7月18日(木)
今日は、都立大田桜台高校の奉仕「日本語多読」クラスと日本語学校の学生との交流会が行われました。
大田桜台のこのクラスの学生は、この1年を通じて、日本語学習者のための多読教材作りをします。
大田桜台高校は、英語多読を導入していて、やさしい英語の本には日頃たくさん接しています。その経験を生かし、今度は逆に日本語多読の本を作ってみようという企画です。
学習者の身になって、やさしい言葉でわかりやすく、そして面白いものを作るのが課題ですが、やさしい日本語の感覚をつかむのが、高校生には難しいところです。
「自分が英語で会話するとき、どんな言葉を使う?」
「一文に情報が多く詰め込まれた長い文は、難しいでしょう? 短く切って!」
とさまざまな言い方をして、わかってもらおうとするのですが・・・。
3回目の今日は、実際に日本語を習いたての外国人のみなさんと話をしてみよう、通じなければ通じるように言い換えてコミュニケーションを楽しもうということで、古巣のJET日本語学校の学生さんに来てもらいました。
4月から日本語を勉強し始めて、わずか3か月という初級の学生さんです。
高校生もいつになく緊張してインタビューに臨みました。
しかし、ところが・・・すばらしくコミュニケーション能力が高い学生ばかりで、高校生にとってそれほど苦労しなくても話が通じてしまったかも。


しかし、後で、「やさしい言葉で話す難しさを感じました」という感想も聞かれたので、それなりに得るところがあったかな・・・というところです。
この経験を生かして、いっそう身を入れた本作りが進むといいなと思っています。
(粟野)