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4冊の多読文庫が・・・ [2011年07月24日(Sun)]
7月24日 読みもの作成会 しんじゅく多文化共生プラザ
        午後1時半〜4時半   参加者・・・正会員5名 賛助会員7名 スタッフ3名
                      イラストレーター1名



@「聖武天皇と大仏」(4レベル)グループは、Sさんと、Kさん、Tさん、そしてスタッフAの3名で、完成を目指す。
本の構成を確認してから、文章の流れで気になるところを直していった。
学習者にわかりやすいように書こうとする著者Sさんと、レベル4らしい長さや情報を、盛り込もうとするメンバーの考えのすり合わせになった。
本文の半分までしか検討が進まず、8月にグループのメンバーで集まって終わらせることに。
検討を重ねる度にいろいろ湧いてくる疑問困ったああ、ドキュメンタリーって、これが面白くて、難しいところ。
でも、一応、完成させて、学習者に読んでもらって、気になるところが出てきたら1年後ぐらいに改訂しようということで、意見は一致。


A「稲むらの火」(レベル3)グループ。イラストを引き受けてくれたSさん(若い!)を、まじえての最終検討会。Iさん、Kさん、Oさんの、いずれも若手で、仕上げにかかる。
プロローグと、エピローグに、もう一工夫、ということで、MLでのやりとりで完成に持って行くことになった。
Sさんから、お盆あけに、イラストのラフを、送っていただけるそうで、順調に完成に近づいている。

B「赤毛連盟」(レベル4)グループはMさん・Hさん・Kさんの、トリオ。
ホームズの挿絵入りの本を、何冊か持ち寄り、それを参考にしながら具体的な絵コンテのようなものを考えた。
Kさんの元学生さんが、イラストを引き受けてくれるそうだ。
持ち寄った絵本の中から、イラストの参考になりそうな絵を、コピーして、学生さんに送ることにした。
こちらも、完成間近。


C「落語」(レベル4)グループは、今回は、原稿の作者のNさんが、欠席。ちょっと、心細い中、Iさん、MYさん、Tさんで、江戸の長屋の情景や、人々の暮らしの様子を、それぞれの話の頭に入れることで、奥行きのある「落語物」にまとめあげた。イラストの指示も入って、イラストレーターが決まれば、本として出せそうな段階。

ああ、今年中には、4冊の新作「多読文庫」が、完成するのだ! うれしいなあ!乾杯

松田 記
寒さに耐えて・・・ [2011年02月28日(Mon)]
2月27日(日) 弟5回月例会  於:電気通信大学 1:30〜4:30
                   参加者:6名 スタッフ:5名


「クリスマスキャロル」班
最初のページから、直し、確認をし、なんとか最後までいく。いくつかの迷いはあるが、そこはもう一度全体を読み通してから考えることに。挿絵の指示は、MLで相談しながら決めていく。

「イソップ」及び「大仏」班


「イソップ」は総タイトル「動物の出てこない イソップ物語」
提出順は、「おばあさんと眼医者」「2人の恋人」「ミゼールと金貨」
挿絵の指示まで、すべて終了。
「大仏」A案、B案、のうちB案を採用。とりあえず、最後まで検討。なかなか面白くなりそうだが、写真の手配や絵の調達など課題はある。引き続き、今後も検討。

4月から、4人くらいの少人数に分かれて、それぞれ責任者を決めて、素材選びも含めやるという方針を提案。本日の参加者は異論なし。できたら3月にアイディアをもちよることに。

ある手違いで、寒い、広い、部屋に漂着しての会でしたが、めげずになんとか終了しました。
しかし、寒かった。(川本)
月例会 [2011年01月18日(Tue)]
1月16日(日) 弟4回月例会  於ハイジア 1:30〜4:30

出席:10人 スタッフ:2人 見学:1人



代表粟野不在で始まった今年の月例会。欠席もいたけれど、今年から参加の会員も。
松田の言葉を借りれば、スタッフの、みなさんへの信頼が大変増して、みなさんんが責任を持った参加の仕方をしてくださると確信した(勝手に松田、川本はそう思ってます)本日でした。

インドネシアのLさんの友人が出張で来日。私たちの本にとても興味をもってくださいました。Lさんとふたりで、インドネシアの学習者に合わせた軽くて小さい、簡単な読み物を作りたい。その際、協力を頼みたいとのこと。期待しています!

