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新作4作品完成! [2013年08月19日(Mon)]
JGR多読文庫に新たに4作品が加わりました。

JGRtadoku-bunko.jpg

昨年は、レベル0や1の低いレベルを増やそうというのが作成会の目標でした。
しかし、なかなかそれは容易でなく・・・。ボツや保留になったものが多い中、レベル1『どうして海の水は塩からい?』が、どうしてシリーズの一つとして、中山とおるさんという挿絵家を得て実現しました。

さらにレベル0の西町交番の良さんの生みの親、松田緑理事と岡田亜子さんという挿絵家とのコラボも誕生。レベル0、西町交番の良さん「良さんのクリスマス」。字数はわずか201字。圧倒的に「絵で読ませる」ものになっています。ひらがなが読めたら、ぜひ本を開いてみて下さい。きっと、楽しめるはず!

レベル3には『五兵衛と津波』。これは、小泉八雲が、浜口梧陵が、幕末・安政の大地震の時に和歌山県広村の村人を安全に避難させたという実話からヒントを得て作った話です。浜口梧稜は『稲むらの火』の主人公として有名で、今でも小学校の教科書に載っている人物。津波の後、私財を投じて村に堤防を築き、防災に努めたといいます。

そして、レベル5の『坂本龍馬〜日本を変えた若者〜』。
数年前に愛知大学の中崎先生に原稿を書いていただきながら、なかなか完成しなかったのですが、やっとイラストレーターも見つかり完成へ。日本で大変人気のある、歴上人物の一生がコンパクトにまとまっています。レベル5からは、小学校2年までの教育漢字にはルビを振らないことにしました。フォントもちょっぴり小さくなって、テープの色も大人っぽい紺。
レベル4に飽き足らない人はぜひこのレベル5を読んでみてください。
感想を寄せてくれるとうれしいです。
これで、「よむよむ文庫」を合わせて、レベル別読みものが105作品になりました。
次なる目標は、レベル0とレベル1を15作ほど増やして、全120作品にすること!

ただいま、レベル1の作品、レベル4の歴史物が進行中。
手作りでなく、もっと体裁のいい印刷物に、というプロジェクトも進行中です。お楽しみに!
(粟野)
仙台発のやさしい日本語の読みもの! [2013年07月28日(Sun)]
「にほんごでよむ仙台・宮城」という読みものシリーズが発売されました!

にほんごで よむ.jpg

作成したのは、仙台国際日本語学校の先生方。
初級、初中級、中級の3レベルにレベル分けされ、やさしい日本語で仙台・宮城の魅力を伝えようと作られた読みものです。内容は、「牛タン」「七夕祭り」「松島」「仙台」「伊達政宗」。
表紙の写真がきれいで、思わず手にとりたくなる! 5冊セット、送料込みで1200円。
詳しくはこちらをご覧ください。→http://sisj.blog91.fc2.com/

実は、去る2月24日の「多読のためのリライト講座」に参加された仙台国際日本語学校のE先生から、この企画案を見せていただいていました。それが、わずか4か月後にこんなに立派な本になるとは!すばらしい!!
さらに言えば、「七夕祭り」のイラストを描いたのは、その講座に参加された別の日本語学校のH先生。その日の課題「アリとキリギリス」のイラストをさらさらとお描きになったH先生をE先生がスカウトして実現したものです。言わば、私たちの「リライト講座」がとりもった縁。うれしいですね。
また、後から聞いたのですが、この企画は、我らが「よむよむ文庫」の「ジョンさんの夏休み」がきっかけで生まれたとか。これは、ジョンさんが仙台にホームステイして、七夕祭りを経験するというストーリーなのですが、この話にピンとひらめいて、このシリーズのアイデアが浮かんだそうです。

同じく読みものを作成している私たちも大いに刺激を受けました。
ああ、迷っているばかりでなく、さっとこんなふうに作っていけたらいいのに!

仙台国際日本語学校の先生方、ありがとうございました。
次の発刊も楽しみにしています。

また、各地でこういう読みものができていけば、多読用読みものも充実していくのに、と思いました。ぜひ、みなさん、作って下さい!
(粟野)
多読用図書 [2008年05月27日(Tue)]
今日は、T日本語学校で多読実践をしていらっしゃる先生と研究会のメンバー2人と計4人で多読図書の選定会議をしました。「よむよむ文庫」以外の一般書で多読に向く図書のリストをつくっているのです。
それぞれの実践の中で、学習者に人気のあった本を推薦し合い、適当な本か、レベルはどの程度かを検討しています。
教師の数が増えていくと、自分では絶対に見つけられなかった本がいろいろ出てきて本当に参考になります。実践の数がもっと増えていけば、きっとだんだんいい「多読図書リストの定番」ができていくのだろうなあと思います。まずは、そのたたき台作りをしているといったところでしょうか。
この「たたき台」、8月3日に予定している多読勉強会でお披露目するつもりです。お楽しみに!