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奉仕「日本語多読」チームが日本語学校の学生と交流! [2013年07月20日(Sat)]
7月18日(木)

今日は、都立大田桜台高校の奉仕「日本語多読」クラスと日本語学校の学生との交流会が行われました。

大田桜台のこのクラスの学生は、この1年を通じて、日本語学習者のための多読教材作りをします。
大田桜台高校は、英語多読を導入していて、やさしい英語の本には日頃たくさん接しています。その経験を生かし、今度は逆に日本語多読の本を作ってみようという企画です。
学習者の身になって、やさしい言葉でわかりやすく、そして面白いものを作るのが課題ですが、やさしい日本語の感覚をつかむのが、高校生には難しいところです。
「自分が英語で会話するとき、どんな言葉を使う?」
「一文に情報が多く詰め込まれた長い文は、難しいでしょう? 短く切って!」
とさまざまな言い方をして、わかってもらおうとするのですが・・・。

3回目の今日は、実際に日本語を習いたての外国人のみなさんと話をしてみよう、通じなければ通じるように言い換えてコミュニケーションを楽しもうということで、古巣のJET日本語学校の学生さんに来てもらいました。
4月から日本語を勉強し始めて、わずか3か月という初級の学生さんです。
高校生もいつになく緊張してインタビューに臨みました。
しかし、ところが・・・すばらしくコミュニケーション能力が高い学生ばかりで、高校生にとってそれほど苦労しなくても話が通じてしまったかも。

20130718-1.jpg

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しかし、後で、「やさしい言葉で話す難しさを感じました」という感想も聞かれたので、それなりに得るところがあったかな・・・というところです。

この経験を生かして、いっそう身を入れた本作りが進むといいなと思っています。
(粟野)
高校生の「日本語多読」ボランティア活動 [2013年06月20日(Thu)]
2013年6月13日(木)
都立大田桜台高校にお邪魔しました。
今年で4年目になる「日本語多読・奉仕」の指導です。
大田桜台高校は英語多読に力を入れている学校です。日頃読んでいる英語の本と同じコンセプトの日本語多読本を、日本語学習者のために作り、日本語多読活動に奉仕するというのが「奉仕」授業の目的です。今回の訪問では「リライト指導」に加え、私たちの手作り本の制作のお手伝いもお願いしました。

語彙リストと文型表の説明をしてから、「浦島太郎」をやさしく書き換える課題を出すと、さっさと班にまとまってスタートしたはいいのですが、どうしてもひとつひとつを「翻訳」する班が出てきます。

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「かめをいじめるの『いじめる』は語彙リストにないでしょう?」
「あ、じゃあ、ぶつ?!」
「ぶつだって〜きゃー(笑い止まらず)」
お箸が転がってもおかしいお年頃です。
さすがに原文の「おらの勝手だろ」は難しい語彙だと判断して省いていますが、
「涙をこぼしながら」はノーチェック。何人かが「泣きながら」に直していましたが。
そんなこんなで、できあがったリライト文がちっともやさしくなっていないグループも。
英語の時間、しゃべる内容を言わせると、まさに「やさしい英語」。そう、それを日本語に応用して・・・。
高校生には「やさしい日本語」の感覚をつかむのがなかなか難しいようです。ま、徐々にね・・・。

2時間目は、JGR多読文庫の印刷した紙を折って、ホチキスで留めてもらいました。
さすがに30人ともなるとあっというまに各班20部ずつ仕上げてくれました。

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7月には、留学生との交流も予定しています。
高校生諸君が徐々に、日本語を客観的に見られるようになり、高校生の自由な発想で、学習者のために楽しい本を制作してくれることを祈っています。
(粟野)