前回に続いて「、大人のイソップ」班と「クリスマスキャロル」班に分かれて作業開始。

「大人のイソップ」班
すでに完成に近い2話を確定稿に。プラスする1話を4作から選ぶ。意見は割れたが、リライトしやすい、学習者が理解しやすいという点で、『ミゼールと金貨』にする。ほぼ完成。今後MLで改善、確定稿にしていく。
その後、Sん作成原稿「聖武天皇と大仏」(仮題)検討。とても面白い!

「クリスマスキャロル」班
レベル3で書いてあるので、英語のGRADED READERSを道しるべに、幽霊やスクルージの描写を膨らませていく。幽霊が去った後、スクスルージがすぐに寝てしまうので、なんて神経の太いやつだ!!と。未来の幽霊出現のあたりで、時間切れ。後は、MLで。

休憩時に、粟野が指導した都立大田桜台高校の奉仕の授業で高校生が作った、外国人向けやさしい読み物を紹介。なかなかよいものもあって楽しんでいた。

次回は、2月27日、電通大。
文責 川本
読み物作成月例会 [2010年11月23日(Tue)]
11月21日(日)  午後1時半より  しんじゅく多文化共生プラザ  ハイジアにて

参加者: 12名、 スタッフ4名 

今日は多読研究会のウェブサイトを新しくすることを「プロボノ」として協力してくださるサービスグラントより田端さんと小林さんが見学にみえた。
お二人とも多読ということについては初めて触れるとのことで、それぞれ月例会とリライト講座に分かれて見学。

月例会はまず「ヘンゼルとグレーテル」最終稿を読み上げ、どうしてもという問題点を指摘してもらう。 やはり気になるところは最後まで同じだがなんとかまとめ、イラストの入るところも決めて最終稿完成! めでたし!

今回からは「イソップ」と「クリスマスキャロル」の2テーブルに分かれて新たにリライトに取り掛かる。
「イソップ」は原文をまず読み上げてもらったが、その簡潔なこと、ほんの数行で語り尽くしている。そこをふくらませて・・・。原題にある「ロマンスグレー」で年代くっきり。年長の3人以外はイメージがわかず、すでに死語か?? 逆にいまどきの「イケメン」という言葉は38歳ぐらいまでで、40歳以上はイケメンとはいわないらしい。

休憩、粟野さんのオックスフォード報告(11月11〜13日)を挟んで、「イソップ」2作品を完成。

粟野さんの「オクスフォード報告」によれば、多読ワークショップでは20名ほどの大学生が「よむよむ文庫」を夢中で読んでくれたそうだ。3月に0レベルを読んでいた学生が今回は3レベルを読んでいたとのこと。 私たちが作成した本が地球の裏側で読まれているというのはやはり嬉しく、励みになる。



その英国の「クリスマスキャロル」。出だしからロンドンの霧や寒さについて、クリスマス捉え方などがひっかかり量的には進まなかったが、 メンバーも会を重ねて打ち解けたせいか活発なやりとりとなった。その辺りが見学の田端さんの 「リライトとはもっと簡単なものかと思っていたが、作品の文化的背景や、読者の立場なども考える奥の深いもので驚いた」という感想につながったようだ。



次回は2011年1月16日 同じくこのしんじゅく多文化共生プラザで。
「クリスマスキャロル」は引き続き。
後はまた新しいもの、 Sさんが奈良、大仏、聖武天皇について具体的に構想を練っている。なんとか形にしたい。(高橋)
 
