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jhospitalship@yahoo.co.jp
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海岸線は長い [2009年09月30日(Wed)]
海岸線の長さと、医療施設を持った船舶の台数を国別に比較して見ます。
日本の海岸線は、29,751kmで世界6位です。
では、1位はカナダ202,080km病院船を保有している、アメリカ合衆国は、8位19,924km、中国は11位14,500kmです。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より、

アメリカ合衆国は、日本のおよそ、2/3の長さで、2隻の病院船とその他に医療施設を装備したドック型輸送揚陸艦が4隻、強襲揚陸艦が9隻、空母が11隻を保有しています。さらに空母・揚陸艦以外の保有しているの他の戦艦にも医療施設があります。
中国は日本のおよそ1/2の長さで、最新の岱山島(920型)1隻、その他に南康級を保有しています。
しかし、日本には、専用病院船はありません。医療施設が有る船は南極観測船・海上自衛隊の艦船等数隻ありますが、アメリカ合衆国の比ではありません。

海外支援をも考える時、日本近隣の国、フィリピンの海岸線は36,289kmインドネシアは54,716kmあります。

四方を海に囲まれた島国日本で、海を利用した、海上交通を活用した、医療活動が無いに等しいのが不思議です。


【過去の記事:海外の病院船】

【過去の記事:病院船動画】


<画像:https://blog.canpan.info/ngosinano/img/304/jpship.jpg>
病院船を望む声 [2009年09月29日(Tue)]
病院船を望む声は数多くあります、
災害時には、陸上の交通に頼らない、海上輸送が適しています。
病院船は海上輸送の船舶だからこそ、災害時に役立つのです。

病院船の建造の新聞記事がありました。



淀川ネイチャークラブ
http://www.jin.ne.jp/koyo/nature/nature.htm
http://www18.ocn.ne.jp/~supcync/sub2.html会長

淀川フォーラム実行委員長 の小竹武先生も病院船の必要を訴えています。
トランタンネットワーク新聞社
スペシャル対談 > 2006年11月号
↑新聞の内容は著作権上掲載できなのでリンクを御覧ください
医療スッタフの分離 [2009年09月28日(Mon)]
医療スタッフの分離
病院船の建造に反対の意見もあります。病院船の実現性を抑えている要因の一つに、日常時(災害の発生していない普通の日)にどの様に運用するかです。
病院船建造反対の議論は、医療スッタフを丸抱えした、常設病院船を想定しているからです。費用対効果を考察した時に「費用の割りに効果が少ない」と言う意見です。常設の場合、当然医療スタッフの人件費が毎日発生するから、経費が多くなります。
私の病院船構想は、医療スタッフの分離です。病院船運営団体は、医療スタッフを持たず船舶の運航スタッフだけです。
災害時は、災害派遣医療チームDMATが乗船して活動します。
医療スッタフは、全て日常(通常時)自分の医療機関にて活動しています。災害時だけ緊急援助隊として活動します。

災害派遣医療チームDMAT=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%BD%E5%AE%B3%E6%B4%BE%E9%81%A3%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0
炊き出し [2009年09月24日(Thu)]
災害時の初期に不自由なのは、食事です。そこで、必ず必要なのが炊き出しが必要です。
「炊き出し(たきだし)とは、大災害や大事故が発生したときに、避難民や被災者に対し、飲食を提供する行為。」

『炊き出し』と言えばおにぎりです。
病院船の船内におにぎり製造機を設備します。病院船は、長さ:240m幅:30mの船体ですから、船内に給食施設を設けるスペースはあります。
おむすびの元になるご飯は、お米と水があれば炊けます。お米は、備蓄米を使用し、水は燃料電池が空気中の水分から取り出せます。

「おむすび成形機」なるものがあります。1時間あたり5000個の生産能力があるらしく、10時間稼動で5万個、20時間稼動で10万個のおむすびを作れる事になります。これはスグレモノですね。
シェア8割だそうです。

