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日本語教材まつり2011 [2011年10月29日(Sat)]
10月23日(日)

永福町のアルクで、ボランティア対象の「日本語教材まつり2011」が開催された。初の試みで、アルク、アスク出版、ココ出版、スリーエーネットワーク、凡人社、による、教材の紹介とその使い方のワークショップ。

春原憲一郎さんの基調講演を皮切りに、『J.Bridge 』、我らの『よむよむ文庫』、『にほんご これだけ!』、『日本語おしゃべりのたね』の著者が講演した。

どれもみな、文法を教えるのではない、運用力をつける、身につくやりかたを目指すという共通項があった。一言で言えば、キーワードは、”たくさん”。

多読研究会からは、代表の粟野が、「よむよむ文庫」と多読について話した。

冒頭、「多読」ということばを知ってる方は?に、想像以上に手が上がる。しかし、「よむよむ文庫」を初めて見た人にも、想像以上に手が上がった。


まだまだ、知られていない。てことは、こういう企画はかなり、意味があると言うこと!!!

さて、「よむよむ文庫」(アスク出版)「JGR多読文庫」(研究会作成)、その他絵本や漫画、など、実物を見せながら、多読のやりかたを説明。



ボランティアでの実践例と、その効果を、DVDも使い、3人の例を取り上げた。一人は、聞き読みしながら話す力もぐんぐん蓄えたAさんの例。「舌切り雀」を4分かかって再現するAさんの姿にはいつ見ても感動する。その他、Bさん、Cさんは、多読によって文字を獲得していった例。Bさんが後でインタビューに答えて、「漢字には二つの読み方がある」と自分で発見している姿と「これによって変わったことがいっぱいある」と目を輝かしてうれしそうに語る姿も印象的。見ているみなさんも、同じ感動を味わっていただけていたらいいのだが。

みなさん、かなり熱心に聞いてくださり、質問も活発に。終了後も、多くの方が、本を手にとって、いろいろ質問も。次の演者の準備の邪魔になってしまうので、強制終了した。笑顔



アスク出版の好意で、「よむよむ文庫」を一冊ずつお土産に。みなさん、ほんとにいいんですか?と、驚きつつ喜んでいました。

川本記

追伸:スピーカーの粟野より。

後日、参加者のみなさんの感想が届いた。84人参加中44人からの回答。
本当に熱心な聴衆でした。
中から、二つ紹介。

「話し方が要領を得ない」というお叱り。
確かに、しゃべりが下手です。修業が足りません。次回(あるとすればですが)は、もっとすっきりお話しできるように練習します。

もうひとつ。
「教えなかったら、間違ったままで定着してしまう。教えることは大切だ」という趣旨の感想。
「教えない」の説明が足りませんでした。
「教師は教えない。読みものが十分先生になっている。私たちが口を挟む必要はない」と言えばよかったでしょうか。教師の役目は、たくさんのテキストと学習者を十分コミュニケートさせることです。そこから学習者に自ら学んでいってもらうのが多読です。
残念ながら、教師は知識を教えられても、教えることで日本語をできるようにはできない、というのが私たちの考えです。私の後の岩田先生も澤田先生のキーワードも同じく「教えない」だったと思います。

この講演後、27日の「多読のためのリライト講座」へのお申し込みが3件ありました。
うれしい反応です。
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