読みもの作成月例会 [2010年10月18日(Mon)]
10月17日(日)  午後1時半より  しんじゅく多文化共生プラザにて

◎読みもの作成月例会
今まで、「読みもの作成ワークショップ」と呼んでいた、この集まりを、会員の方の例会、と位置づけて上記のように呼ばせていただくことに・・・

9名の会員のみなさんと、スタッフ3名で、スタート 

・「梁祝化蝶」テーブル  5名の会員+スタッフ1名

「今日こそ仕上げよう!」という意気込みで、突っ走る、かに見えたが、扇子の飾り、七夕の認識、など、文化的なことで、迷い悩む。

川にかかった橋で、手をつないだ主人公2人の位置関係や、胸によりかかるという状態のイメージに個人差があり、面白い。
男装の麗人・英台が思い切って女だと言ってしまえばいいのに、とか、その恋の相手・山伯があまりにふがいない、略奪してでも英台と結ばれればいいのに・・・。
病気になってあっと言う間に死んじゃうなんて、男として最低、などなど、どうも山伯は人気がない。
クライマックスの、お墓が割れるところで、すさまじい音がするのだが、インドネシアのLさんが、それは、雷?それともお墓から出る音?と疑問を投げかける。

ま、ともかく、ペンディング部分を残して完了。

Iさんが清書及び挿絵箇所も指示して、MLに載せてくれることに。そこで、みんなで、意見を交換して仕上げることになった。



 
・「ヘンゼルとグレーテル」テーブル 会員4名+スタッフ2名
前回の残りをリライト。続けて、はじめから もう一度見直す。
丁寧すぎて気になる言葉遣い。
悪いお母さんなのに「今日はみんなで森へ行きますよ」魔女なのに、「もっと、たくさん食べなさい」
ああ、でも、これは、レベル2の読みものなのだ!文体は基本的に「です・ます」なのだ!
苦しんでいる最中イラストレーターの鳥海さんが見学に来る。ヘンゼルとグレーテルのイラストを描いてくれるという。
報酬とも言えないほどの僅かな謝礼でOKだと言ってくれる。
ありがたいことだ。
原稿のほうは、こちらも、何とか終わったので、あとはMLで、意見の交換や、イラストの位置など決めて仕上げることに・・・

時間いっぱいいっぱいまで、粘っている(殺気!!)「梁祝化蝶」テーブルを、横目で見ながら、こちらは、次の読みもの題材について話し合いを始めた。
人物にスポットを当てた歴史物や、枝雀の英語落語はどうか?など、活発に意見が出た。

(松田・高橋)
 
読みもの作成ワークショップ [2010年09月20日(Mon)]
読み物作成ワークショップ 
2010年9月19日(日)  午後1時半より  しんじゅく多文化共生プラザにて

今回は、「公開ワークショップ」から、会員(賛助会員を含む)に参加者を限定した第1回のワークショップ。趣旨をご理解いただいた方々14名が参加してくださった。


まず、代表の粟野さんから、今回のような形にした事の説明があった。
「公開の形で回を重ねてきたワークショップ(30回になる)。
この辺りで、会員・賛助会員という立場で、もう1歩多読研究会の活動に、踏み込んで一緒に読みものを作っていただきたい。だからといって、何らかの義務が発生するということではない。ここに参加するのは、あくまでも、学習者のためのレベル別読みものを、日本語多読研究会の趣旨で一緒につくりたいかどうかが基準・・・」
それにしても、今年に入ってから、参加されるメンバーは固定してきて、今日もほぼ同じメンバーが集まってくださった。ありがいことだ。ラブ

それから、2年前のものだが、「よむよむ文庫」の利用者アンケートの結果をみなさんと一緒に読む。レベル別読みものの存在理由、私たちに期待されていることなどをみなさんと共有したかったからだ。アンケート回答者は日本語学校や大学の教師やボランティアなど。立場が変われば要求も変わる。いろいろな思いの重なる接点はどこか。それを探りながら、私たちの読みものの立ち位置を決めていかなければ、と思う。
アンケート中に、児童の日本語教育担当の先生からの回答と思われる言葉があった。
「子どもが各教科内容を読みながら学べるものがほしい。びっくりするほど何も知らないまま成長してしまう子どもが多いので」。
子どもの日本語教育に長年携わってきたNさんから思わず共感の声が上がる。
最近、来日したお子さんを日本の小学校に入れたばかりの中国のCさんはちょっと心配になったようだ。
このワークショップの参加者も日本語学校、大学の先生、ボランティア教室の先生、大学院生と立場もさまざま。こうした身近な切実な思いも生かして、いろいろな立場の「日本語難民?」を手助けすることができればいいなと思う。