不二精機株式会社=http://www.fuji-seiki.co.jp/cgi-bin/prod/list.cgi?category=おにぎり関連

ご飯を炊くのは、炊飯ロボットです。

サタケのHP
40釜/h 1釜7kg=280kg/h で 15m×6m=90m2 のコンパクトなスペースで可能です。


LED照明 [2009年09月24日(Thu)]
LED照明・LED電球は、諸費電力の少ない・発熱量の少ない照明です。
鳩山首相が提唱する「地球温暖化ガス排出量25パ−セント削減」
我が国、日本が世界に先駆けて国際公約した「地球温暖化ガス排出量25パ−セント削減」の元になるのが、LED照明です。それはなぜ?
消費電力が4.1WのLED電球と従来の40W形白熱電球を比べると、方や40W方や4.1wですから、1/9の電力ですみます。寿命はLDE4万時間対白熱球1000時間ですから、40倍です。40000/24=24時間つけっぱなしで4年半、1日8時間ですと14年近くもつ優れ物です。
ぜひ、このLEDを船内の照明に使えないかと思うわけです。
LEDを採用した手術室用無影灯は、最大のメリットは熱が出ない事です。皆様、ご承知の様スポットライトの光をあびると熱くなりますね、照明器具からは、光だけでなく熱も出ています。実際に家の蛍光灯を触って見てください、蛍光灯は白熱球に比べ発熱は少ないですが、熱いですね。
その分、熱が放出されています=地球温暖化は、チョット言いすぎかもしれませんが、照明から出る熱→部屋の温度上昇→部屋の温度を下げるため空調機(エアコン)を運転→消費電力が増える→発電所の運転が増える→CO2の排出が増える。です!
同じ明るさで、1/9の電力ですむLEDは、発熱量も1/9です(単純計算ですが)、自分(照明)だけのエネルギー消費量だけでは無く、室温を下げために今まで運転していたエアコンの運転が少なくなりますから、LED照明器具は自身が電力消費を1/9した以上の消費エネルギー全体のの削減になります。
もっと、細かい事を言うと40回電球を取り替えるところを、1回ですみます。電球を取り替えるには、電球を買いに行かないとならない!脚立を用意して・脚立に登らないといけない!の一連の作業が全国で1/40になるのですから、地球温暖化ガス排出量の削減につながるのです。

参考りんく=東芝ライテックのHP

手術室の照明もLEDのものがあります

第一照明のHP
医療用ベット [2009年09月23日(Wed)]
前回は手術室でしたね。もう一つ、病院船の必需品にベットがあります。



単に電動で起き上がられるだけでは、無い様です。色々な工夫がされています

株式会社プラッツの説明動画http://www.platz-ltd.co.jp/mov/index.html

フェルカー

シーホネンス

パラマウント


医療船の手術室 [2009年09月21日(Mon)]
病院船=医療支援船の医療施設は、今までこのブログで詳しく述べていません。
私は医療については、素人だからです。医療施設について、少しだけ説明します。
一番重要になるのが、手術室です。
通常、病院の手術室は従来、手術をする場所ごと、診療科ごとに専門の手術室を持つのが普通でした。例えば、手術室-1は、整形外科。手術室-2は、脳神経外科。手術室-3〜5は、外科と泌尿器科と言うように用途ごとにわかれます。
戸田建設と東海大医学部のコラボで開発したのが、あらゆる術式が可能な「コンバーティブルな手術室」です。

戸田建設のHP<画像:http://www.toda.co.jp/news/2006/images/200608283.gif>
今までの手術室ではいくつかの問題点が発生する。特定の術式専用室として整備された手術室では、他の術式に対応できず空いている手術室を利用するといった発想自体が成立しなくなってしまう。
「コンバーティブルな手術室」はあらゆる術式に対応可能なため、複数の手術室での運用対応が可能となり、手術室全体での高回転・高効率化が可能となる。

開発にあたっては、各術式ごとの手術室内レイアウトを検証、術式ごとの特徴を把握すると同時にコンバーティブル化の問題点を抽出する作業を行った。従来の手術室は5mx6mの長方形が一般的であったが、手術機器をレイアウトしてしまうとスタッフが動くスペースが十分では無く、これを改善するには長辺方向に7mが必要であることがわかった、次に様々な術式でのスタッフの立ち位置や機器の配置検討を行い、汎用性向上のための対応を検証した。特にどの術式においても麻酔医の位置が手術室のある一点から動かさずにすむことがわかり、コンバーティブル化に非常に有利であることがわかった。また、手術室の寸法は手術台が移動・回転することを考慮し、縦横の概念を取り払った7mx7mの正方形形状とした基本レイアウトを作成した。
りんく=http://www.toda.co.jp/news/2006/20060828.html
戸田建設の手術室のHP
災害時の医療現場では、どんな症例の患者さんが来るか予想がつきません。
病院船の手術室は、どの様な症例=術式にも、対応の可能な「コンバーティブルな手術室」で建造します。
犬のお父さん入院する [2009年09月20日(Sun)]
犬のお父さん入院する!


