「文字・語彙を教える」P.96 [2011年10月30日(Sun)]
もうだいぶ前ですが、イタリアの日本語教師Iさんから、こんなメールをいただきました。
国際交流基金日本語教授法シリーズ「文字・語彙を教える」(ひつじ書房)で 「多聴」とともに「多読」が紹介されています。(P.96〜99) 非母語話者の日本語教師も多く読んでいるシリーズなので、 多読教育に興味を示す外国人教師も今後増えていくのではないでしょうか。 「え?知らなかった!」というわけで、早速「文字・語彙を教える」を購入、読んでみました。 ふむふむ・・・。P96に「語彙学習と多読・多聴」とあります。 多読や多聴が読解力、聴解力を高めるために有効な学習方法だと報告されていますが、語彙学習の点でも役立つ方法です。・・・(中略)・・・、多読、多聴が語彙学習に貢献するのは、たくさんの既習語と自然な文脈の中でくり返し出会う機会を作るという点にあります。既習語とのくり返しの出会いによって、その語の記憶が強化されることはもちろん、文脈からのさまざまな情報により、それぞれの語の知識を深めていくことができます。 そして、多読の素材として、「レベル別日本語多読ライブラリー にほんごよむよむ文庫」とウェブサイトまで紹介されています! きれいになったサイトに大勢の人が来てくれるといいなあ。 (粟野) |