その後、9名+スタッフ1名で、「ヘンゼルとグレーテル」。5名+スタッフ2名で「梁祝化蝶」のリライト作業開始。
テーブルの人数が多く、資料のコピーが足りないなど混乱したが、ともかくスタート。
何をどう進めていくか、という段取り、計画がうまく立てられないのが私たちの欠点。(ご迷惑をおかけして済みませんでした・・・悲しい
今までのワークショップと違うのは、これまで多読研究会のメンバーで作業をしていたところへ、踏み込んでいただいたところだ。
全体を通して読んだときのトーンの一貫性。
漢字の量や文字数の調整。
ページ割や、イラストの入る箇所の想定。
などの仕上げの部分までを、会員の手で仕上げてもらおうというわけだ。

「ヘンゼルとグレーテル」は、2レベル・3レベル2つのリライト原稿が、仕上がっていた。
今回は、学習者の立場に立って、ストーリーの展開がわかりやすい3レベルの原稿を、基礎にする。話の内容からいくと2レベル相当ということで、語彙を2レベル原稿を参考に置き換えるという作業になった。

「梁祝化蝶」は、4回のワークショップで仕上げたものをもとに、やはりレベル4でいこうと決定。Nさんがさらに書き直してくださった原稿と見比べながら、原案と離れすぎずに丁寧に原稿を検討。全体の4分の1にも到達しなかったけど、Iさんがそれを最後まで見直してくれることに。
このような長目の原稿は、いちいち全員で文を作るのではなくて、だれかがほぼ責任を負って仕上げ、それを全体でチェックするシステムを確立しなくてはいけませんね。今回はその第一歩。10月の会には仕上がるといいなー。

近いうちにメーリングリストを設けるので、そこでも活発にやりとりをして、多読研究会版の「読みもの」として仕上げる予定。これまでのメーリングリストに参加してくださった皆さん、ぜひ、これからはこのブログを見て、ご意見、書き込み、よろしくお願いします!!

また、11月のワークショップで、この2作品が完成したら、いったんこワークショップ休んで、その後の計画を立ててから、みなさんを招集?しようと考えている。いつもせっせとリライトして解散、なので、12月はみなさんとゆっくり忘年会、なんていうのもいいなと思っています。

松田記
第30回読み物作成ワークショップ [2010年07月21日(Wed)]
2010年7月18日  午後1時半より  しんじゅく多文化共生プラザにて

34度を超える猛暑の中、23名もの方が参加してくださった。
スタッフを入れると、27名。広いはずの教室が狭く感じられるほどの熱気!

何度も加わっていただいた方16名は、3つのテーブルに分かれて、即リライト作業を開始。
初めて参加していただいた方7名には、英語多読のプチ体験も含めて、粟野代表の「多読とは・・・」のレクチュアを聞いていただくところからスタートした。「よむよむ文庫」の制作意図や使い方を知りたい方、学習者に読める適当な読みものがないので、これから自分でリライトしてみたい方、小学生の「取り出し」授業で、教科書をすでにリライトしてみている方などだったので、多読やリライトには興味津々の様子だった。

ベテラン組は、今回で、4回目となる、「梁祝化蝶」のリライト。4時を回ったところでついに完結。メンバーからは、思わず拍手が・・・。



「ヘンゼルとグレーテル」を、2レベルと3レベルでリライトしている組は、どちらも、ほとんど終わっていて、.今日は、まとめの段階。
やはり4時過ぎに、仕上がり、お互いの作品を読み上げた。
2レベルは、語彙が使えない分、会話で生き生きした「ヘンゼルとグレーテル」になった。
3レベルは、語彙を生かして、なめらかな情景描写で圧倒した。特に読み上げた朗読の会に所属しているHさん、気の弱い父親。冷酷な母親。こわい魔女。元気なヘンゼル。可愛いグレーテルを、表情豊かに演じ、参加者を魅了した。

さて、多読のレクチュアを受けた後、「アリとキリギリス」をリライトした新人グループ。4人と3人に分かれて、作業をしたが、2つのいくらか雰囲気の違う作品に仕上がった。みなさん、「楽しかった!」という感想だった。米ロスアンジェルスからいらしてくださった方や、日立市からいらっしゃった方もあったが、実りある時間だったようで、ほっとした。