おなじみのSoftBankのCMです、前回のCMで、落下してきたピアノの下にいる女の子を助け、
ピアノの下になったお父さんですが、





犬のお父さんのピアノのCMが放映された時期はちょうど防災の日(9月1日)のころでした
入院している犬のお父さんの所へ家族揃ってお見舞いですね。この『家族揃ってお見舞い』が重要なのです。
『家族揃ってお見舞い』にいける近くの病院に入院している必要があります。災害時には、数多くの負傷者が発生します、災害発生地の医療機関(病院)だけでは、収容しきれません!国の想定計画では災害発生地から離れた地域の病院へ広域搬送になりなす。隣の県の病院に入院とか、さらに遠い病院に入院ですと、『家族揃ってお見舞い』は、お見舞いする家族にとって、時間・費用が負担になります。
災害発生地の医療を補完するのが病院船(医療支援船)です。


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病院船(医療支援船)とは・・・【過去の記事】

コメントに答えて [2009年09月18日(Fri)]
9/18に【病院船のコスト試算の記事】https://blog.canpan.info/ngosinano/archive/363
ぷよぷよ氏よりコメントをいただきました、ありがとうございます。
コメントの内容は

Q.山中様の病院船計画と私が紹介したスパーロック・ケネス・R. 米国陸軍中佐の病院船とは運用思想が大きく違うので単純比較はできないと思います。

A.回答させて頂きます、
私の病院船計画は、医療スタッフを自前で持たない計画です。
【過去の記事】ソフトとハードの分離[2009年08月27日(木)]
【過去の記事】病院船の運用コスト[2007年02月14日(水)]

ケネス中佐の計画は医療スタッフも含めた病院船艦隊を想定しています。
病院船の運用の運用思想が違うので、単純比較はできません。その通りです。


ただ、1点ご理解いただきたい点はケネス中佐は6隻の病院船を艦隊として運用することを想定して「イージス駆逐艦1隻分」(1400億円はぷよぷよ調べ)と試算されていますので、山中様の病院船を仮に6隻調達した場合の費用220億円×6隻=1320億円と大差ないということです。

その通りです、病院船の建造費から算出すると、「イージス駆逐艦1隻分」の建造費で病院船6隻を調達できるのです。
ちなみに、建設中止になった八ッ場(やんば)ダムの総事業費は4600億円です。
詳細asahi.com

【以前に病院船の金額を比較した記事です】病院船の値段[2007年02月12日(月)]

Q.あと、質問なのですが、費用の見積もりの中で、病院船として使用するための訓練を行う日が記載されていないのですが、訓練はいつするのでしょうか?

回答させて頂きます、
費用の見積もりですが、

【病院船のコスト試算の記事】https://blog.canpan.info/ngosinano/archive/363
の表は、長距離フェリーのものです。誤解の無いように、ただし船舶の詳細な運用コストを試算した唯一の資料です。

ご質問の災害派遣医療チーム(DMAT)の病院船での訓練・研修ですが、
1工程は3泊4日か4泊5日が妥当と思います。以前の記事に書いた日常の健診・医療活動のように、船内には患者さんは乗船していないため、研修中に災害が発生した場合は、研修中の災害派遣医療チーム(DMAT)を乗せたまま、そのまま災害地へ移動できるため、患者さんの下船に掛かる時間を考慮しなくてもよいので、2泊3日でなくてもよいのです。
3泊4日の災害派遣医療チーム(DMAT)の研修を一年間に10回行なうと、4×10=年間40日・20回ですと、4×20=年間80日になります。
研修は災害派遣医療チーム(DMAT)だけではありません、JDR国際緊急援助隊医療チームも当然研修を行なう事になります。
さらに、総合防災訓練にも、病院船は参加しないと、災害発生時の総合連携の訓練になりません。
予め、年間の予定スケジュールを決め、スケジュールによる運航する地域を特定した運用をする事により、日常の地域健診・地域医療と訓練は両立できます。
そのために、病院船の日常活動はスケジュールの固定しやすい健康診断に使用します。あえて病院船の日常医療活動を、難易度の高い高度医療手術施設が必要な手術の中から緊急性の必要が無い手術だけに限定しています。
【過去の記事】運用計画案[2006年12月06日(水)]

ご声援に、感謝しております。病院船(医療支援船)の実現に向けがんばるblogです、ご支援のほどよろしくお願いいたします。


米国陸軍中佐 [2009年09月17日(Thu)]
「スパーロック・ケネス・R.」氏の論文、
『病院船――日本の必需品――』
から、続きです。『病院船』から

リンク先=防衛省防衛研究所 防衛研究所紀要第11巻第2号2009年1月

今日の病院船は、仕様、機能、任務などさまざまであるが、救援を提供することによってその役割が認識されている。『1977 年6 月8 日の国際的武力紛争の犠牲者の保護に関し、1949 年8 月12 日のジュネーブ諸条約に追加される議定書(第一追加議定書)』によると、救援活動や負傷者の治療を行う、事前に指定された艦船又は、その意思が明確に表示されている艦船には、特別な保護が与えられ、戦争行為に従事することは禁じられている。

国際登録は維持されていても、各艦船は、戦争に派遣される前にその地位を更新しなければならない。多くの国家が病院船を所有していると主張しているが、病院船の国際登録を丁寧に検証すると、その多くは医療設備を持つ、二重の役割を備えた軍事艦船であることが明らかになると思われ、それらは本当の意味での病院船ではない。現在、14 の国家と4の非政府組織が病院船として登録された艦船を保有している。
【関連記事】ジュネーヴ条約https://blog.canpan.info/ngosinano/category_2/

