お金への執着
[2012年10月22日(Mon)]
お金がないと生活ができない時代になったが、お金への執着が強すぎる人も多いと思う。お金への執着があるからお金が溜まるのかな?お金は幸せをもたらすのかな?
先月ブラジルに住んでいるおばさん(父の妹)が車にひかれて入院してしまった。最初は家族の誰も知らなくて、私が住んでいたオザスコという街の一番近い病院に搬送された。その後、おばさんの事故が家族全員に知らされて、オザスコの病院よりサンパウロの大きい病院におばさんを移した方がいいのではないかと家族で話し合った。父方の家族はお金もちなのに、良い病院に移したらお金がかかり過ぎてしまうのではないかと心配し、もたもたしている間におばさんがオザスコの病院で24時間過ごしてしまった。その間、おばさんの指先が壊死してしまい、足の手術もうまくいかなかったので、やっとサンパウロの有名な病院に移すことにした。新しい病院でうまくいかなかった手術をやり直して、足が良くなったけど、壊死した指先を切断するしかなかった。
明確な目標もなく貯金をする人は、老後のために、あるいは何かが起こった時のためにお金を貯めているとよく言うけど、車にひかれてもお金を使おうとしないと、何のためにお金を貯めているかは私には分からない。事故のことを知った家族が、いくら高くても良い病院におばさんをすぐに移していれば、おばさんが指先を切断せずに済んでいたかも知れない。今はいくらお金をかけてもおばさんの指は戻らない。
父方の家族は裕福といえるが、このようなお金の話で不思議なことが少なくない。おばあちゃんも現金の入った箱をベッドの上において、箱と一緒に寝ていたくらいお金に執着があった。しかし、今は頭がボケてしまって、そのお金を全然使わなかったし、これからも治療費と介護費にしか使わないでしょう。そしてある日おばあちゃんが死んだら、子供がそのお金を分けるだけでしょう。それはおばあちゃんが望んでいたことかも知れないが、本当にそうだったらまだ意識がはっきりしているうちに分けた方が良かったのではないかと思う。
あと、あるおばさんは、私が大学に入った時に、卒業式に必ず来てくれると言っていたが、結局海の家のプールを作ることになったから来るお金がなくなったと言って来なかった。海に家があってそこにプールを作ろうという話がある時点でお金がないわけがないと思うが、そこは優先順位の問題だと考えたらいいと思う。しかし、命の関わるおばさんの事故のような場合に、命よりも優先順位の高いものはあってはならないと思う。
父の家族のお金についての不思議な現象を見ながら育ってきたからか、私はあまりお金が好きではない。まとまりのないブログで本当に申し訳ない。でも、おばさんのことが残念で父の家族にとても怒っている。ちなみにそのおばさんが独身で、ボケたおばあちゃんの面倒をずっと見てきた。昔、父の家族が市場で働いている時に、学校を辞めさせられ、市場で働かされた。それでも大人になってから勉強をして、大学も卒業している。学校を辞めさせられた日の夜は、夜が明けるまで泣いたことを今でも泣きながら話してくれる。苦労してきたおばさんがバカなお金の事情で指をなくしてしまったことが許せなくて、こんなブログを書いてみました。みなさんもお金に執着を持ちすぎないようにご注意下さい。
先月ブラジルに住んでいるおばさん(父の妹)が車にひかれて入院してしまった。最初は家族の誰も知らなくて、私が住んでいたオザスコという街の一番近い病院に搬送された。その後、おばさんの事故が家族全員に知らされて、オザスコの病院よりサンパウロの大きい病院におばさんを移した方がいいのではないかと家族で話し合った。父方の家族はお金もちなのに、良い病院に移したらお金がかかり過ぎてしまうのではないかと心配し、もたもたしている間におばさんがオザスコの病院で24時間過ごしてしまった。その間、おばさんの指先が壊死してしまい、足の手術もうまくいかなかったので、やっとサンパウロの有名な病院に移すことにした。新しい病院でうまくいかなかった手術をやり直して、足が良くなったけど、壊死した指先を切断するしかなかった。
明確な目標もなく貯金をする人は、老後のために、あるいは何かが起こった時のためにお金を貯めているとよく言うけど、車にひかれてもお金を使おうとしないと、何のためにお金を貯めているかは私には分からない。事故のことを知った家族が、いくら高くても良い病院におばさんをすぐに移していれば、おばさんが指先を切断せずに済んでいたかも知れない。今はいくらお金をかけてもおばさんの指は戻らない。
父方の家族は裕福といえるが、このようなお金の話で不思議なことが少なくない。おばあちゃんも現金の入った箱をベッドの上において、箱と一緒に寝ていたくらいお金に執着があった。しかし、今は頭がボケてしまって、そのお金を全然使わなかったし、これからも治療費と介護費にしか使わないでしょう。そしてある日おばあちゃんが死んだら、子供がそのお金を分けるだけでしょう。それはおばあちゃんが望んでいたことかも知れないが、本当にそうだったらまだ意識がはっきりしているうちに分けた方が良かったのではないかと思う。
あと、あるおばさんは、私が大学に入った時に、卒業式に必ず来てくれると言っていたが、結局海の家のプールを作ることになったから来るお金がなくなったと言って来なかった。海に家があってそこにプールを作ろうという話がある時点でお金がないわけがないと思うが、そこは優先順位の問題だと考えたらいいと思う。しかし、命の関わるおばさんの事故のような場合に、命よりも優先順位の高いものはあってはならないと思う。
父の家族のお金についての不思議な現象を見ながら育ってきたからか、私はあまりお金が好きではない。まとまりのないブログで本当に申し訳ない。でも、おばさんのことが残念で父の家族にとても怒っている。ちなみにそのおばさんが独身で、ボケたおばあちゃんの面倒をずっと見てきた。昔、父の家族が市場で働いている時に、学校を辞めさせられ、市場で働かされた。それでも大人になってから勉強をして、大学も卒業している。学校を辞めさせられた日の夜は、夜が明けるまで泣いたことを今でも泣きながら話してくれる。苦労してきたおばさんがバカなお金の事情で指をなくしてしまったことが許せなくて、こんなブログを書いてみました。みなさんもお金に執着を持ちすぎないようにご注意下さい。
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