作業終了後、粟野代表から、今後のワークショップと多読研究会のありかたについて、説明が少々あった。
以下、要約すると・・・。

これまで、3年間、公開ワークショップをやってきた。その目的は、主に、
「リライトを一緒にしながら、私たちの目指す『多読』の活動を理解してもらうこと」だった。
おかげさまで、3年間で延べ200人以上の方が参加された。
特に最近は、リライトに熱心に取り組み、毎月参加される方が増えた。
とりあえず、当初の目的は一定程度果たせたということで、公開ワークショップは終了する。
しかし、読みもの作成の活動は引き続き、NPO法人日本語多読研究会のメインの活動としてもちろん続ける。毎月第3日曜日には部屋が予約できる限り、しんじゅく多文化共生プラザに集まるつもり。
『日本語学習者のために多読・多聴用の学習支援素材を提供する』という会の趣旨に賛同される方は、賛助会員または正会員となって、引き続き読みもの作成に加わり、会を支えてほしい。
公開ワークショップ、またはリライト研修講座は不定期で秋か冬に開催する予定である」

うまくみなさんにこちらの気持ちが伝わっただろうか。
「会員」と聞くと、すぐに「義務」が頭に浮かぶまじめな方が多いが、こちらとしては、賛助会員は活動のサポーターと捉えている。会費だけのサポーターもいれば、活動にも加わるサポーターもいる。それもできるときだけ、というのは大前提だ。会員にしたって、別に義務があるわけではない。日本語教育に全く関係のない友人、知人も賛助会員になってくれている。
「〜しなければならない」というこちらからの強制は何もない。ただ、会の趣旨に賛同して応援するという気持ちだけなのだが・・・。

次回は、9月19日に今回までとは違った形で、ワークショップが開かれる予定だ。
また、多くの方とお会いしたいと思う。

松田記
第29回ワークショップ報告 [2010年06月13日(Sun)]
6月13日(日) しんじゅく多文化共生プラザ  1:30〜4:30

参加者17名  スタッフ4名(内1名会計、受付)

机も並べて、参加者も三々五々集まって、そろそろという時に、なにやら予約の紙を持った数人がドアを怪訝な顔つきで開けて入ってくる!え!!今日は、私たち二部屋予約してるのに。あちらも、一部屋予約してる。そんな馬鹿な。両者受付へ。ああ、ダブルブッキング。。受付のミス。でもしかたないので、部屋半分こに。アコーデオンカーテンで仕切って、机を移動して、なんとか10分遅れで始めることができた。時間がたつにつれカーテンの向こうの声がどんどん大きくなってくる。こちらも負けじと大きな声に。みなさまさぞやお疲れになったのではないかと思う。



4つのグループに分かれて、4:10くらいまで作業。

@グループ 初参加組6人 代表粟野が多読やリライトについて簡単に説明。その後イソップの「うさぎとかめ」をレベル0または1でリライト。一応完成。

Aグループ 3人+スタッフ。グリム「ヘンゼルとグレーテル」を引き続きレベル3で。思いのほか時間がかかり、あと少しのところで完成せず。



Bグループ 5人+スタッフ。 同じく「ヘンゼルとグレーテル」をレベル2で。完成。前回このグループ参加者がリライトした原稿を元にさらに違うものを作るつもりだそう。

Cグループ 正会員でほぼ皆勤の岩崎さんを中心に4人。3月から取り掛かっている「梁祝」4回目。

作業終了後、初参加者に参加動機と感想を聞く。
ロスアンジェルスの大学生:自分にとっては、とてもやさしいものなので、どうやさしく直すのか考えられなくて難しかった。でも初級のころの自分を思い出した。



パラグアイの日系2世:小さいときから家に日本語の本があり、それが自分の日本語上達に非常に良かったと思う。すでによむよむ文庫を使って年少者に教えている。

ボランテイア「にほんごの会 くれよん」のお二人:夏に研究会がリライトワークショップをすることになっているので、リライトって実際どんなことをするのか体験するために参加した。