今日の病院船
登録されているほとんどの艦船は、地域的な調査や救助のために設計されており、非常に限定的な災害救援能力しか持たず、一部屋のみが治療用に割り当てられているに過ぎない。米国と中国が所有している艦船が、すべての面において病院としての機能を備えている。
手術室・病室を持つ船は数多くあります、がしかし、その船舶を総て病院船と呼べるかと言うと違います。手術室が1室だけで、簡易的手術だけの施設もあれば、病室も5.6床だけの場合もあります。
【関連記事】 海外の病院船
【関連記事】病院船動画

何度も出てきますが、病院船のメリットは船だからこそ、船の特性の特性を生かし
@緊急な医療を必要とする地域に迅速に到着できる、
A自給自足及び自己完結的であり、地上に基盤を置くインフラから自立しており、被災地域において完全な能力を発揮できる、
B被災地域への影響を最小限に止める(地上に基盤を置く場合、現存するインフラを使用しなければならず、その結果、それを必要としている被災者が使用する機会が減少する)、
C被害状況から隔離された、安全かつ安定した治療エリアを提供できること、

日本への影響
病院船は、自衛隊の災害救援活動における不足分を補うだけでなく、世界各地での人道支援活動や平和維持活動における自衛隊の潜在能力を発揮するための過渡的な手段となるかもしれない。
日本が導入する病院船の種類や数量によって、日本及び自衛隊が、国内外でどのような役割を果たすのかが決定される。病院船は、現存する諸機関やその機能に取って代わるものではなく、災害救援活動を促進し、総合的な能力を強化するプラットフォームである。病院船は、自衛隊によって、調達・運用・維持され、人員配置に関しては、民間人あるいは自衛隊員との混合となるかもしれないが、災害救援活動に関係する省庁や諸機関からの資金提供など他の調達オプションも検討されるべきである。同様に、人員配置のオプションも、医療、指揮統制、諸機関間協力などを最適化するために調査されるべきである。
民間の力で民間の病院船でも、よい訳です。必要なのは災害時に官民一体となった、最適なオペレーションを実行することです
日本が採用した病院船が先に述べたものと同様の特徴を持っているならば、多くの不足分を補い、新たな非常に優れた災害救援能力を提供することが可能となる。
道路や鉄道が損傷を受けた場合に非常に重要となる。国土の狭い島国日本では、病院船がヘリコプターを装備した場合、何処へでも100%到達可能である。病院船は、大規模避難が必要な場合、人々の輸送手段又は避難場所としても活用できる。

このプラットフォームが、新たな活動の中心となる可能性がある。米国のUSNS マーシーやUSNS コンフォート派遣に対するアフリカやアジア地域からのポジティブな反応によって、この「ソフト・パワー」は、地域の人々の「心をつかむ」強い影響力を持つ

民間人と軍人混合の医療チームが配置された場合、それによって、必要性の高い諸機関間の協力態勢の基盤が提供され、災害救援チームの効率性が大きく向上する。病院船内で日々一緒に勤務することにより、自衛隊、政府の災害救援関係者、非政府組織などが、お互いのことをより深く知るようになり、お互いの任務の性格を理解するようになる。また、お互いの相違点は、年一回の共同訓練や実戦の中よりも、日々の勤務の中で努力して修正することが出来る。

海外での任務への影響
海外でのPKO への自衛隊派遣に関して、現在直面している問題は、軍事力の行使と武器携帯の認可についてである。国際緊急援助隊法は、武器の使用を認めていないため、安全が懸念されている地域への自衛隊派遣を禁止している。、状況が不安定であることが判明した場合は、即座にその地域を離れ、安全な地域に移動することが出来る。さらに、もし、日本が病院船を人道支援活動に用いた場合、PKO の潜在的な主要プラットフォームとして使用することが可能となる。もし、病院船が、何らかの理由で攻撃された場合、その攻撃鎮圧に向けた迅速な行動のための国連の圧倒的支持が得られると思われる。病院船には特別な法的保護が与えられているため、中立性を維持し、防衛システムのみを配備することが出来る。また、敵対行為に参加することは制限されている。

この病院船を用いることで、JDR チームの活動を最大限引き出すことが出来る。病院船に配備された機能は、臨時の野戦病院を遥かに凌いでいる。物資や人員の輸送、飲料水の確保、被災地域への救援隊や装備の輸送などの付加的な能力については言うまでもない。伝統的な役割は別にして、病院船が救援活動の指揮本部や他のNGO のための調整地点として機能することによって、救援受け入れ国におけるJDR チームの占有面積を縮小することが可能となる。


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