。
●アルコール

夏バテ解消その4.十分な睡眠を

●寝る前にぬるま湯にゆっくり入浴すると、自律神経の働きを整えて、心身共にリラックスし、安眠効果もあります。
●冷やしすぎ防止のため、エアコンのタイマー機能を利用

“ Prevention is better than cure ”
八木 ヘンリー 5期生
パラグアイ出身