その後、来月のワークショップと8月の勉強会のことを宣伝。

参加者の立場の内訳・・・ボランティア5人。日本語学校の先生2人。大学の先生2人。大学院生2人。元教師2人など。  

川本記

 
第28回読み物作成ワークショップ [2010年05月17日(Mon)]
第28回 読み物作成ワークショップ
5月16日 しんじゅく多文化共生プラザ 1時半〜4時半


13名の参加があった。スタッフ3名で、計16名。
その中で、初参加はお1人だけ。日本語教室で、ボランティアで、教えていらっしゃるそうだ。
学習者に伝えなければならない日常の情報を、やさしい日本語の文にして学習者にわかる形にして伝えてあげたい。リライトの作業が、その文を書くときのヒントになるのでは・・・というのが、参加の理由の1つだそうだ。

3つのテーブルに分かれて、リライト開始。


・数回以上参加してくださっている方々に、スタッフが入って、「梁祝化蝶」をリライトするグループ。

・前回取りかかった、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」をレベル3に書き直すグループ。

・同じく「ヘンゼルとグレーテル」をレベル2に書き直すグループ。
「梁祝化蝶」は、今回で、半分の所まで、進んだとのこと。中国の有名な話、梁山泊と祝英の悲恋物語の、多読版の完成が待たれる。レベル4、または5の本になるそうだ。

「ヘンゼルとグレーテル」は、どちらのテーブルとも、次回完成という所までできた。
レベル3と2の仕上がりを、比較するのが楽しみだ。

インドネシアで日本語を教えていらっしゃる先生。中国で日本語を教えていらっしゃる先生。それぞれ、現在日本の大学(大学院)に留学中、勤務中で、続けてワークショップに参加してくださっている。
大人になってから、日本語を習得なさったという立場で、いろいろ意見を出してくださる。
ほかの参加者からも、「あ、そうか」とスタッフが気づかされることもしばしば。これもワークショップの意義だなあ、と思う。

また、絵心のある日本語学校の先生が、挿絵を描くと、申し出てくださるなど、本当に有り難いことがたくさんある。

何だか、感謝、感謝のブログになってしまった。    松田 記
第27回読みもの作成ワークショップ [2010年04月20日(Tue)]
4月18日 第27回読みもの作成ワークショップ 

参加者12名+スタッフ4名

まず、代表の粟野さんより多読研究会の設立及び活動の説明があった。

次にメンバー紹介。
今日、初めて参加されたのは3人。
まず、中国の大学の先生は、現在日本の大学院へ留学中とのこと。「大学1,2年生に読めるものがなかなかなくて、苦労していた。いきなり、小説は読めない。日本で『よむよむ文庫』の存在を知り、これはいいと思い、参加した」
他に「多読」を卒論のテーマにしたいという大学4年生と日本語教育に興味を持ち始めたという大学院生。

作業開始。今日は、グループを3つにわけ、初心者と2〜3回の参加者には同じ作品、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」を違うレベルで書き換えてもらった。もうひとつのグループは前回からの(梁祝)を続けてもらった。

最終的に・・・。



初心者グループは、「ヘンゼルとグレーテル」をレベル2に書き換えた。子供たちを森に捨てるというのを父親が納得するように、森の中の家においてくるという設定に変更。他のグループより「へ〜」という驚きの声あり。

2〜3回経験者のグループは、まず前回の作品「田舎のネズミと町のネズミ」の検討を済ませる。参加者の一人が挿絵まで描いて持ってきてくださった。
次に「ヘンゼルとグレーテル」をレベル3に書き換える。使える語彙が多くなるので、比較的スムーズな文に書き換えることができた。

経験者グループ
先月の続きの「梁祝」。
レベル4では、あまりにも使えない語彙が多いので、レベル4にするか5にするかで迷う。
あきらめる、あわてる、自信がある、必死に頼むなど・・・。迷いながら、ゆっくりのペースだが2章まで進めた。


初参加の方の感想。

・同じ話でもレベルが違うとこんなに違うのかというのがわかって面白かった。
・わかりにくいところは省略したが、改ざんしてでも読み手が納得できるようにしないといけないのかどうか・・・。
・雰囲気を残しながら簡単なものに変えるという過程が面白かった。

小田
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